脳・医工学研究センター 研究セミナー【6月14日開催】
2019年05月14日
CRISPR/Cas9システムを用いたゲノム編集技術により、動物に導入する遺伝子変異の種類や変異を導入する動物種の制約が大幅に少なくなりました。我々の研究室では2種の遺伝性疾患、22q11.2欠失症候群および結節性硬化症に対するモデル動物の作製と解析を行っています。22q11.2欠失症候群は、ヒト22番染色体の微細欠失が原因で、患者の多くでは45の遺伝子の欠失が生じ、約30%が統合失調症を発症します。また、結節性硬化症は、TSC1もしくはTSC2遺伝子の変異が原因で、細胞増殖・成長に関与するmTOR経路の活性化が生じ、高頻度で自閉スペクトラム症等の精神疾患を発症します。
本講演では、変異動物を用いた精神疾患モデル動物の現状と課題について議論したいと考えています。
日時 | 2019年6月14日(金)15時00分から16時30分 |
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場所 | 電気通信大学 東4号館 802教室
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講師 | 饗場 篤 教授(東京大学 大学院医学系研究科 附属疾患生命工学センター) |
司会 | 松田 信爾 准教授(基盤理工学専攻) |
題目 | 精神疾患モデル動物の作製と解析 |
参加費 | 無料(予約不要) |
問い合わせ先 | 山野井 佑介(脳・医工学研究センター) メールアドレス:yamanoi@hi.mce.uec.ac.jp 電話:042-443-5403 |
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