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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【ニュースリリース】地下ライブハウスでのマイクロ飛沫に配慮した 新たな 音楽イベント ~CO2濃度上昇を抑制する「サイレント換気タイム」を仮面女子と実証~

2021年04月12日

国立大学法人電気通信大学の研究チームは、令和3年4月25日(日)に、日本最古のライブハウス「新宿ヘッドパワー」において、「サイレント換気タイム」の導入による新しいライブ音楽イベントの運営スタイルを実証します。
本学による二酸化炭素(CO2)濃度のモニタリングでは、都内ライブハウスにおいて換気格差が広がっていることがわかりました。しかし、大きな音が出る音楽イベント中は近隣への配慮から窓・ドアを開放できないため、一般にライブハウスの換気は難しいとされます。
そこでライブ中にヘッドホンで音楽を鑑賞する「サイレント換気タイム」を設け、音楽イベントの演出を阻害することなく、逸早く換気を実現する実証実験を行います。実験では200人分の呼気に相当するドライアイスを使って満室の状態を再現し、本学が開発した小型CO2センサと全方位気流計をメッシュ状に配置して空気の流れをモニタリングします。さらにフォグマシンにより気流の流れを可視化するとともに、コンピュータシミュレーションにより換気能力も分析します。
なお実験では、日本音楽会場協会、アイドルグループ「仮面女子」、元仮面女子メンバーの橋本ゆき氏(渋谷区議)の協力のもと、疑似ライブを行います。

実証実験の詳細

実験場所 新宿ヘッドパワー(東京都新宿区大久保2-5-19 シティプラザ大久保B1)
実験実施者 横川慎二教授(i-パワードエネルギー・システム研究センター)
石垣陽特任准教授(情報学専攻)
川内雄登(情報学専攻博士前期1年、横川研究室所属)
疑似ライブ協力者 仮面女子元メンバー 橋本ゆき(渋谷区議)
アイドルグループ「仮面女子」
実験協力 日本音楽会場協会
東京大学 生産技術研究所 野城智也研究室
会場演出 ADDReC株式会社 代表取締役 福島大我

サイレント換気タイムのイメージ(合成写真です)

サイレント換気タイムのイメージ(合成写真です)