第5回 UEC-NAOJ-ISM アストロセミナー【9月27日オンライン開催】
2022年09月21日
近年観測天文学はビッグデータ時代を迎え、データサイエンスの最先端の成果の助けなくしては、研究を進めることが難しくなってきました。実際、天文研究者とデータ科学者の共同研究も増えてきています。その連携をさらに進め、さらに、特に学生の皆さんにこの学術分野の境界領域に興味を持ってもらうために、本学・国立天文台・統計数理研究所の有志で、合同アストロセミナーを企画しました。およそ月1回のペースで、共同研究の事例紹介を中心に話題をとりあげます。また、ときには、データ科学を武器に、自然科学に留まらず、社会の諸問題の解決に取り組まれている方々も講師にお呼びしたいと考えています。
下記の通り、第5回セミナーを開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。
第5回 講演概要
2013年に打ち上げられた人工衛星Gaia(ガイア)は、人類の住む銀河系の3次元的地図を作成することを目標とし、約10年にわたって全天の星を継続的に観測しています。Gaiaは三角測量の原理を用いて星の3次元的位置や速度を高い精度で推定し、今年6月には約15億天体の星の位置・速度情報を全世界に無料公開しましたが、これは銀河系の星の1%の星の数に対応します。
本講演では、Gaiaのデータ解析班が生の観測データからモデルを介してそれぞれの星の位置・速度を推定し、カタログ化した過程を概観します。さらに、いくつかのトピックに絞って、Gaiaのカタログを利用したデータ科学の成果について紹介します。
開催日時 | 2022年9月27日(火曜日)16時15分~17時45分 |
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講演者 | 服部 公平 氏(国立天文台/統計数理研究所 助教) |
開催方法 | Zoomによるオンライン開催 |
対象 | 大学生以上(本学学生に限りません) |
費用 | 無料 |
お申し込み方法 | 下記、お申し込みフォームよりお願いします。
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問い合わせ窓口 | 電気通信大学 人工知能先端研究センター イベント担当 |
詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
- (新しいウィンドウが開きます)【第5回開催決定】UEC-NAOJ-ISM アストロセミナー