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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【ニュースリリース】株式会社 携帯市場との産学連携により、「AIバッテリー劣化予測診断」の実証実験を開始

2020年07月30日

本学情報理工学研究科情報学専攻の石垣陽特任准教授と田中健次教授は、株式会社 携帯市場との産学連携により、スマートフォンのバッテリー(リチウムイオン電池)の劣化状況をモニタリングし、端末に及ぼす劣化予測や、買い替えタイミングをAI予測するアプリケーションの開発(以下、バッテリー劣化予測診断プロジェクト)を目的とした実証実験を開始いたしました。

バッテリー劣化予測診断プロジェクトは、スマートフォンの利用状況をインターネットによるアンケート調査やモニター会員から収集、スマホの利用行動パタンデータを機械学習を用いてクラスタ化し、利用者の行動に合わせてAIで未来劣化予測を行うアプリケーションの開発に向けた実証実験の取り組みです。携帯市場と本学がiPhoneユーザを対象に行った予備実験では、「継足充電」や「完全放電」といった充電行動が、特にバッテリーの寿命に悪影響を与える傾向にあることがわかってきました。

将来的にはスマートフォンのみならず、電気自動車や家庭・事業所用ソーラーシステムなど、生活の様々なシーンで使われるバッテリーの劣化予測診断へ応用することを目指しています。

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図:バッテリー劣化予測診断サービスのイメージ(スマホ、電気自動車向け)

詳細は以下をご参照ください。