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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【メディアリリース】オーロラ爆発によりヴァン・アレン帯の電子が上空65kmにまで侵入することが判明

2019年02月08日

細川敬祐准教授(情報・ネットワーク工学専攻)と国立極地研究所片岡龍峰准教授らの共同研究チームは、オーロラ爆発の際、宇宙空間のヴァン・アレン帯から地球に降り注ぐ高いエネルギーの電子の数が急増し、上空65km付近という比較的低い高度の大気を電離させていることを確認いたしました。

ヴァン・アレン帯には、衛星に障害をもたらすほどの高いエネルギーをもつ電子(放射線帯電子)が存在しています。今回の研究は、それらの電子がオーロラ爆発の際に大気の奥深くまで降下してきていることを、最先端のレーダー観測と衛星観測によって実証しました。最近の研究によって、大気に降下した放射線帯電子が大気を電離することでその組成を変え、大気中のオゾンを破壊している可能性が指摘されています。本研究は、オーロラが中層大気に与えるインパクトを定量的に評価していくことに繋がっていきます。

詳細は、下記PDFをご覧ください。