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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【ニュースリリース】空港における草刈作業省力化への第一歩 福岡空港で実証実験を開始 キャニコム「草刈機まさお」を自律走行へ

2020年05月07日

本学情報理工学研究科機械知能システム学専攻の田中一男研究室と株式会社筑水キャニコムは、車両の自律走行に関する共同研究を行い、その成果を活用して、福岡空港敷地内において、自律走行草刈機を用いた実証実験を行いました。

今回の実証実験では準天頂衛星システムみちびきを活用し、キャニコムの「草刈機まさお」に田中一男研究室が開発した自律ロボットのモデル構築技術、センサ統合技術、および、モデルベースド制御技術を搭載することで、福岡空港敷地内の指定した範囲を自律走行し、走行の安定性、実走時間、および刈草の飛散状態等を確認しました。
実験結果は良好で、継続して実証実験を重ねる予定です。発売は未定。

現在、空港や農場などの広い土地の維持管理において、少子高齢化による作業人口の減少、夏場の作業における熱中症の可能性など、より安全で作業負担を軽減できる草刈機が求められています。また、維持管理コストの抑制においても、草刈作業の無人化・自動化が切望されており、今後も共同研究と実証実験および実用化に注力する予定です。

詳細は以下のPDFをご参照ください。