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お知らせ

【報告】インドネシア情報通信省と学術交流協定調印式を挙行

2017年04月28日

本学はインドネシア情報通信省の人材研究開発庁(BPPSDM)との間で2011年11月以来学術交流を展開してきました。2012年11月に当時のAizirman Djusan BPPSDM長官と本学の梶谷 誠前学長との間で調印された学術交流協定は、本年3月末を以て満了となりましたが、この間にインドネシア情報通信省の優秀な若手職員延べ4名が本学の大学院へ留学し、本学からは、インドネシア情報通信省の国家的見地からのインターネットセキュリティ対策部門ID-SIRTII、全国に展開するインドネシア情報通信省の組織に対するe-Learningによる遠隔人材開発の拠点BPRTIK、全国をカバーする放送技術研究および放送人材開発拠点MMTCの3部門での国際インターンシップに延べ8名の学生を派遣しました。また人物交流として、インドネシア情報通信省から本学へミッション2回、延べ12名が来訪、本学からもインドネシア情報通信省へミッション6回、延べ7名が訪問しました。

協定満了に先行し昨年3月以来、本学とBPPSDMの担当者間で交流継続に向けた協議を継続してきました。インドネシア国内の法律改正に伴い、協定延伸に代え、英語とインドネシア語の両文併記による新協定を締結することとなり、4月20日にジャカルタのインドネシア情報通信省本省にて、Basuki Yusuf Iskandar BPPSDM長官と福田 喬学長による学術交流協定調印式が挙行されました。本学からは福田学長の他、本協定担当の国際戦略室より、中野和司理事・国際戦略室長および高橋謙三客員教授が同行しました。協定締結の前に、これまでの経緯の確認、インドネシア国内での組織整備に伴う国際インターンシップ派遣受入計画の変更事情や、研究交流を含めた今後の学術交流の展望などの意見交換が行われ、和やかな雰囲気で相互理解を深めました。

調印式当日の早朝、Aizirman前長官(現在、国立イスラム大学(UIN)経済・ビジネス学部教授)がホテルへ訪ねられ、本学ミッションと懇談、Aizirman前長官のイニシアチブで展開されてきた本学とインドネシア情報通信省の学術交流の進展について福田学長が謝意を表し、今後のインドネシア産学官との連携について懇談いたしました。

今回のインドネシア訪問は、本学インドネシア人留学生OBが現地で学長、理事と一堂に会せる絶好の機会であり、ジャカルタに到着した上記協定調印式の前夕、都合のついたOB8名が参加し、同窓会を開催しました。福田学長からOBへ激励の言葉が贈られ、次いで活発な意見交換が行われ、OBの生き生きとした発言から、現地社会での活躍の状況が浮き彫りとなりました。この場で、元大臣筆頭補佐官・前ID-SIRTII部門長のRudi Lumanto氏を中心に同窓会ネットワークを整備拡充することが確認され、今後の組織化・学術交流の拠点化が期待されます。

インドネシア情報通信省にてBasuki長官へ福田学長から記念品贈呈、右から福田学長、Basuki長官
Basuki長官と福田学長による学術交流協定調印式、右から福田学長、Basuki長官
Basuki長官とともに、右から中野理事、福田学長、Basuki 長官、高橋客員教授
Aizirman 前長官(現在UIN教授)とホテルロビーで懇談、右から中野理事、福田学長、Aizirman前長官、高橋客員教授
現地で活躍するインドネシア人留学OBとの懇親会
懇親会の後、インドネシア人留学OBとともに記念撮影