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研究・産学官連携に関する機関:図書館・附属機関

ナノトライボロジー研究センター

概要

研究内容説明図

1966年の英国Jost報告では摩擦による経済損失は数億ポンドであると試算されており、それ以来我が国の機械振興協会の報告でも摩擦現象を適切に管理すればGNPの数%程度の経済効果が得られることが指摘されてきました。例えば、次世代自動車の燃費向上には、エンジン、タイヤ、駆動系など多岐にわたる摩擦の低減が必要であることが指摘されていますが、そこでは微細化された機械材料表面の摩擦・凝着の制御が必要不可欠です。また次世代のデバイス技術の開発にも摩擦現象の微視的な観点、すなわちナノメートルレベルの観点からの取り組みが急務です。このように次世代省エネルギー技術の開発には、摩擦のナノメートルレベルの観点からのアプローチ、ナノトライボロジーの考え方が欠かせません。

電気通信大学には、ナノトライボロジー分野の研究に密接に関わる光学、低温物理学などの隣接分野の研究者が多く在籍しています。これらの強みを活かして、平成26年6月1日にナノトライボロジー研究ステーションを立ち上げて、既に研究拠点形成の準備を行ってきました。これらの実績に基づいて平成29年3月1日にナノトライボロジー研究センターを設立しました。本センターの特色と強みは、理論と実験を車の両輪として進める学外研究者との共同研究体制です。

これらの強固なグローバル研究ネットワークを柱に、ナノレベルからの摩擦軽減という新たな観点から省エネルギー問題に取り組みます。具体的には、摩擦をナノレベルから低くする材料(固体潤滑剤・液体潤滑剤)の開発や、摩擦の制御方法の提案を行い、それを基盤に革新的なエネルギー変換システムへの展開を目指します。一方、二物体の相対滑りさえ起きれば摩擦は生じます。この摩擦の普遍性を議論するには、物理学、化学、生物学といった既存の枠組みを超えた新しい理工学の枠組みが必要となります。確固たる科学技術分野としてのナノトライボロジーの確立を目指します。今後センターでは、基礎と応用の両方の側面から、グローバルネットワークをもとにした領域探索を展開します。

ナノトライボロジー研究センター – Nanotribology Research Center
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