平成27年度 講義一覧
カテゴリー一覧
Ⅰ類(情報系) メディア情報学プログラム、経営・社会情報学プログラム、
情報数理工学プログラム、コンピュータサイエンスプログラムⅡ類(融合系) セキュリティ情報学プログラム、情報通信工学プログラム、
電子情報学プログラム、計測・制御システムプログラム、
先端ロボティクスプログラムⅢ類(理工系) 機械システムプログラム、電子工学プログラム、光工学プログラム、
物理工学プログラム、化学生命工学プログラム- 総合(外国語、文化、教養、キャリア)
- 注:2016年4月より学域・3類・14の教育プログラム体制をスタートします。最新情報は、本学ウェブサイトにてご確認ください。
Ⅰ類(情報系)
講義No. | タイトル | 内容 担当講師 |
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1 | 体重コントロールを「食べる・身体を動かす」から科学する | 体重の増減は、エネルギー消費量と摂取量に左右されます。基礎代謝が高いと太りにくいのか、1日2食と6食はどちらがいいのかなど、運動と食事の身近な疑問を取り上げながら、健康的な生活習慣について議論していきます。
【キーワード】身体活動、食欲、エネルギーバランス
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2 | エンタテインメントのためのインタフェース、エンタテインメントとしての研究 | ゲームなどのエンタテインメントがインタフェースの重要な応用分野となった今、感性的インタフェースが研究対象となってきました。触覚インタフェースなどの紹介と共に、研究自体がエンタテインメントであることを伝えたいと思います。
【キーワード】ヒューマンインタフェース、バーチャルリアリティ、インタラクティブシステム
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3 | 人の感性・認知能力を尊重した情報処理技術による産学連携 | 個人の感性、人の持つ様々な認知能力を尊重しながら研究室で開発し、産業界で実用化されているシステムを紹介しながらお話します。特に、五感の相互作用である共感覚的能力や言語情報の効果的な利用方法について考えます。
【キーワード】感性、認知、言語、システム開発、産学連携
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4 | 画像の分解と視覚の表現 | 画像を様々な成分に分解して情報を取り出すことは、画像認識のAI技術などに用いられています。この講義では、何の役に立つか分かり難い三角関数を使って現代の画像表現技術と脳内の視覚表現についての議論を行います。
【キーワード】三角関数、フーリエ級数、初期視覚野表現
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5 | 人を刺激するインタラクティブ技術 | インタラクティブ技術は、ヒューマンインタフェースを構成する要素技術の一つです。本講義では、バーチャルリアリティや次世代スポーツ開発など、幅広い領域におけるインタラクティブ技術について紹介します。
【キーワード】インタラクティブ技術、エンタテインメント、ヒューマンインタフェース
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6 | 音を空間で操る | 複数のスピーカーから出る音の大きさとタイミングを周波数ごとに変化させ、空気中で干渉させることで音が強くでる方向をコントロールする技術についてお話します。
【キーワード】スピーカー、指向性、ベクトル
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7 | 画像認識とWebビッグデータ | 写真に何が写っているかをコンピュータに理解させる技術が「画像認識」です。皆さんが何気なくTwitterやYouTubeなどにアップした画像・映像のビッグデータが画像認識の研究に大いに役立っていることを知ってました?
【キーワード】画像認識、ソーシャルメディア、Webマイニング
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8 | サービス・サイエンス -サービスや教育における個人差の分析を中心に- | サービス分野の需要が高まるなか、統計学とマネジメント手法を組み合わせた「顧客タイプ別サービス効果分析システム」などの研究事例や、小・中・高校生のための統計的問題解決能力向上のための学習支援システムを紹介します。
【キーワード】統計分析、マネジメント、分析・支援システム
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9 | 私たちの暮らしと人間工学 | 人にやさしい快適な暮らしや生産・社会システムを実現するためには人間特性への配慮(人間工学)が不可欠です。本講義では、私たちの身の回りのモノや環境を例に人間工学の考え方や方法について説明します。
【キーワード】人間の観察、生体情報計測とモデル化、ユニバーサルデザイン
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10 | 経営情報学への誘い-経営工学で人と社会と地球がもっと好きになる | 経営情報学は、企業や社会のヒト・モノ・カネと情報について、あるべき姿を探求します。経営工学をもとに、暮らしを支えるサプライチェーン(生産・物流)から、地球環境問題や少子高齢化への応用をご紹介します。
【キーワード】サプライチェーン(生産・物流)、地球環境問題、少子高齢化
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11 | 地理情報とビッグデータ | 私たちの日常生活では、様々な場面でウェブ上の地図が利用されています。本講義では、近年注目されている地理情報を持ったビッグデータについて解説し、これが実際にどのように役立つのか紹介します。
【キーワード】地理情報、ビッグデータ、ウェブ上の地図
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12 | 数学を使おう | 数学は無味乾燥で役に立たないものと思われがちですが、実は生活や仕事の役に立ったり、社会に影響を与えたりできるものなのです。そのような使い方の一端を紹介し、高校生の数学に対するイメージを変えたいと思います。
【キーワード】数理モデル 最適化 オペレーションズ・リサーチ
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13 | 思考ゲームをプレイするコンピュータ | プロ棋士を脅かすほど強くなったコンピュータ将棋・囲碁。そのような思考ゲームを題材に、どのような仕組みで動いているのかを概説します。「ゲーム情報学」と呼ばれる分野の歴史と未来についても説明いたします。
【キーワード】人工知能、認知科学、ゲーム情報学
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14 | 娯楽数学入門 | 娯楽数学(recreational mathematics)の入門の講義を行います。パズルの必勝法、パラドックス、ジャンケンの一般化などを題材に、楽しんで数学を学ぶ方法を伝えます。
【キーワード】娯楽数学、離散数学、パズル・ゲーム
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15 | 人工知能が開く未来 | 昔はおもちゃの世界でしか動かないと言われた人工知能。今やチェスや将棋でも人間を凌駕し、モンスターになるのではないかと危惧されています。本講義では、人工知能の生い立ちや歴史、実態を説明し、社会に与える影響を展望します。
【キーワード】人工知能、プログラム、ビッグデータ、ゲーム
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16 | 体験する数学とソフトウェア | 数式の計算を行うソフトウェア、幾何学・作図ソフトウェア、証明支援システムを用いて、数学を体験しながら学びます。ソフトウェアの支援により、教科書に書かれていないようなことを生徒に自力で自由に体験してもらいたいと思います。
【キーワード】数式処理、作図ソフトウェア、機械証明
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Ⅱ類(融合系)
講義No. | タイトル | 内容 担当講師 |
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1 | コンピュータウィルス入門 | コンピュータウィルスの基礎について講義します。コンピュータウィルスとは何か、コンピュータウィルスの歴史、最近のコンピュータウィルスに含まれる攻撃技術、コンピュータウィルスによる被害を防ぐための最新技術などについて話します。
【キーワード】セキュリティ、OS、プログラム
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2 | 暗証番号の次に来る個人認証方法は? | 暗証番号やパスワードによる個人認証には欠点があります。この欠点を補うべく、様々な手法が研究として提案されています。その事例を皆さんに紹介し、安全を確保する個人認証技術が将来どうなるのか、その未来を考えてみたいと思います。
【キーワード】暗証番号、個人認証、セキュリティ
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3 | なぜ「光ファイバ通信」か? | 多くの家庭に導入されている光ファイバ通信。その優れている点とその理由については、あまり知られていません。本講義では、「光は本当に速いか?」などの疑問を切り口に、光ファイバ通信の仕組みや将来について紹介します。
【キーワード】光ファイバ、電磁波を用いた通信、光と電波の違い
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4 | 光ファイバ通信を用いた災害に強い無線通信技術 | 東日本大震災などの災害時でも災害情報や安否確認が行える災害に強い通信技術は重要です。インターネット回線で広く利用されている光ファイバ通信の概要と、これを用いた災害に強い無線通信技術をわかりやすく紹介します。
【キーワード】光ファイバ通信、光ファイバ給電、無線通信
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5 | 電磁波の透視能力 | 電磁波は、通信・放送・計測(携帯電話、テレビ、医療診断、気象レーダ、脳波)などに応用され、我々の生活に密接に関わっています。本講義では、特に人間の目ではみることのできない電磁波の透視能力について、詳しく説明します。
【キーワード】電磁波 計測 イメージング 生体計測 非破壊計測
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6 | 私たちの暮らしを支える情報通信 | アナログとデジタルの違い、デジタルの利点と欠点、情報と通信を組み合わせると実現できる素晴らしい世界について興味がある人向けの講義です。携帯電話や地上デジタル(地デジ)放送といった身近な情報通信の概要をやさしく解説します。
【キーワード】電波、アナログとデジタル、放送と通信、携帯電話と地デジ放送 (埼玉県立浦和高等学校出身) |
7 | 電波で地球・宇宙を探る | 皆さんが携帯電話で使っている電波には多様な性質があります。これらの性質を使うと地球や宇宙の目に見えない様相を明らかにすることができます。どのように測れるのか興味はありませんか?この講義で少し電波の存在が見えるようになることを期待します。
【キーワード】電波の性質、地球と宇宙の物理現象、リモートセンシング (埼玉県立浦和高等学校出身) |
8 | 機械工学と医療:聴覚を対象とした様々な取り組み | ヒトの聴覚は様々な音を聞き分けますが、その仕組みは精密機械のようであり、機械工学の視点から、難聴の治療法などを開発することができます。本講義では、機械工学の医療への関わりについて聴覚を例として説明します。
【キーワード】振動計測、シミュレーション、医用機器
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9 | 宇宙からの眼 | 衛星に搭載したカメラやレーダを用いて物体から反射もしくは放射される電磁波をグローバルかつ高精細に観測し、陸、海洋、大気、オゾン層など地球で起きている様々な環境変化を監視するリモートセンシング技術について概説します。
【キーワード】リモートセンシング、環境監視、電磁波
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10 | 制御システムセキュリティ | 家電、自動車、交通システムなど、あらゆる場面で利用されている電子制御システム。この制御系を狙ったサーバー攻撃に対抗するべく「制御システムセキュリティセンター」が設置されました。その経緯と動向を紹介します。
【キーワード】電子制御、セキュリティ、組込機器
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11 | D級オーディオアンプのロバストディジタル制御 | オーディオの世界にD級アンプと呼ばれるスイッチングアンプが使用され始めています。D級アンプを広帯域にし、かつ種々のスピーカに対応できるようにするロバストディジタル制御法を講義します。
【キーワード】D級アンプ、ロバスト制御、ディジタル制御
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12 | 脳とこころの情報科学 | 脳の活動から脳のなかの情報を解読できれば、見ているものを映像として画面上で再生したり、考えている内容を読み取ったりできるかもしれません。ヒトの脳の働きを探り、脳の情報を解読する最新技術についてお話します。
【キーワード】脳、感覚知覚、情報 (富山県立高岡高等学校出身) |
13 | ヒトのように考える仕組み | ロボットをコントロールする一手段としてのニューラルネットワーク、その仕組みを生体計測しながら紹介します。
【キーワード】計測、筋肉、ニューラルネットワーク
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14 | ロボットは何からできている?~ロボット要素工学概論~ | ヒューマンアシストロボットを例として知能機械システムの構成と機能について説明します。さらにそれらを実現するための要素技術を概観し、要素技術の実像として、歯車、ロータリエンコーダ、画像センサについて解説します。
【キーワード】ロボット、メカトロニクス、知能機械システム
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15 | 「顔」を工学的に科学する | 「顔」は、工学的立場に限っても幅広い観点から取り扱われています。顔画像の特徴や印象をコンピュータで取り扱う最先端の技術について紹介し、それを通じて物事に対する工学的な考え方の一端に触れてもらいます。
【キーワード】顔画像、コンピュータ、工学的考え方
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16 | メカトロニクスとロボット | 機械分野では重要な技術であるメカトロニクスとは何かを説明します。またその実例として、ロボットに各種センサを取り付け、物体の把持、衝突回避などの動作を行っている様子をビデオを用いて示します。
【キーワード】メカトロニクス、ロボット、センサ
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17 | ロボットの制御 -賢い動きをどう実現する?- | ロボットは、時には人間と比較にならないほど「賢く」動くことができます。それはどのような理論や技術によって実現され、高校で学ぶ内容とどう関係しているのか? 様々なロボットや電通大での研究例を挙げながら解説します。
【キーワード】ヘビ型ロボット、ロボット工学、制御工学
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18 | 人間のような知能をもったロボットは作れるか? | ロボットは人間のような柔軟な知能をもち得るのでしょうか? 言葉の意味を「理解する」だけでも難しいことに気づきます。この講義では、「理解の仕組み」を足がかりに、真の知能をもったロボットを作る試みについてお話します。
【キーワード】知能ロボット、脳、認知心理
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19 | サイボーグ技術と医用福祉機械の展開 | 人の考えていることや運動意図を、情報処理的に推定することにより、外部の大型の機械などを自由に動かせるような時代が到来します。生体電気活動の計測方法から、運動意図の推定法、ロボットなどの制御応用について講義を行います。
【キーワード】人と機械の融合、サイボーグ、生体電気活動
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Ⅲ類(理工系)
講義No. | タイトル | 内容 担当講師 |
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1 | 魔球の秘密 | 変化球の秘密を、ボールに働く力(ボールと空気との運動量交換)を「渦」に着目して説明します。また、様々なスケールの「渦」が、工学的な機器や地球環境問題(オゾンホール、地球温暖化)で果たす役割について概説します。
【キーワード】渦、抗力、揚力
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2 | ものづくりを支える工作機械 | 世の中に存在するすべてのモノは、工作機械によって作られています。工作機械は、すべての工業製品を産み出す母なる機械、「マザーマシン」です。本講義では、工作機械の歴史や特徴のほか、実例についても映像を使って紹介します。
【キーワード】ものづくり、工作機械、ロボット
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3 | ダイヤモンドを科学する | ダイヤモンドは古代から、人々を魅了し続けています。ダイヤモンドはなぜ美しいのか、なぜ固いのか。今後人類はダイヤモンドをどのように利用していくのか。”ダイヤモンドの不思議について解説します。”
【キーワード】ダイヤモンド、炭素、結晶
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4 | 赤外線通信を探る | 情報伝達の一例として、テレビなどのリモコンで使われている赤外線通信を取り上げます。受講者には実際に「赤外線検出器」の回路を組んでもらい、デジタル信号がやりとりされている様子を実際にみてみましょう。
【キーワード】光、赤外線、情報
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5 | 超伝導とその応用 | 低温の意義、超伝導現象について、またその応用として、電力、材料、エレクトロニクスなどについてお話しします。
【キーワード】超伝導、エレクトロニクス、量子コンピュータ
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6 | コンピュータシミュレーションで探るナノワールド~原子・分子ブロックで物質を組み立てる~ | 原子の並べ方を制御することで、望みの機能を持った物質・機能性素子を設計することを「原子レベル物質設計」といいます。実験と理論をつなぐ「計算科学」の物質設計に果たす役割についてお話しします。
【キーワード】計算科学、材料の物性と機能、シミュレーション
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7 | 高分子の新機能探索 | 本講義では、光合成を例に自然界の高分子の優れた機能を紹介するとともに、最新の人工高分子デバイスの紹介を行います。話に応じて、原子間の結合、光の吸収放出、透明の定義などの基礎的な事柄を説明します。
【キーワード】高分子、導波路、光弾性 (神奈川・慶應義塾湘南藤沢高等部出身) |
8 | 計算する電子回路 -ディジタル回路とトランジスタ- | コンピュータでは、半導体集積回路(LSI)内の膨大なトランジスタを使い、複雑な計算を高速に実行しています。本講義では、トランジスタを利用した計算方法の初歩と、コンピュータ発展の歴史について解説します。
【キーワード】トランジスタ、ディジタル、2進数
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9 | 太陽光発電の基礎と新展開 *ナノメートルの粒でパワー・アップ! | 半導体を用いた太陽電池における光吸収やエネルギー変換の基礎について解説します。また、太陽電池の研究開発の状況や電通大で研究を進めているナノメートルの粒(量子ドット)を用いた太陽電池についても簡単に紹介します。
【キーワード】太陽電池、エネルギー、半導体
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10 | 手作りの顕微鏡で原子を観よう | 走査型トンネル顕微鏡(STM)は、表面上の原子を観察したり、原子や分子を操作することも出来ます。ナノ・サイエンスやモノ作りの魅力を知ってもらおうと、STMやそれに関連した顕微鏡の手作りの話をします。
【キーワード】走査型トンネル顕微鏡、ナノテクノロジー、原子・分子
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11 | 光学の基礎からナノフォトニクスへ | レーザー技術の進歩により、光学は光子(フォトン)を利用するナノテク、「ナノフォトニクス」へと発展しています。「光学の基礎」から、ナノフォトニクスを支える非線形光学や近接場光学など「常識を超えた新しい光学」を紹介します。
【キーワード】光学、レーザー、ナノフォトニクス
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12 | 光科学の最前線 | 物理学という美しい学問体系への入門的な話に引き続き、先端的な科学研究の例として、光科学分野における近年の興味深い話題のいくつかを紹介します。
【キーワード】物理学、光科学、レーザー
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13 | 量子暗号の不思議 | オンラインサービスの発達によって、暗号はわたしたちの暮らしに欠かせないものとなっています。新しい暗号の仕組みである量子暗号と、それを支える量子力学の不思議について、簡単な実験をまじえて解説します。
【キーワード】量子力学 暗号 通信
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14 | 光の新技術に向けた精密計測と情報処理 | 計測や通信、情報処理の分野において期待されている光情報処理。光波を時・空間的に制御することにより、3次元物体の計測や、超高速な映像識別など、新しい技術を実現することができます。身近な例を示しながら光工学の面白みをお伝えします。
【キーワード】光計測、映像識別、ホログラフィ (栃木県立栃木女子高等学校出身) |
15 | 摩擦のひみつ ~ ナノテクで切り拓く省エネの切り札 | 私達は、分子のボールを転がして摩擦を小さくしたり、分子のテープを貼り付けて摩擦を大きくする研究を進めています。最先端のナノテクで摩擦を制御して、 究極の省エネを目指す現場をイラストを交えて紹介します。
【キーワード】摩擦、ナノテクノロジー、省エネ、分子
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16 | 固体、液体、気体、、、その次は? ~熱い!プラズマの世界~ | 固体、液体、気体の三態は小学校でも習います。では、気体状態にある物質を更に加熱するとどうなるでしょう? それは「プラズマ」と呼ばれる第四の状態です。宇宙や核融合実験など幅広い世界で活躍するプラズマの面白さを紹介します。
【キーワード】プラズマ、核融合、太陽 (栃木県立足利高等学校出身) |
17 | 原子の世界を支配する物理 ~量子力学の不思議~ | 原子のようなミクロな世界では、私たちが日常慣れ親しんでいる物理(古典力学と言います)が通用しません。ミクロな世界を支配する「量子力学」の不思議な世界を、高校生にも分かりやすく紹介します。
【キーワード】原子、量子力学、ミクロ (栃木県立足利高等学校出身) |
18 | 時とバネと衛星と冷却原子と相対論の関わり | 大航海時代には実用的な時計がなく、多数の船が難破しました。この「経度問題」は巧妙なバネ仕掛けの時計で解決されました。今では原子時計に基づくカーナビで位置が分かりますが、それには重力による時のずれの補正が不可欠です。
【キーワード】時間、冷却原子、相対論、重力、原子時計、現代物理学
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19 | エレクトロニクスを志向した化学とは | 我々の生活に溶け込んでいるスマホや情報腕時計は先進技術の塊です。日進月歩の技術革新の裏にはどのような物理化学が使われているのでしょうか。皆さんがいま勉強している理科が、近い将来必ず役に立つということを語ります。
【キーワード】材料科学、ナノテクノロジー、固体
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20 | 古くて新しい炭素材料の世界 | 炭素は自然界に広く存在するなじみ深い元素ですが、近年でもフラーレン、ナノチューブ、グラフェンなどとして活発に研究されています。この講義では炭素の化学の基礎から新しい炭素材料の研究例まで紹介します。
【キーワード】炭素材料、フラーレン、ナノチューブ
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21 | 筋肉細胞のサイエンス | 最新のバイオイメージング技術を紹介して、筋肉細胞が動く仕組みを解説します。筋力トレーニングとマラソントレーニングの違いを、筋細胞の視点から考えてみましょう!
【キーワード】スポーツ科学、バイオイメージング、生体工学
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22 | タンパク質と生命 | ヒトの体内には10万種類を超えるタンパク質が存在し、代謝や免疫などにおいて重要な働きを担っています。講義では、「タンパク質とは何か?」に始まり、その立体構造から生命現象の解明に迫る研究についてお話します。
【キーワード】タンパク質、立体構造、代謝
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23 | 先端化学を学ぼう:ホタルに学ぶ光の化学 | 論理的に説明される『大学の化学』の入り口と先端化学の面白さを紹介します。さらに、講師の専門である「発光の化学」を基に、ホタルなどの生物が光る仕組みとその利用について、蛍光色素や化学発光を演示しながら説明します。
【キーワード】大学の化学、発光の化学、生物・化学発光
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24 | 世界最先端技術を実用化するということ | 全人類的課題のひとつである医療は、もはや医学分野だけでは解決できない段階になっています。そこで、理工学が先端医療技術を切り開く可能性について、電気通信大学の技術実用化事例を元に解説します。
【キーワード】がん、再生医療、イメージング
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総合(外国語、文化、教養、キャリア)
講義No. | タイトル | 内容 担当講師 |
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1 | 脳のつくり方と使い方 | 脳の回路がどのように形成され、経験によってどのように精緻化されるかについて、視覚を例にとってお話します。また、記憶・学習・思考の中心にあるワーキングメモリについて神経科学の観点からお話しし、勉強方法のヒントを与えます。
【キーワード】神経科学、自己組織化、視覚、記憶、学習、思考
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2 | 英語を学んでトクをしよう! | 理系志望者にも英語学習が必要なのは、入試で必修だからだけではなく、脳がすべて活性化し、全人的な成長が可能なため、理系科目の学習にも大きな効果が見られるからです。この講義では、そのメカニズムを学びます。
【キーワード】理系にも英語学習 脳の活性化 全人的成長
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3 | 英語プレゼンテーション | プレゼンテーションの大切な要素のひとつにengagement(観客との関わり方や引きつける要素)があります。多くの日本人英語学習者が苦手とするこのengagementに注目し、英語によるプレゼンテーションを実践的に行います。
【キーワード】英語、プレゼンテーション、学内英語環境紹介
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4 | Heと「彼」は同じ? | 英語と日本語は違いより共通項がずっと多い。共に「与える」は「誰に、何を」を必要とします。違いは? He を「彼」と訳しますが、普段「彼」をめったに使いません。日本語と英語について考えてみましょう。
【キーワード】Have と Be, 雨ニモマケズ、基本語彙・構造
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5 | 理系学生のためのキャリア教育入門 | 理系学生のキャリアデザインについて電気通信大学のキャリア教育を中心に分かりやすく紹介します。高校と大学の学びの違い、生活習慣の重要性、理系大学の学生生活などのテーマ設定が可能です。生徒向け講義のほかに生徒と保護者同席の講義や保護者向け講演も可能です。
【キーワード】キャリア教育、大学での学び、生活習慣の重要性 共通教育部 キャリア教育部会 特任教授 竹内 利明 |
6 | 世界とは何だろう | 世界とは何でしょうか。これに対して、究極の解答というものはありません。与えられた解答を丸暗記するのではなく、自ら問いを立て、その問いの解決に向けて道を切り開く、そんな大学らしい思考の仕方に触れてみませんか。
【キーワード】世界、自分、生活、思想
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7 | キャリアを考える~大学選びと就職の間の大学生活とその先の人生をよりよくするために | 高校卒業後のゴールというものは大学入学や就職に考えがちです。そもそもどこにゴールを設定するのか、ゴールに至るために何をすればいいのか、そんなことを考えるのがキャリア教育です。まずはキャリアを考えてみましょう。
【キーワード】キャリア、進路、意思決定
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