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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【メディアリリース】創立100周年記念国際シンポジウム"Future Earth"エネルギー課題に資する新奇なナノ物質・触媒・表面 ーその場&オペランドXAFS及びX線手法による物質研究、キャラクタリゼーション及びイメージングー

2017年05月31日

気候変動、急速な人口増加、地球規模の問題などにより、クリーンエネルギーと環境に配慮した持続可能な社会の基盤を構築するための革新的な科学技術の開発を目的とした国際的な取り組みが始まっています。具体的には、「未来の地球(Future Earth)」の課題を解決するために、科学者やエンジニアは、エネルギー材料、表面科学、分子およびナノ触媒化学、関連するエネルギーベースの科学技術の開発などの学際的研究を展開しています。

電気通信大学(UEC, Tokyo)では、NEDO燃料電池プログラムの下、SPring-8ビームラインBL36XUで、最先端X-ray based techniquesを開発・整備し、他の解析法では得ることが困難な燃料電池内部のナノ電極触媒を、"その場&オペランド"、"時間軸"、"空間軸"で計測・解析するなど、多くの先導研究を遂行しています。UECにおける研究により、従来の手法では不可能であった燃料電池内部の電極ナノ触媒の物理化学的挙動およびその動作に関する新たな科学的洞察をもたらしました。

この背景のもと、本国際シンポジウムでは、放射光その場&オペランドXAFS 及びX線分析手法を利用した物質研究、キャラクタリゼーション及びイメージングに関する最近の発展を反映して、多くの研究者からの要望である"Future Earth"エネルギー課題に資する新奇なナノ物質・触媒・表面に関する学術交流と討議の場を提供することで、国内外の先導的研究者が一同に会し、重要かつ急速に進化する学問領域における最新の研究を発表・討議することを目的とします。