【報告】平成29年度ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブシンポジウム 「研究リーダーの育成に向けて」
2018年01月18日
平成29年12月19日(火)に本学B棟201教室にて、平成29年度ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブシンポジウム「研究リーダーの育成に向けて」を開催しました。
科学技術の領域においてダイバーシティを進めていくためには、それを牽引するリーダー層のダイバーシティ化が必須の課題です。本シンポジウムでは、研究者の育成やダイバーシティの推進に尽力された方々にご登壇いただき、大学・企業はどのように研究リーダーを育成していくべきか、さらに女性の研究リーダーを増やすために今何が必要かについて、会場の皆様とともに議論しました。当日は、大学、研究機関、民間企業等から約100名の参加がありました。
文部科学省 科学技術・学術政策局 人材政策課基礎人材推進係長の濵﨑拓郎氏と、国立研究開発法人科学技術振興機構 プログラム主管 山村康子氏のご来賓挨拶の後、東京電機大学学長 安田浩氏より、「STI(Science,Technology and Innovation)における研究リーダーの育成」と題して基調講演が行われました。
その後、休憩を挟み、パネリストの津田塾大学理事、公益財団法人 21世紀職業財団会長 岩田喜美枝氏、日本電信電話株式会社 総務部門 ダイバーシティ推進室長 小杉佳世子氏、本学理事、副学長 田中勝己氏の3名から、民間企業や大学におけるリーダー育成に関する報告が行われました。そして、本学特任教授 小舘香椎子氏の司会のもと、安田氏にもご登壇いただき、研究リーダーの育成に向けて、特に女性リーダーを増やすために何が必要かについて、パネルディスカッションを行いました。
最後に、3機関より、津田塾大学学長 髙橋裕子氏、NTT先端技術総合研究所所長 佐藤良明氏、本学学長 福田喬氏から、研究者のリーダー・女性研究者のリーダー育成に向けた今後の展開や意気込みが語られました。
シンポジウム終了後には、情報交換会が行われ、学内外関係者約25名が参加し、盛況のうちに終了しました。今後も引き続き、ダイバーシティ研究環境の整備に向けて、連携機関と協力しながら、事業を進めて参ります。
- 文部科学省 濵﨑拓郎基礎人材推進係長
- 東京電機大学 安田浩学長
- パネルディスカッションの様子
- 津田塾大学 髙橋裕子学長
- NTT先端技術総合研究所 佐藤良明所長
- 本学 福田喬学長