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国立大学法人 電気通信大学

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イベント情報

第3回、第4回 UEC-NAOJ-ISM アストロセミナー【7月26日、8月18日オンライン開催】

2022年07月22日

近年観測天文学はビッグデータ時代を迎え、データサイエンスの最先端の成果の助けなくしては、研究を進めることが難しくなってきました。実際、天文研究者とデータ科学者の共同研究も増えてきています。その連携を進め、さらに、特に学生の皆さんにこの学術分野の境界領域に興味を持ってもらうために、本学・国立天文台・統計数理研究所の有志で、合同アストロセミナーを企画しました。およそ月1回のペースで、共同研究の事例紹介を中心に話題をとりあげます。また、ときには、データ科学を武器に、自然科学に留まらず、社会の諸問題の解決に取り組まれている方々も講師にお呼びしたいと考えています。

下記の通り、第3回、第4回セミナーを開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

第3回 講演概要

こんにちは、鈴鹿高専の正木彰伍と申します。私は大学院で天文学を専攻し、2012年度に博士号を取得しました。新卒で日本電信電話株式会社に入社し、NTTセキュアプラットフォーム研究所でセキュリティ、特に個人情報保護に関する技術の研究開発に従事しました。その後、2018年に鈴鹿高専に助教として異動し現在に至っています。
本講演では、私が大学院でどのような研究をしていたか、そのうち就職活動で何をアピールポイントにしていたか、NTTではどのような仕事をしたか、天文研究の何が役に立ったかについてざっくばらんにお話しできればと思っています。質問も歓迎します。

「天文学で博士を取った人が企業勤めをした一例」
開催日時

2022年7月26日(火曜日)16時15分~17時45分

講演者

正木 彰伍 氏(鈴鹿工業高等専門学校)

開催方法

Zoomによるオンライン開催
※ 申込後にメールにて、ZoomのURLをお伝えします。

対象

在学生・教職員のみ(申込時に本学発行のメールアドレスが必要)

費用

無料

お申し込み方法

下記、お申し込みフォームよりお願いします。

第4回 講演概要

2015年、ブラックホール連星系合体からの重力波が史上初めて観測されて以来、日米欧の重力波研究グループはコンパクト連星系合体を起源とする重力波信号を定常的に検出し、「重力波天文学」という新領域を確立させました。それに加え、重力波と電磁波信号の共同観測によって、ブラックホールや中性子星といったコンパクト天体の基本的性質のみならず、原子核物理や宇宙論に関しても新しい知見を得ることができると期待されています。将来的には2023年3月から日米欧による第4次観測が計画されており、それに向けてデータ解析だけでも数多くの手法が開発・改良されています。それに関連して今回は、コンパクト連星系合体からの重力波信号のリアルタイム検出法に注目し、上記に述べた「マルチメッセンジャー天文学」においてそれが担う役割を議論します。特に近年開発が進む、連星系合体前に信号検出を試みる"early warning"という手法も紹介し、次期観測での見込みなどを述べたいと思います。

「コンパクト連星系合体からの重力波信号のリアルタイム検出 」
開催日時

2022年8月18日(木曜日)16時15分~17時45分

講演者

塚田 怜央 氏(ペンシルバニア州立大学 博士研究員)

開催方法

Zoomによるオンライン開催
※ 申込後にメールにて、ZoomのURLをお伝えします。

対象

大学生以上(本学学生に限りません)

費用

無料

お申し込み方法

下記、お申し込みフォームよりお願いします。

詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。