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出張講義:入試案内

平成26年度 講義一覧

カテゴリー一覧

カテゴリーA 情報・通信・メディア

講義No. タイトル 内容
担当講師
1 なぜ「光ファイバ通信」か? 光ファイバ通信回線が多くの家庭に導入されていますが、光ファイバ通信が他の通信方式と比べてなぜ、そしてどこが優れているかはあまり知られれていません。この講義では、光ファイバの特長に重きをおいて「光は本当に速いか?」などを切口に光ファイバ通信のしくみやその将来について紹介します。
【キーワード】光ファイバ、電磁波を用いた通信、光と電波の違い

2 エンタテインメントのためのインタフェース、エンタテインメントとしての研究 ヒューマンインタフェースは従来、使いやすさや直感性などの観点で評価されてきました。しかしゲームなどのエンタテインメントがインタフェースの重要な応用分野となった今、楽しさ、愛らしさ、恐ろしさをもつ感性的インタフェースも研究対象となっています。本講義では触覚インタフェースを中心にそうした研究を紹介すると共に、研究をどう進めるかという問いから研究そのものがエンタテインメントである事も伝えたいと思います。
【キーワード】ヒューマンインタフェース、バーチャルリアリティ、インタラクティブシステム

3 コンピュータウィルス入門 コンピュータウィルスの基礎について講義する。コンピュータウィルスとは何か、コンピュータウィルスの歴史、最近のコンピュータウィルスに含まれる攻撃技術、コンピュータウィルスによる被害を防ぐための最新技術などについて話します。
【キーワード】セキュリティ、OS、プログラム

4 私たちの暮らしを支える情報通信 携帯電話や地上デジタル(地デジ)放送といった身近な情報通信の概要をやさしく解説します。また、地上デジタル放送を例として画像通信の仕組みも説明します。
【キーワード】電波、携帯電話、地デジ放送

5 体験する数学とソフトウェア 数式の計算を行うソフトウェア、幾何学・作図ソフトウェア、証明支援システムを用いて、数学を体験しながら学びます。ソフトウェアの支援により、教科書に書かれていないようなことを生徒に自力で自由に体験してもらいたいと思います。
【キーワード】数式処理、作図ソフトウェア、機械証明

6 「顔」を工学的に科学する 誰にも馴染の深い「顔」に対しては、工学的立場に限っても非常に幅広い立場から取扱いがなされている。本出張講義では、顔画像の特徴や印象をコンピュータで取扱う最先端の技術について紹介し、これを通じて物事に対する工学的な考え方、取扱い方がどういうものであるかの一端について理解を深めてもらいたいと思います。
【キーワード】顔画像、コンピュータ、工学的考え方

7 暗証番号の次に来る認証方法は? 情報システムを支えるセキュリティ技術の一つに個人認証(暗証番号、パスワード)があります。多くの人は、普段の生活を通じてこの技術を利用していることと思います。この個人認証という技術について、様々な手法とその利点/欠点を解説し、さらに研究として試みられている将来の個人認証手法に関する研究動向を紹介し、安全を確保することの難しさを知ってもらえればと思います。またこの身近な技術も研究対象であるということを知ることで情報通信分野への関心を強めてもらえればと思います。
【キーワード】暗証番号、本人認証、セキュリティ

8 ネットワーク社会を支えるプロセッサ達 我々のパソコンや携帯電話をはじめ、様々な情報機器、社会基盤の中で頑張っているプロセッサ。そこに込められている驚異的な技術や、基本的な動作原理、そしてこれからどうなっていくのか。目まぐるしい進歩が続く分野の最先端の模様を紹介する。
【キーワード】コンピュータ、プロセッサ、ムーアの法則

9 おはなし電気通信の世界 情報通信に不可欠な電磁波(特に電波)の振舞いを念頭に、低周波(直流を含む)から高周波までの電気・電子回路の振舞いを高校で習得する数学の知識で理解できるよう、できる限り定性的に講義します。講義時間の関係で上記全般でなく、その一部となることも想定しています。場合によっては簡単な関連する実験も考えています。SI国際単位系、電気計測(不確かさ、有効数字)を背景に講義(実験)を行います。最先端の高周波計測に関する研究の解説講義も可能です。具体的内容は受講生の様子により適宜変化します。
【キーワード】電気回路、電子回路、高周波回路

10 人を刺激するインタラクティブ技術 インタラクティブ技術は、ヒューマンインタフェースを構成する要素技術の一つです。もともとこの技術は、様々なシステムの使いやすさを向上させるための技術として研究されていました。しかし最近では、ゲームなど、エンタテイメント性の高い、人の感性を刺激するようなシステムのための技術としても研究されるようになっています。本講義では、飛行機のコックピットやエンタテインメントなど、幅広い領域におけるインタラクティブ技術について紹介します。
【キーワード】インタラクティブ技術、エンタテインメント、ヒューマンインタフェース

11 D級オーディオアンプのロバストディジタル制御 オーディオアンプとしてD級アンプと呼ばれスイッチングアンプが使用され始めています。オーディオアンプにはどのようなスピーカが接続されても同じ特性が維持されることが望まれます。D級アンプを広帯域にし、かつ種々のスピーカに対応できるようにするロバストディジタル制御法を講義する。
【キーワード】D級アンプ、ロバスト制御、ディジタル制御

12 電波で地球・宇宙を探る 皆さんが携帯電話や地デジなどでおなじみの電波とは、どういう性質を持っているのか、何が測れるのか、またその利用価値が何なのか興味はありませんか。電波を使って、地球や宇宙の目に見えない物理的様相を明らかにすることができます。このように有用な電波観測は、工学技術の進歩に大きく依存していますので、理学と工学の関係も簡単に説明します。
【キーワード】電波、宇宙・地球、リモートセンシング

13 宇宙からの眼 衛星に搭載したカメラやレーダを用いて物体から反射もしくは放射される電磁波をグローバルかつ高精細に観測し、陸、海洋、大気、オゾン層など地球で起きている様々な環境変化を監視するリモートセンシング技術について概説します。
【キーワード】リモートセンシング、環境監視、電磁波

14 人の認知能力とその工学的応用 人の持つ様々な認知能力を効果的に利用したメディアの可能性についてお話します。特に、五感の相互作用である共感覚的能力や言語情報の効果的な利用方法について考えます。
【キーワード】認知、言語、工学的応用

15 思考ゲーム研究の現状と展望 人間トップに迫るコンピュータ囲碁・将棋
現在人間のトップクラスに迫る勢いのコンピュータ将棋、コンピュータ囲碁の基礎的な技術からトレンドの話題について、対戦結果などを紹介しながら、解説していく。
【キーワード】ゲーム情報学、認知科学、人口知能

16 サービス・サイエンス -サービスや教育における個人差の分析を中心にー

21世紀に入り、世界経済の中でサービス分野の占める割合が非常に高くなっており、日本でもGDP、従業者数共に70%以上となっている。そのため、サービスに関する研究の必要性が高まっている。また、サービス利用者の生活スタイル、価値観、経済環境の多様化から、利用者の特性を詳細に分析し、それぞれのニーズに適したサービスを提供・開発することが重要となってきている。ここでは、統計学とマネジメント手法を組み合わせて開発された「顧客タイプ別サービス効果分析システム」等の最新研究事例を紹介する。また、小・中・高校生のための統計的問題解決能力向上のための学習支援システムも紹介する。
【キーワード】統計分析、マネジメント、分析・支援システム

17 地理情報とビッグデータ

私たちの日常生活では、様々な場面でウェブ上の地図が利用されています。これは、緯度・経度・高度など場所特有の情報から構成される地理情報を基盤としています。また、近年ではビッグデータという巨大かつ複雑なデータ集合も着目され、いかに私たちの生活のために便利に利用するかという研究も進みつつあります。この講義では、地理情報を持つビックデータについて解説し、これが実際にどのように役立つのか紹介します。
【キーワード】地理情報、ビッグデータ、ウェブ上の地図

カテゴリーB 機械・ロボット

講義No. タイトル 内容
担当講師
1 ヒトのように考える仕組み ロボットをコントロールする一手段としてのニューラルネットワーク、その仕組みを生体計測しながら紹介します。
【キーワード】計測、筋肉、ニューラルネットワーク

2 制御システムセキュリティ

電子制御は家電、自動車、交通システム、スマートハウスなどあらゆる所で市民に利便性を提供している。しかしながら、この制御系を狙ったサーバー攻撃が頻発している。この攻撃に対する取り組みの一つとして電通大も組合員を勤める制御システムセキュリティセンターが2011年に設置された。この経緯と動向を講演する。

【キーワード】電子制御、セキュリティ、組込機器

3 サイボーグ技術と医用福祉機械の展開 人の考えていることや運動意図を、情報処理的に推定することにより、外部の大型の機械などを自由に動かせるような時代が到来します。本講義では、生体電気活動の計測方法から、運動意図の推定法、ロボットなどの制御応用について講義を行います。
【キーワード】人と機械の融合、サイボーグ、生体電気活動

4 ロボットは何からできている?~ロボット要素工学概論~ ヒューマンアシストロボットを例として知能機械システムの構成と機能について説明します。さらにそれらを実現するための要素技術(機構・機械要素、電気電子回路、アクチュエータ、センサ、コンピュータ、ネットワーク)を概観し、要素技術の実像として、歯車、ロータリエンコーダ、画像センサを解説します。
【キーワード】ロボット、メカトロニクス、知能機械システム

5 人間のような知能をもったロボットは作れるか? ロボットは人間のような柔軟な知能をもち得るのでしょうか?この問題の前には、たくさんの壁が立ちはだかっています。そもそも知能とは何なのでしょう。例えば、私達が普段何気なく使っている言葉の意味や、それを「理解する」とはどのようなことでしょう?あらためて考えてみると、これは難しい問題であることに気づきます。この講義では、「理解の仕組み」を足がかりに、真の知能をもったロボットを作る試みについてお話します。
【キーワード】知能ロボット、脳、認知心理

6 産業を支える工作機械 世の中の全てのモノは、工作機械によって作られています.工作機械は、全ての工業製品を作り出す機械、「マザーマシン」であり、工作機械に関係する技術は、ものづくりにおいてもっとも影響力のある基盤技術です。本講義では、工作機械の基本的な考え方について分かりやすく説明するとともに、産業界で使用されている実例について映像を使って紹介します。
【キーワード】ものづくり、工作機械、ロボット

7 メカトロニクスとロボット 機械分野では重要な技術であるメカトロニクスとは何かを説明します。またその実例として、ロボットに各種センサを取り付け、物体の把持、衝突回避などの動作を行っている様子をビデオを用いて示します。
【キーワード】メカトロニクス、ロボット、センサ

カテゴリーC 数学・物理学・化学・生物学

講義No. タイトル 内容
担当講師
1 エレクトロニクスを志向した化学とは 我々の生活に溶け込んで、そのありがたみに気付かなくなっているものがたくさんあります。携帯電話ひとつ取ってみても、ディスプレイ、バッテリー、カメラ、メモリ等々のように先進技術の塊です。日進月歩の技術革新の裏にはどのような物理化学が使われているのでしょうか。10歳くらい上の先輩たちが研究開発の主力となって働いています。皆さんがいま勉強している理科が、近い将来必ず役に立つということを語ろうと思います。
【キーワード】材料科学、ナノテクノロジー、固体

2 先端化学を学ぼう/ホタルに学ぶ光の化学 大学ではどのように化学を学ぶのか。論理的に説明される『大学の化学の授業』の入り口を紹介し、それを基に最先端の化学研究の面白さ を解説します。さらに、講師の専門である「光の化学」について、ホタルなどの生物発光の紹介とそれがどのように役に立つのか、簡単な蛍光色素 や化学発光の演示をしながら説明します。
【キーワード】大学の化学、光の化学、生物・化学発光

3 光科学の最先端 物理学という美しい学問体系への入門的な話に引き続き、先端的な科学研究の例として、光科学分野における近年の興味深い話題のいくつかを紹介します。
【キーワード】物理学、光科学、レーザー

4 超伝導とその応用 低温の意義、超伝導現象について、またその応用として、電力、材料、エレクトロニクスなどについてお話しします。
【キーワード】超伝導、エレクトロニクス、量子コンピュータ

5 光学の基礎からナノフォトニクスへ 光学は物理学の中でも最も長い歴史をもつ学問分野です。レーザー技術の進歩により、光子(フォトン)を利用するナノテク、「ナノフォトニクス」へと発展しています。本講義は「光学の基礎」を解説し、ナノフォトニクスを支える非線形光学や近接場光学という「常識を超えた新しい光学」を紹介します。レーザーを用いたデモ、3次元写真ホログラムの鑑賞により、分散、偏光、干渉、回折といった光の振る舞いを実際に目で見て理解を深めて頂きたいと思います。
【キーワード】光学、レーザー、フォトニクス

6 コンピュータシミュレーションで探るナノワールド~原子・分子ブロックで物質を組み立てる~ マクロスコピックな物質の性質(電気伝導、磁性、色、堅さなど)は、実は原子レベルに遡って理解することができます。逆に、原子の並べ方を制御することで、望みの機能を持った物質・デバイスを設計することも可能なはずです。これを「原子レベル物質設計」といいます。実験と理論をつなぐもう一つの研究の柱である「計算科学」の物質設計に果たす役割をわかりやすく講演します。
【キーワード】計算科学、材料の物性と機能、シミュレーション

7 有機金属化学では何ができるのか? 2010年のノーベル化学賞はR. F. ヘック、鈴木章、根岸栄一、3人の先生のパラジウム触媒によるクロスカップリング反応の研究に与えられました。この研究を含む有機金属化学という研究領域は、日本の化学の得意分野です。これらの化学の何がすごいのか、何に役立つのかわかりやすく解説します。時間がゆるせば高校の勉強が大学での学問にどうつながっていくかについてもお話できればと思います。
【キーワード】有機金属化学、クロスカップリング反応、触媒反応

8 魔球の秘密 変化球の秘密を解き明かすために、ボールに働く力(ボールと空気との運動量交換)を「渦」に着目して説明する。また、様々なスケールの「渦」が、工学的な機器(自動車、飛行機など)や地球環境問題(オゾンホール、地球温暖化)で果たす役割について概説する。
【キーワード】渦、抗力、揚力

9 脳のつくり方と使い方 脳の回路がどのように形成され、経験によってどのように精緻化されるかについて、視覚を例にとってお話します。また、記憶・学習・思考の中心にあるワーキングメモリについて神経科学の観点からお話しし、勉強方法のヒントを与えます。
【キーワード】神経科学、自己組織化、視覚、記憶、学習、思考

10 生物の機能を実用化する ホタル生物発光はライフサイエンスの分野で実用化されている。現在、特に再生医療・がん研究の可視化技術として国際競争になっている。身近な生物の機能を最先端科学技術に利用する実例を紹介する。
【キーワード】ホタル生物発光、ライフサイエンス、実用化

11 ダイヤモンドを科学する ダイヤモンドは古代から、人々を魅了し続けています.ダイヤモンドはなぜ美しいのか、なぜ固いのか.今後人類はダイヤモンドをどのように利用していくのか.”ダイヤモンドの不思議について解説します。”
【キーワード】ダイヤモンド、炭素、結晶

12 娯楽数学入門 娯楽数学(recreational mathematics)の入門の講義を行う。パズルの必勝法、パラドックス、ジャンケンの一般化などを題材に、楽しんで数学を学ぶ方法を伝える。
【キーワード】娯楽数学、離散数学、パズル・ゲーム

13 脳とこころの情報科学 もし私たちの脳の活動の様子から、脳がやり取りしている情報を解読できれば,私たちが見ているものを映像として画面上で再生したり、あるいは考えている内容すらも読み取ったりすることができるかもしれません。このような技術はSFの世界で古くから描かれてきましたが、最近の技術進歩によってその可能性が現実のものとなってきました。講義では、ヒトの脳の働きを探り、脳の情報を解読するこの最新技術についてお話します。
【キーワード】脳、感覚知覚、情報

14 手作りの顕微鏡で原子を観よう 先の尖った金属の針を固体表面に近づけると、わずかに離れているにも関わらず針と固体表面との間に電流が流れる。このトンネル電流と呼ばれる電流は針と固体表面の距離にとても敏感で、固体表面の原子レベルの段差によっても大きく変化するため、固体表面上に並んだ原子の様子を観ることができる。この原理を利用した顕微鏡(走査型トンネル顕微鏡と呼ぶ)の手作りについて、作製時のエピソードも交えて分かりやすく説明する。
【キーワード】走査型トンネル顕微鏡、表面原子、ナノテクノロジー

15 干渉する極低温原子の世界 どのような物質も粒子性と波動性を兼ね備えている。私達の普段の世界と量子の世界の違いは、この2重性の度合だ。ほぼ絶対零度に冷やすと原子は波のように干渉する。スリットに原子の波動を通して干渉させると、地球の回転速度や重力加速度が計れる。量子の世界の運動を表すシュレーディンガー方程式を計算機で解くと、量子の世界のシミュレーションが行える。冷却原子、原子干渉計、計算機シミュレーションなどについて説明する。
【キーワード】量子の世界、極低温、干渉する原子

カテゴリーD 電子・デバイス

講義No. タイトル 内容
担当講師
1 赤外線通信を探る 便利な電気・情報機器が身のまわりにあふれていますが、そこで使われている情報伝達の一例として、赤外線通信を取り上げます。例えばテレビなどのリモコンで使われています。受講者が「赤外線検出器」の回路をそれぞれ組んでみる予定です。デジタル信号がやりとりされている様子を実際にみてみましょう。
【キーワード】光、赤外線、情報

2 太陽光発電の基礎と新展開(ナノメートルの粒でパワー・アップ!) 半導体における光吸収とエネルギー変換についての基本物理を解説し、太陽光発電のメカニズムの理解を深める内容とする。また、現在の太陽光発電の開発状況や今後の展望について述べる。特に、ナノメートルの粒(量子ドット)を用いた高い変換効率の太陽電池の研究開発についても分かりやすく説明する。
【キーワード】太陽電池、半導体、エネルギー

3 計算する電子回路 - ディジタル回路とトランジスタ - コンピュータでは、トランジスタのスイッチングを利用した2進数の計算(ディジタル計算)を使用しています。その一つ一つの動作は単純ですが、半導体集積回路(LSI)内に作りこまれた膨大な数のトランジスタを使うことで、複雑な計算を高速に実行しています。本講義では、トランジスタを利用した計算方法の初歩と、コンピュータ発展の歴史について解説します。
【キーワード】トランジスタ、ディジタル、2進数

カテゴリーE 総合

講義No. タイトル 内容
担当講師
1 世界とは何だろう 世界とは何でしょうか。このような問いが生じることは少ないかもしれません。しかし、一度このような問いが生じてしまうと、いままで当たり前だと思っていた世界が不思議なものに見えてきませんか。これに対しては、究極の解答というものはありません。しかし、解答がなくとも、私たちにとって世界はつねに――それほど意識せずとも――何らかの仕方で問題となっています。また、自分なりの仕方でこの問いに取りくまなくては、世界が見通しのきくものとなることはいつまでたってもないでしょう。与えられた解答を丸暗記するのではなく、自ら問いを立て、その問いの解決に向けて道を切り開くという大学らしい思考の仕方に触れてみませんか。
【キーワード】世界、人間、思想

2 理工系をめざす諸君、英語を手に世界へ 理系を志す学生よ、数学と理科と英語を
理系クラスのみなさん、みなさんの多くは、英語に対してよいイメージを持っていないかもしれません。私の高校時代の理系志望の学生の多くもそうでした。特に数学に秀でていたあるクラスメートは、「英語は暗記すればなんとかなる、程度の低い教科だ」と言っていました。しかし、工学部の大学生は、英語から逃れられません。大学4年生の卒業研究では、英語の論文を大量に読まされます。大学院生(電気通信大学の学生は6割以上が大学院に進学します。年々比率は高くなっています)は、海外で英語で発表することを勧められます。会社では、アジアを中心に外国の企業との交流を頻繁に行わなければなりません。もちろん英語で。英語を軽んじることなかれ。
【キーワード】日本だけではやってはいけない

(*どちらかが対応)

3 体重コントロールを「食べる・身体を動かす」から科学する 体重が増えたり、減ったりすることは、エネルギー消費量と摂取量のバランスで説明がつきます。この原則に従えば、身体をよく動かし、食事を控えれば現在の体重を維持することができます。でもそう簡単にはいきません。そこで、身体にいったい何が起こっているのか、基礎代謝が高い人は太りにくいのか、1日2食と6食はどちらがいいのかなど、身近な疑問を取り上げながら健康的な生活習慣について皆さんと議論していきたいと思います。
【キーワード】身体活動、食欲、エネルギーバランス

4 理系学生のためのキャリア教育入門 理系学生のキャリアデザインを考えるステップについて電気通信大学のキャリア教育の事例を中心に分かりやすくお話しします。また、高校と大学の学びの違い、生活習慣の重要性についてお話しすることも可能です。更にキャリア教育担当教員や保護者向けに理系大学の学生生活、つまずきやすいポイントなどをお話しすることも可能です。

【キーワード】キャリア教育、大学での学び、生活習慣の重要性

共通教育部 特任教授 竹内 利明
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