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お知らせ

【報告】中川健朗大臣官房審議官(内閣府科学技術・イノベーション担当)の講演会を開催

2016年05月31日

平成28年5月26日(木)、本学東3号棟3階301号室において、内閣府科学技術・イノベーション担当の中川健朗大臣官房審議官をお招きして、講演会が開催されました。
同講演会は、本学より上席科学技術政策フェローとして内閣府に出向している情報理工学研究科情報学専攻山本佳世子准教授の斡旋で開催したものであり、多摩地域の大学では初の開催です。
講演テーマは、「-第5期科学技術基本計画の概要-科学技術イノベーションで大変革時代を切り開く」であり、福田学長、全理事をはじめ、教員、URA、知財、および事務部門など合計77名が参加しました。

講演の中で中川健朗審議官は、総合科学技術・イノベーション会議と最近の活動を紹介された後、平成28年1月22日に閣議決定された第5期科学技術基本計画の概要を説明されました。同基本計画は、科学技術基本法に基づき政府が策定する10年先を見通した5年間の科学技術の振興に関する総合的な計画であり、我が国を「世界で最もイノベーションに適した国」へ導くための考え方や取り組みを説明する中で、特に新たな概念である“Society.5.0”の重要性について言及され、“Society.5.0”の実現に向けた本学への期待が述べられました。

講演後の意見交換では、女性研究者の支援や産学連携活動の強化、URAを含む研究支援人材の活用、さらには研究力評価に対する考え方など、研究力強化に向けた現場の課題に関して、活発な意見交換が行われました。

講演会終了後の名刺交換会では、中川健朗審議官に同行された根本上席科学政策フェロー、畠山上席科学技術フェロー、佐藤科学技術政策フェロー、および上田政策調査員の皆様との意見交換も行われ、現場目線で内閣府と本学の双方の理解を深める場となりました。

今後、内閣府との情報交換、意見交換がさらに活発化し、本学の研究力強化に繋げられることが期待されます。

中川健朗大臣官房審議官の講演
講演会場の様子