【報告】2018年度英語教室Faculty Development(FD)学会
2018年12月27日
2018年10月16日(火曜日)午前9時30分から午後13時まで、英語教室のFaculty Development(FD)学会を東3号館301教室において開催いたしました。今年のテーマ "Innovation in teaching and research in English language education(英語教育における教育と研究の革新)" に基づく5本の論文が専任および非常勤の英語教員によって発表されました。参加者総数は17名でした。
英語教室主任のAtsuko Jeffreys博士による歓迎の辞に続き、Damian Lucantonio博士(専任)が "Merging theory with practice (in syllabus design and teaching practice at UEC)(理論と実践の融合[電通大におけるシラバス構築と指導の実際])" のタイトルでプレナリーレクチャーを行いました。続いてSteven Suzuki氏(非常勤)から "Essential pedagogical considerations when teaching the basic reaction paper in EFL tertiary education(EFLの高等教育においてreaction paperの基礎を教える際に重要な教育的配慮)"、John Cross氏(非常勤)から "Using Popular Science Videos as Text for Written Summaries: An Example(大衆向け科学ビデオを要約文の教授用素材として使用した例)、Lee Arnold氏(非常勤)からBlogs as adjuncts to LMSs for learner and teacher course tracking and assignment contextualization(学習者と教師のコース・トラッキングと課題のコンテキスト化のためのLMSの補助としてのブログ)" の発表がありました。最後はAtsuko Jeffreys博士による、"Dealing with CVD in class while YMMV (個人差の大きい色覚異常[CVD]学生の扱い)" というタイトルのレクチャーで、電通大のように男子学生が多い学校では、色覚異常を持つ学生が、統計上、40人のクラス当たり2人ないし3人いるということ等が説明されました。発表中に提起された問題、すなわち色覚異常を持つ学生の支援方法、要約文作成のための実践的な提案、グループやペア活動における英語による指導の役割などに焦点を当てた総括ディスカッションによってFD学会を締めくくりました。
各発表の内容も含めた当FD学会の詳細な報告(英文)を添付しますので、ご覧ください。