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オープンキャンパス・進学説明会:入試案内

平成25年度第1回オープンキャンパス 公開研究室一覧 情報理工学部 先進理工学科

情報理工学部先進理工学科では、次の研究室が研究内容を公開します。

開催時間

11時00分から15時00分(随時入場可)

公開研究室一覧

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
電子工学コース

【情報通信】

『低電力集積エレクトロニクス』
本研究室は創研3年目の若い研究室です。超低電力LSI設計技術や低電力システム技術等の低電力技術及び低電力技術を活用してバッテリレスセンサネットシステム等の新しいアプリケーションを開拓し、環境改善や安心安全な社会を実現する技術の研究をしています。 当日は、以下を紹介します。
  • ・電力センサによる電力見える化の実演
  • ・MEMS共振器、超低電力LSI設計技術等
(東34号館1階114号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『 シリコンフォトニクスとダイヤモンド-IV族元素を中心とした材料・デバイス開発-』
大型計算機から携帯電話にいたるまで、電子機器の発展は半導体LSI技術に支えられてきました。シリコンLSIは開発が進み、21世紀に入りデバイスサイズの縮小化は量子限界に、そしてクロック周波数は金属配線の伝送帯域の限界をむかえます。一方、環境問題からハイブリットカーや電気自動車に必要なハイパワーデバイスの開発が盛んに行われています。これらのLSIやパワーデバイスはIV族元素半導体で支えられています。本研究室では、IV族元素半導体であるSiの新しいパラダイムであるシリコンフォトニクスや、究極の半導体といわれるダイヤモンドの合成に取り組んでいます。公開では本研究室の取り組みをポスターで紹介します。
(西1号館2階213号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『安全・安価な材料を用いた環境に貢献する科学技術』
  • 1. 安価な方法による機能性炭素膜(DLC)作製
  • 2. 可視光/酸化物半導体を用いた環境浄化
  • 3. レーザーを用いた微粒子、薄膜作製
  • 以上のうち特に1.を紹介します。
(西2号館4階411号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『計算機シミュレーションで探るナノスケールの世界』
最先端のシミュレーション技術を駆使して、ナノスペースで繰り広げられる原子・電子の振る舞いを追いかけています。特に、低炭素社会に向けて、逆に「固体の炭素」を積極的に利用した物質設計、スピンを利用したスピントロニクスに興味を持っています。
(西2号館3階308、309号室)

【情報通信】

『半導体の製作及び評価』
これまでに応用されていない材料の開発、LED発光効率の向上や、欠陥密度の解析など、基礎から応用に至るまで、守備範囲の広い研究をしています。以上のことを、これまでの研究成果と自らの研究テーマを交えて修士1年生たちが紹介し、実験室等を公開します。
(東31号館1階ロビー)

【ナノテクノロジー・材料】

『電子や磁束量子を1個ずつ操作する電子素子』
ミクロの世界は「量子力学」に支配されています。量子力学特有の現象を「量子効果」と呼びます。本研究室では,量子効果を利用した電子素子による「電子」や「磁束量子」の操り方とその応用について,パネルを使って紹介します。 また、「磁束量子」を操るときに使われる超伝導体の特殊な性質を見ていただくため、『浮き磁石』の実演を行います。
(西8号館7階718号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『半導体量子ナノ構造の展開』
量子効果を示すナノメートルサイズの半導体微結晶(量子ドット)を用いることにより、超低消費電力の高性能な光通信用半導体レーザーや一個の電子で動作させる単電子トランジスタ、単一の光子を発生させることで高いセキュリティーをもつ量子暗号通信用デバイス、さらには高い電力変換効率をもつ太陽電池など、様々な次世代デバイスへの応用が期待されています。本研究室では、その魅力的な半導体量子ドットの作製、評価、デバイス応用について紹介します。
(西8号館5階502号室)
『放射光X線吸収分光法(XAFS法)を用いた次世代燃料電池触媒とグリーンプロセス触媒の開発に関する研究』
家庭用燃料電池エネファームは世界に先駆けてわが国が初めて商品化に成功したが、将来の脱炭素・水素社会を牽引する燃料電池自動車の開発は一段と困難です。しかし、資源・エネルギーに乏しく自然災害多発のわが国が将来にわたり生き残りをかけ持続的社会を構築するためには、無尽蔵な水素を燃料とするクリーンでパワーのある「燃料電池」で世界を先導することが必須であり、そのための科学技術は我が国が解決すべき喫緊の課題の一つと位置づけられています。この課題解決を目指して、本研究室では燃料電池車実用普及のためのNEDOプロジェクトを遂行しています。
(1) SPring-8放射光施設に建設した世界最先端の電通大XAFSビームラインの写真展示、研究成果PPT紹介
(2)電気化学測定系
(3)燃料電池発電装置系を紹介します。
またグリーン触媒反応プロセスを紹介します。
(東6号館3階305、307、317号室、東9号館3階301号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『新規高効率ナノ蛍光材料の開拓 』
ナノサイズの新規半導体蛍光材料を開拓する研究を紹介します。チオシリケートとよばれる各種シリコン硫化物や、極小サイズのシリコン、酸化亜鉛などの半導体を創製しています。低消費電力の光電子素子や表示機器につながる、高輝度高効率でかつ波長制御可能な各種蛍光体をめざして研究しています。
(東6号館4階403号室)

【情報通信】

『アナログ回路およびデジタル回路のICチップ設計』
IC設計室、学生室の紹介をします。集積回路についての説明をします。
西8-213号室にて、アナログ回路、デジタル回路のICチップ設計の流れの実演と研究室の紹介を行います。集積回路に興味がある、新しい回路、面白い回路を設計してみたいといったことに興味がある人を歓迎します。
(西8号館2階213号室、217号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『微小な超伝導トンネル接合を用いた量子素子』
Josephson接合の一種である超伝導トンネル接合を微細化して得られる、電荷とJosephson位相の競合する接合は、たとえば量子ビットへの応用など、新奇な機能の可能性を秘めています。
本研究室では、ナノメートル領域の超伝導トンネル接合からなる素子を作製し、新奇な電気伝導現象や電気的な機能を研究しています。実験室は、微細素子の作製現場であり絶対零度近くの極低温での計測現場です。その実験機器を紹介します。
(東6号館4階417号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『半導体電極を用いた光-化学エネルギー変換素子の開発』
半導体薄膜製造装置および電極評価装置の紹介をします。
小野 洋 研究室
(東34号館1階108号室)

【ものづくり技術】

『励起エネルギー転移をテーマとした新規デバイス』
本研究室では、植物の光合成を応用した太陽光発電を目指しております。自然界の植物や一部の細菌は、炭素や水素などのありふれた元素のみを用いて、非常に効率の良い光収穫を行っています。光合成の仕組みは未だ謎が多く、毎年新た構造や形態が明らかとなってきています。 また、光合成タンパク質であるLH1-RC とLH2 の配列に倣って蛍光体をナノパターニングする事で、最も効率の良いエネルギー移動構造を構築する事を目先の目標とし、半導体プロセスに代表される微細加工技術から、タンパク質や熱可塑性プラスチックなどを扱う有機分子技術にまたがって研究を展開しております。これらの試作品とポスター解説を展示しております。
(東6号館3階ロビー)
光エレクトロニクスコース

【フロンティア】

『毎秒100ギガビットの高速かつ省エネルギーな光エレクトロニクスデバイス』
本研究室では小型な光半導体で発生する超高速現象を応用して、毎秒100 ギガビット(現在の通信速度の100 倍)以上の光信号を直接制御する高速で省エネルギーなデバイス研究をしています。 国内・国外機関と産学官交流し、従来の通信方式の限界を超えた全光方式の確立を目指し、少しずつ成果を積み重ねています。 当日は、高速光信号の発生・制御を実演、解説します。その他にもパネルを用いて、超高速な光信号の生成や処理、光半導体の応答特性評価の研究等を紹介します。
(西2号館3階301、302号室)

【環境】

『レーザー技術の極限化と非線形光学の新しい展開』
2010年はレーザー誕生から50周年、2011年は非線形光学誕生から50周年を迎える記念すべき年でした。レーザー技術、及び、それと互いに相補的な関係にある「光科学」は、この間、目覚しい発展を遂げました。50年を経た現在もその勢いは衰えていません。得られた知見は、現代のナノテクノロジー・材料、ライフサイエンス等の様々な重点科学技術分野におけるイノベーション創出に不可欠なものとなっています。
/ 本研究室は、この50年間の発展を土台として、現代的なセンスで「非線形光学」の新しい可能性を探求しています。当日は、研究室を全て公開します。
(東6号館6階613号室、622号室)
『超精密知的光計測・制御技術の研究』
新しい高品位な極限光源である超短パルスレーザーと光周波数コムを用いた超精密計測・制御の研究を行っています。形状、距離のセンシングやイメージング、分光などの新計測手法を開発しています。研究内容をポスター展示します。同時に、模擬講義と実験室にて研究内容紹介を行います。
(東6号館3階ロビー、4階421号室、東5号館3階ロビー)

【ナノテクノロジー・材料】

『ナノコンポジットマテリアルとそのフォトニクスへの応用』
本研究室では光により多次元フォトニック結晶構造を形成できる光重合性ナノコンポジットマテリアルの開発とそのフォトニクスへの応用の研究を行っています。今回の公開では、ナノ微粒子やナノ結晶を光重合性ポリマーへ分散したナノ微粒子?ポリマーコンポジットを用いたホログラフィックデジタルデータ記録や液晶分散ポリマーによる光スイッチングのデモンストレーションを行います。また、非線形光学への応用や量子力学の基礎やライフサイエンス・医療分野への応用が期待される中性子ビームのホログラフィックな制御についても紹介します。
富田 康生 研究室
(西1号館2階201、202、203、204号室)

【フロンティア】

『超短パルスレーザーが拓く新しい科学』
超短パルスレーザーを用いて、巨大惑星内部や太陽表面状態を模擬した極限状態を作り、その物性を評価する研究を行っています。当日は、本研究室のレーザー施設を見学できる予定です。
米田 仁紀 研究室
(西7号館1階101号室)

【情報通信】

『レーザーの新機能・極限技術』
  • 短波長コヒーレント光源開発
    • 未開拓領域の光へ
  • 高安定化レーザーシステム
    • 究極の高品質レーザー光へ
  • 低雑音光の発生
    • 自然限界を越える光技術へ
  • 非古典的量子光ビーム発生
    • 新しい光の性質を求めて
(西2号館4階401号室)

【情報通信】

『バイオとナノフォトニクスの融合』
塩濃度の高い環境で生育する高度好塩菌の細胞膜にはバクテリオロドプシンと呼ばれる光受容タンパク質が存在します。動物の視物質ロドプシンと非常に似ていて、輪郭強調や動画検出といった視覚情報処理機能をもっています。このタンパク質を用いた視覚機能光センサーの作製や量子光学への応用研究を行っている実験室を公開します。
(西2号館4階402、406、408号室)

【情報通信】

『電子情報ディスプレイおよびシステムに関する研究』
プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイの低電力化、高画質化に関する研究を紹介します。
志賀 智一 研究室
(西8号館5階518号室)

【フロンティア】

『レーザー研究最前線』
レーザーは光科学の根幹を担うキーデバイスです。私たちは、次世代レーザーを目指し、新手法・高出力化・高機能化・新材料に取り組んでいます。フォトニックバンドギャップ、マルチコアなどの先端微細構造ファイバー導波路により高度に電界制御されたレーザーや、セラミック技術により可能になった新材料・新機能性デバイスによる高出力・超短パルスレーザーなど、私たちが研究・開発している世界最前線の新しいレーザーの数々について、パネルと実験室ツアーで紹介します。
(西7号館6階613号室)

【情報通信】

『超高出力レーザーを用いた光波の制御』
本研究室では、光数サイクルの超短パルスレーザー、TW級の超高出力レーザー電場を用いて、物質を変調したり、光電場そのものを制御したりしています。
(西7号館2階213号室)
『超高安定化レーザーとその応用』
衛星搭載用周波数安定化レーザー、超狭線幅レーザー、ファイバーモードロックレーザーなど、レーザーの周波数安定化システムを中心に各種レーザーの紹介を行います。
(西7号館6階613号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『半導体ナノ材料を用いた次世代太陽電池に関する基礎研究』
本研究室では、「半導体ナノ材料の光エネルギー変換基礎過程と光機能性発現との相関」を中心的テーマとして、次世代太陽電池に関する基礎研究を行っています。現在は、特に以下の課題を重点的に研究しています。
  1. 半導体量子ドットと色素を用いた安価・高効率次世代太陽電池の作製と各種特性評価およびメカニズムの解明
  2. 高速レーザー分光法を用いて、半導体量子ドットと色素の光励起電子の緩和ダイナミクスの評価
当日は、具体的な研究内容と高速レーザー分光装置を含む主な設備を紹介します。
(東6号館5階506号室)

【情報通信】

『光情報処理と先端光計測』
光は電磁波の一種であり、振幅(電場や磁場の値の振れ幅)、位相(振動の山や谷のタイミング)、偏光状態(電場や磁場の振動方向の偏り)によって特徴付けられます。この3つを正確に測ったり自由に制御することで、光の特色を生かした新しい機能や技術を生み出すことを目指しています。今回は、リアルタイムのホログラムを用いたらせん状の波面をもつ特殊な光ビームの発生や、縞画像処理によるリアルタイムの3次元物体形状計測を中心に紹介します。
(東6号館6階617号室)

【情報通信】

『光でつくる新しい計測技術と情報処理―ナノ計測から高速マルチメディア検索―』
本研究室は、光技術を基に、画像処理技術、情報・IT技術などを融合した新しい計測システムと情報処理システムの研究開発を行っています。たとえば、光の干渉作用を利用して、透明な細胞などをナノオーダで計測するシステムを構築しています。従来の位相差顕微鏡等では見えない、細胞の劣化情報や癌化した細胞の情報等を高精度に可視化することが可能です。また、光相関機能とホログラム光メモリを利用して、超高速なマルチメディア検索システムを構築しています。世界唯一のディスク型のホログラフィック光検索装置を保持しており、これらはインターネット上の動画、音楽などを高速検索し、著作権管理等に利用された実績を持っています。
当日はポスターを展示します。
(東6号館3階ロビー)
応用物理工学コース

【ナノテクノロジー・材料】

『赤外線集中加熱炉で単結晶をつくる』
赤外線集中加熱炉による酸化物の単結晶作製を紹介します。
(東6号館3階313号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『レーザーで相転移の起源を探る』
構造、誘電性、磁性、伝導性など物質が示す性質が変化することを相転移といいます。それぞれの物質の相転移メカニズムの解明は学術面でも、応用面でも大変重要なテーマです。 本研究室は様々な物質の相転移の起源を、光散乱を利用して調べています。物質にレーザー光を照射し、散乱した光を観測すると、分子の振動状態や分域など、物質内部の多様な情報を得ることができるため、そこから相転移の起源を探っています。
当日は、ラマン散乱分光の実演実験を行います。
(東6号館4階437号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『ナノスケールでの物理<摩擦と超流動>』
原子サイズに近いナノスケールでは、我々が普段生活しているマクロな世界では見られないような新しい性質が現れます。このような新しい性質を見いだすことは、現在の知識の延長線上では想像できない発展の可能性を持っています。
当日は、ナノ動摩擦顕微鏡や超流動を測定するための冷凍機など、実験装置を公開するとともに、低温で物質の性質がどのように変化するかを見ていただくために液体窒素を使ったデモンストレーション実験を行います。
(東1号館1階106号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『レーザーを用いた極低温原子の操作とその応用』
パネル及びスライドによる最近の研究の紹介を行います。
(レーザーによるボース凝縮原子の生成、原子干渉計による精密重力加速度計、単一原子操作と量子コンピューターへの応用、光周波数コムの分光計測への応用)
原子のレーザー冷却及び光周波数コムの実験を紹介します。
(西7号館5階513号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『原子・分子・光科学』
本研究室ではマイクロケルビン(10-6K)の極低温での原子の振る舞いや高強度レーザー場中でのアト秒(10-18sec)という超短時間での原子分子ダイナミクスに関する理論研究を行なっています。 ボーズアインシュタイン凝縮体の量子渦や干渉計、コヒーレントX線発生のシミュレーションなどの研究についてスライドを用いて紹介します。量子力学に興味のある方、数値計算シミュレーションを利用した理論研究に興味のある方、歓迎します!!
(東6号館4階429号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『統計物理学と数値シミュレーション』
    研究内容の展示、紹介を行います。
  • ・モンテカルロシミュレーションと非平衡緩和法
  • ・ベイズ統計とカーネル法によるスケーリング解析
  • ・ランダム系の臨界普遍性の非平衡緩和解析、Kosterlitz-Thouless 転移の非平衡緩和解析
  • ・自作PCクラスター(4x6=24 コア)の展示、デモンストレーション
(東6号館5階534、535、539号室)

【フロンティア】

『フォトニック結晶、メタマテリアルの光学応答の理論的研究』
フォトニック結晶、メタマテリアルは微細加工技術によって作られる自然界には無い、新奇な光学的性質を持った人工物質です。これらの性質を数値的、理論的に調べる研究の内容を研究室内の公開とポスターによって紹介します。
(東6号館5階513号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『原子気体のボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)を用いた実験的研究』
    本研究室では、レーザーなどを用いて中性原子を絶対零度まで冷却した極低温気体を生成し、それらの量子的な振る舞いを利用して種々の物理現象を観測する実験を立ち上げています。具体的には、
  • ・連続発振原子波レーザーの開発
  • ・2成分BECの回転位相整合性のブロッキングとダイナミクス
  • ・任意形状の量子渦生成
などのテーマの実現を目指しています。
(東6号館6階619号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『幾何学的に閉じ込められた超伝導量子渦状態』
超伝導量子渦、低次元電子物性、極低温の量子物理現象に関する実験的研究を学内外の研究グループと積極的に協力しながら進めています。当日は、走査SQUID磁気顕微鏡で直接観測した小さな超伝導体に現れる量子渦を紹介します。
(東6号館6階601号室)

【フロンティア】

『量子流体のダイナミクス』
原子集団などを超低温に冷却すると、量子力学的な波動としての性質が顕著に現れ、「量子流体」としてふるまいます。通常の気体や液体が示す流体現象が驚くほど多彩で複雑であるのと同様に、量子流体もまた様々な量子力学特有のダイナミクスを示します。本研究室は、このような物理系について理論的に研究を行なっています。
(東6号館4階423号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『超伝導ダイヤモンドの合成と電子状態の研究』
絶縁性の高いダイヤモンドもⅢ族Ⅴ族元素を不純物として添加すると半導体的になります。Ⅲ族元素であるホウ素を高濃度にドープしたダイヤモンドは金属のように電気抵抗が低くなり、さらに低温で超伝導を示します。本研究室では、ホウ素ドープダイヤモンドを中心に、他の元素添加によって超伝導特性がどのように変化するかを研究しています。当日はダイヤモンド作成装置の一つであるマイクロ波プラズマ化学気相成長装置を紹介します。
(東1号館2階201室)

【ナノテクノロジー・材料】

『核融合、天文、ナノテクなど様々な分野で活躍!多価イオンとは』
本研究室で研究しているのは「多価イオン」です。聞き慣れない言葉だと思いますが、核融合、天文、ナノテク、基礎物理、加速器工学、次世代光源、などなど、様々な分野で活躍しています。本研究室ではTokyo-EBIT と呼ばれる世界有数の多価イオン生成装置を使って、他では出来ない「多価イオン」の先端研究を行なっています。天井を突き抜けてそびえ立つ大きな実験装置を紹介します。
(西7号館3階305号室)
『場の量子論の方法を用いた物性物理』
今回は鉄系超伝導に関する研究をポスター展示いたします。第一原理計算から強束縛模型を導出。これに基づきゆらぎ交換(FLEX)近似と呼ばれる手法を用いて、鉄系超伝導の発現メカニズムとスピンゆらぎの関連性について紹介します。
伏屋 雄紀 研究室
(東6号館3階ロビー)

【ナノテクノロジー・材料】

『超伝導材料開発』
超伝導材料は、その特性を生かしリニアモーターカーや医療用MRIなどに応用されており、超伝導を示す温度(超伝導転移温度)が高ければ高いほど応用に有利とされています。そのため、本研究室では、より高い温度で超伝導を示す新超伝導材料の開発を行なっています。超伝導の紹介(歴史や現象など)や新材料開発プロセスの紹介として試料合成に使用する機器を紹介します。
村中 隆弘 研究室
(東6号館5階537号室)

【情報通信】

『絡み合った光子の不思議』
光は波としての性質と粒子としての性質をあわせ持ちます。レーザー技術の発展に伴い、光の波としての性質は制御技術が確立され、様々な分野で利用されていますが、粒子としての性質はまだ十分に制御できていません。しかし、光の粒子(光子)が自在に操れるようになると、光の新たな利用方法が見えてきます。当日は、光の粒子(光子)の特徴的な性質である「絡み合った光子」の不思議について紹介します。
(東6号館4階416号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『極低温中性原子とイオンを用いて探究する超流動の物理』
高温では気体の原子は粒子として飛び回っていますが、低温では原子たちはただ止まっているだけなのでしょうか?そして究極の低温状態である絶対零度ではどうでしょうか?実は極低温の世界では原子は粒子としてだけではなく波としての性質も示すようになり、その性質(量子統計性)を考慮しないと説明できない不思議な現象が起こります。その中でボースアインシュタイン凝縮、超流動という現象に注目して研究を進めていきます。特に本研究室では、レーザー冷却法によってほぼ絶対零度にまで冷却された原子集団の示すボース凝縮体の性質を、捕獲されたイオンを用いて調べる手法の開発を行っています。
(西7号館3階313号室)
生体機能システムコース

【ナノテクノロジー・材料】

『分子性磁性材料とスピン科学の研究』
当日、紹介するのは化学系実験室の合成室ですが、他の部屋をのぞき込めば測定装置も紹介できるかと思います。エレクトロニクス志向・デバイス志向の材料科学を行なってます。有機化合物は通常電気を流しません。磁石になりません。しかし適切な分子/結晶設計次第で、それは可能になります。有機化合物の設計性自由度は無機材料の比ではありません。有機材料の柔軟性を活かして、動く、働く磁石を目指しています。
(東6号館8階813号室)

【ライフサイエンス】

『シミュレーションで読み解く生物の複雑性』
生物は多くの階層構造を持つ複雑なシステムです。本研究室では、階層間の関係に注目したいくつかの研究を行っています。1つは、脳の情報処理の研究で、認識や記憶がどのような神経メカニズムで生じるのかについて数理モデルとコンピュータシミュレーションを用いて研究しています。また、細胞や個体の集団に見られる自己組織的なふるまいについてそのメカニズムを研究しています。当日は、ニューラルネットワーク、生物集団の自己組織化の面白さについて、コンピュータを使って紹介します。
(東6号館7階723号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『ケイ素を含む高分子ポリシランとオリゴシラン』
有機ケイ素化合物はケイ素原子を含む人工的な物質で様々な工業的用途で用いられています。代表的なものはシリコーンで、これはケイ素と酸素の結合を主骨格としていて、潤滑剤、ゴム、樹脂などに広く使われています。これに対して、ケイ素同士の結合や、ケイ素と炭素との結合を主鎖に持つ高分子化合物ポリシランやオリゴシランが新しい機能性材料として研究されています。これらは導電性、感光性、発光性など、電子的、化学的に特異な性質を持っているため、各種電子デバイス材料としての用途が考えられている化合物です。ポリシランやオリゴシランの合成や性質についての研究結果を紹介します。
加固 昌寛 研究室
(東1号館2階212、214号室)

【ライフサイエンス】

『バイオイメージングによる筋細胞機能の探求』
動物の歩行や走りなどの運動は骨格筋の動きによって表現されます。本研究室は、筋細胞のダイナミックな動きと巧みなコントロールのメカニズムを探求しています。 先進のバイオイメージングを応用し、生きたままの状態で筋細胞内の様々なイオンや物質の動態を調べています。 当日は、バイオイメージングの機材や顕微鏡写真を展示して、筋疲労や筋損傷などを視覚化した画像を紹介します。
(東1号館3階302号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『超音波によるナノ粒子合成・超音波による発光』
  • 金属イオン水溶液に超音波を照射することで、金属ナノ粒子を合成することができます。今回は、金ナノ粒子を合成する実験を実際に体験してもらいます。
  • 超音波を照射すると水が青白く発光します。 今回は水やその他の液体に超音波を照射することによって液体が発光する様子を視覚的に体験してもらいます。
  • 超音波を照射することで有害物質を分解することができます。

    今回は超音波による分解実験を体験してもらいます。
(東6号館7階713号室)

【ライフサイエンス】

『「光の生体機能」に学ぶ光機能科学の開拓』
ホタルやウミホタルの生物発光に学ぶ化学を中心に、本研究室で取り組んでいる研究紹介を行います。併せて、光機能物質の代表、蛍光色素の実例をお見せしながら、光化学の基礎を紹介します。
(東6号館8階837号室)

【ライフサイエンス】

『化学感覚をめぐる神経科学』
全ての生物にとって、身の周りの化学物質を検出することは、生命の存亡を左右するほど重要なことです。本研究室ではかつて脊椎動物嗅細胞が匂いに反応する時に働いているCNGチャンネルを発見しましたが、それ以来、味覚嗅覚に関連する神経機構の研究に力を入れています。テーマは食欲や記憶、さらに生物時計などにも及ぶようになり、化学感覚を通して神経系全体を相手にしていると言っても良いでしょう。研究は電気生理学やバイオイメージング、行動モニターなどの計測手法と分子生物学とを組み合わせて進めています。当日は、それらの一端を紹介します。
(東6号館6階635、640号室)

【ライフサイエンス】

『生きた細胞を『観る』『探る』『使う』』
すべての生物のからだは、細胞と呼ばれる単位からできています。本研究室では、生きた細胞の中の分子の様子を「観る」ことを基本にして、細胞のなかに いろいろな手法で「探り」をいれながら、細胞が働く仕組みについて解き明かすべく研究を行なっています。また、生きた細胞を小さな実験装置として様々な用途に「使う」ことができないか、と考えています。
(東6号館7階727、729号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『自己組織化の化学』
分子、コロイド微粒子の自己組織化について研究しています。玉虫、蝶の羽などが鮮やかな発色を持つのは、形、大きさ、機能のそろった部品が、ひとりでに大きな構造を作り出すことで生じます。このようなひとりでに大きな構造を作り出すことを制御して、階層的自己組織化を作り出すことを目標としています。
(東1号館1階114号室、115号室)

【ライフサイエンス】

『先進理工学的創薬システム』
創薬-特に癌の超早期発見や治療-を目指し、PET画像診断や分子標的医療に応用可能な独自システムを開発しています。有機化学や分子進化工学をベースにして基礎開発した、NEXT-A反応(化学酵素学的反応)や10BASEd-T法(T7ファージウィルス上での精密有機合成)などをご紹介する予定です。創薬を指向した新規蛍光分子(光る薬剤)についても触れたいと思います。
(東6号館8階819号室)

【ライフサイエンス】

『身体運動と酸化ストレス』
動物は酸素をつかって生命を維持していますが、酸素の毒性によって細胞が傷害され、老化を進めるという事実もあります。では、有酸素運動をして酸素の代謝を高めたら身体に悪いのでしょうか? 本研究室ではそんな研究しています。
(東6号館3階ロビー)

【ナノテクノロジー・材料】

『X線で分子を見る』
分子はあまりにも小さくて、直接見ることはできませんが、X線回折の手法により「見る」ことができるようになります。当研究室では主に有機化合物の構造と性質の関係や、さらに分子と分子の間にはたらく相互作用を、X線回折を使って調べています。
(東6号館9階939号室)

【ものづくり技術】

『分子ビームによるナノ科学 -真空中で分子を操る-』
"真空中に分子をビームとして噴出すると、大気圧中や液体中では合成できないナノ構造や孤立した生体分子を生成することができます。これらは究極的なナノ材料の作成や生命の微視的理解につながります。
当日は、分子ビームを生成するための真空槽、分子線レーザー分光を行うためのレーザー、分子を基板に蒸着するための装置を学生と一緒に展望を交えて紹介します。 また、分子の構造や反応についてのコンピュータを使った理論計算についても紹介します。"
(東1号館1階113、105号室)

【ライフサイエンス】

『プリン代謝系はどのようにしてできたのだろうか?』
本研究室ではプリン代謝に関与する酵素の構造と働きについての研究を通して、生体システムの成り立ちを理解しようと努めています。当日は、 プリン代謝と酵素の立体構造解析などについて紹介します。
(東6号館7階706、707、717号室)
『巨大分子電子構造計算に向けたコンパクトな基底関数系の開発』
本研究室においては巨大分子系(生体分子や薬物分子など)の非経験的電子構造計算に向けた新しい線形スケーリングな計算法の構築とそれに用いるコンパクトな基底関数系の開発を行っています。ここでは後者に関するアルカンのコンフォーマに対して高精度の電子構造が得られて、かつ計算効率の良い(冗長性の少ない最小サイズの)ガウス型基底関数系を紹介します。
佐野 達司 研究室
(東6号館9階902号室)

【ライフサイエンス】

『ホタル生物発光の人工化と実用化』
ホタル生物発光は、誰もが知っているが、人間の目には黄色く見える光です。この光は、ライフサイエンスの研究分野では日常的に利用されています。この光を人間の目には見えないほど長波長にすると生体透過性が向上して、癌や再生医療の先端研究に利用できるようになると考えられています。本研究室では、この技術の創製に成功し、世界最先端技術を国際的に市販しています。現在、癌分野の研究者を中心に、試用を開始しています。
(東6号館8階827号室)
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