脳・医工学研究センター 研究セミナー【1月28日開催】
2020年01月14日
ヒト脳活動を高時空間分解能で計測し、解析する技術の開発は、ヒト脳における情報処理原理の理解において極めて重要である。ヒト脳活動を最も高精細に計測することができる方法としてfMRIが知られているが、計測対象が血流であるため、高速な神経活動をとるうえで時間分解能が不足していると考えられている。こうしたこれまでの常識を打ち破るべく、私(宮脇)が現在挑戦している、超高磁場fMRI信号の超高速計測という新しい研究手法と最新の結果について紹介する。この研究を行うにあたって、アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health)に1年余り留学する機会を得た。この研究留学は、私の価値観を変革し、研究者としてのあり方を再考するうえで極めて大きな影響を与えるものであった。
本講演では、留学中に私が実施した実験結果の紹介とあわせて、あるいはそれよりも強調し、留学に至るまでの準備、現地での経験、今後の展開などをお話する予定である。きれいごとを抜きにした、ありのままの体験談としたい。海外での生活に少しでも興味のある教職員および学生はもちろん、興味が全く無い方にもぜひ来ていただき、私が思うところの「海外研修・留学のススメ」をお伝えできれば幸いである。
日時 | 2020年1月28日(火曜日)13時00分から14時30分 |
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場所 | 電気通信大学 東3号館306教室
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講師 | 宮脇 陽一 教授(機械知能システム学専攻) |
司会 | 佐藤 俊治 准教授(機械知能システム学専攻) |
題目 | 超高磁場MRI信号の超高速計測 ―海外研修・留学のススメ |
参加費 | 無料(予約不要) |
問い合わせ先 | 山野井 佑介(脳・医工学研究センター) メールアドレス:yamanoi@hi.mce.uec.ac.jp 電話:042-443-5403 |
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