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お知らせ

【報告】岩澤康裕特任教授(燃料電池イノベーション研究センター長)がマレーシアで特別講演

2015年12月28日

本学の岩澤特任教授(燃料電池イノベーション研究センター長)へ、電子情報通信学会の国際活動を担う12国際セクションの一つ、マレーシアセクションから、将来の低炭素社会に向けた燃料電池の先端研究開発の現状および国際動向に関する講演依頼があり、2015年12月14日、本学と交流実績のあるマルチメディア大学で、演題“Development of Advanced Fuel Cells Toward the Future Green Society Studied by X-Ray Absorption Fine Structure (XAFS) and Related Techniques”の特別講演会が開催されました。

マルチメディア大学はマハティル元首相のリーダシップで展開されたアジアのシリコンバレーと称されるマルチメディア・スーパー・コリドーの地域の中心部にあり、長期開発計画の達成に必要な高度人材を養成するため、1996年にマレーシア政府によって創設されました。現在在籍学生総数約19,000名、うち外国人留学生が約21%を占める国際大学です。マルチメディア大学の学生主体の首相府支援プロジェクトMESCORPの燃料電池先端技術調査ミッション17名が2013年5月に来学して以来、交流が続き、実現しました。

今回の特別講演会にはマルチメディア大学(サイバージャヤ、マラッカ各キャンパス)のみならず、マレーシア科学技術省の情報通信研究機構MIMOS、国立マレーシア大学NUM等からも専門分野の研究者や教員、学生など約40名が参加し、講演後、講師と参加者の間で活発な質疑討論が行われました。講演終了後、マルチメディア大学の関連研究室視察があり、講師と研究室員の間で有意義な意見交換が行われました。この後、Swee-Huay Heng研究・国際担当副学長、Lee Ching Kwang工学研究科長、A.S.M. Mukter Uz-Zaman Micro-Fabrication研究室長の先導で国立マレーシア大学燃料電池研究所への視察があり、創設者のHj. Wan Ramli Wan Daud教授、Abu Bakar Mohamed研究所長による歓迎を受け、講義の後、研究状況を視察し、友好を深めました。

マルチメディア大学で講演される岩澤先生
マルチメディア大学での講演風景
マルチメディア大学副学長の案内でWan Ramli国立マレーシア大学教授による説明を拝聴される岩澤先生
講演終了後に講師、参加者、オーガナイザ全員で
(後列左から11人目が岩澤先生、13人目がHeng先生、19人目がMukter先生)