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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【報告】酒井研究室の高橋宏明さん(情報ネットワーク工学専攻博士前期2年)がVulcanus国際インターンシップを修了

2018年05月07日

1986年の日本・EC閣僚会議で我が国経済産業省と欧州委員会の合意により設立された日欧産業協力センターの活動の一環として、日欧の理工系学生を対象とした企業インターンシップVulcanus Programがあり、毎年、我が国の大学の理工系学生約25名が、1年間の奨学金を受け、欧州各国のグローバル企業で国際インターンシップ研修に参加、各大学の国際連携活動の重点の1つになってきています。

本学では、酒井研究室の高橋宏明さん(情報ネットワーク工学専攻博士前期2年)が、2016年夏Vulcanus in Europe Programに向けた厳しい審査に挑戦、難関を突破し、2017年4月に渡欧、約4ヶ月間の語学研修を受けた後、8ヶ月間に亘りオーストリアのグローバル企業AT&S社(Austria Technologie & Systemtechnik AG)で国際インターンシップを実施し、本年4月に本学へ帰還しました。
語学研修については英国南部のBournemouthで2カ月間英語の研修、オーストリアのウイーンで1ヶ月半ドイツ語の研修を受け、その後オーストリアのLeobenにあるAT&S社の本社で業務研修しました。AT&S 社は欧州最大の規模を誇るプリント基板製造業者で、スマホや車のインフォ―マティクスに不可欠なハイエンドプリント基板や半導体パッケージを提供しており、そこでは製造管理、3次元電磁界解析によるシミュレーション業務、新製品の開発に必要な製品の動作解析、第5世代(5G)向け高密度多層プリント基板・ミリ波帯アンテナの構造解析等を研修しました。優秀な研修成績が派遣先に評価され、今後は本学との間での関連の科学技術に関する共同研究が展開される予定です。

なお、2019年度渡欧に向けた2018年度募集のVulcanus in Europe Programに関する情報は今月(5月)下記ホームページ上で公示され、夏季休暇中の8月末から9月上旬に公募締め切り、9月下旬に書類審査、10月から11月上旬に都内での面接試験や予定派遣先の審査が行われる見込みです。

中野理事(国際戦略室長)を訪ねた高橋宏明君、向かって右から中野理事、高橋宏明君(酒井研究室)、高橋客員教授(国際戦略室)
英国の語学学校での研修を終え、他の同窓生とともに記念撮影
オーストリアのLeobenにあるATS社での国際インターンシップ研修を終え、直接指導者から修了証授与