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研究・産学官連携に関する機関:図書館・教育研究センター

先端超高速レーザー研究センター

概要

本研究センターは、JST CRESTの支援を受けて次のような研究を推進しています。

図 1
  • I  新しい方法論による光イメージング法、光制御(刺激)法を開発します。具体的には、誘導放出を用いた量子雑音限界超解像イメージング法 (図 1)、蛍光寿命画像法、誘導ラマンイメージング法です。
    さらにこの独創的なイメージング法を受動的観測装置から、光制御を伴う精密にして柔軟な能動的実験装置へと発展・拡張します。実際に脳神経の記憶に関わる過程の研究を共同研究者と進めるための装置を開発します。そのために、脱ケージ化用の高い光解離性 (脱ケージ化率)と2光子吸収断面積を持つ低細胞毒のケージド化合物を開発します。
図 2
  • II これまで13年間以上世界記録を保持してきた世界最短可視-近赤外光パルス(表)及び分光用としては、世界最短深紫外、紫外パルスを用いた深紫外-近赤外超高速分光装置(図 2)を開発しました。それを用いて、脱ケージ化機構を解明し新分子合成の指針を得ます。
    さらにレーザー顕微鏡による計測や光刺激法を長時間行った場合に問題となる生体の光損傷の機構を分子レベルで解明し、その回避法に関する指針をもたらすと同時に、紫外光による癌発生の初期分子機構を解明します。

目的

東京大学大学院医学系研究科、広島大学大学院理学研究科の各グループとの共同研究により、高性能レーザーによる細胞光イメージング・光制御と光損傷過程の解明を目指すことを目的としています。

設置期間

2011(平成23)年4月1日から2016(平成28)年3月31日まで
[第1期:2010(平成22)年4月1日から2011(平成23)年3月31日まで]

役割

活動内容

超分解能多色レーザー顕微鏡の開発および、それを用いた生体・細胞の生理過程の多色顕微観察と多色刺激法により、記憶・発癌・免疫・光毒等の機構を解明する普遍的手法の確立を目指す研究を行います。

期待される成果等

活動成果は、単に基礎科学的な研究に止まらず、老齢化社会へ向かう現在、医学的・社会的な分野への多大な貢献が期待されます。

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