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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【報告】鹿島建設株式会社と産学連携協定を締結

2019年11月22日

本学と鹿島建設株式会社(東京都港区)は、2019年11月12日、人工知能(AI)を活用した建設技術をはじめとした先端ICTに係る研究開発を協力して推進する産学連携協定を締結しました。

本協定により、両者はAI、IoT、データサイエンス、ロボティクス等の先端ICTに係る分野において、最先端の研究開発に取り組みます。建設業界では、今後の研究開発の中核を担う基盤技術として、事業における多様で継続的なデータ蓄積と、それを用いた有用なAIモデルを構築する技術や高度な専門知識が求められており、この連携による研究成果の応用が期待されます。また、人材交流や教育を通じて、高度専門人材の育成、および研究活動を通じ、科学技術の発展に貢献することを目指しています。

本学は、2013年に文部科学省の研究大学強化促進事業に採択され、また2016年7月には国立大学初の人工知能先端研究センターを開設するなど、時代を切り拓く科学技術の創出と人材育成に積極的に取り組んでいます。特に、AIやIoTなどの情報通信分野では幅広い研究テーマに取り組んでおり、今回の鹿島建設株式会社との連携を通じて、建設分野における先端ICT技術の社会還元を積極的に推進します。

一方、鹿島建設株式会社は、土木分野では建設機械の自動化を核とした次世代の建設生産システム「A4CSEL®(クワッドアクセル)」、建築分野では「鹿島スマート生産」など、AIやIoTを活用して生産性と安全性の向上に取り組んでいます。また、2018年10月には鹿島技術研究所において、AIを中心とする先端ICTの急速な進化やその実用化に対応すべく、「AI×ICTラボ」を立ち上げました。組織横断的に様々な技術領域の研究員が集結し、研究開発におけるAI利活用などを加速、協働によって迅速に良質な研究成果を創出することを最優先課題としています。また、中長期的な観点から、研究人材の教育・育成体制の構築も推進しています。

左から小花産学官連携センター長、福田学長、児嶋副社長、福田技術研究所長
連携協定調印式出席者