このページの先頭です

メニューを飛ばして本文を読む

国立大学法人 電気通信大学

ここから本文です

イベント情報

脳・医⼯学研究センター 研究セミナー【2023年1⽉18⽇開催】

2022年12月26日

下記の通り、第100回研究セミナーを開催いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

第100回 CNBEセミナー概要

地球上の一日周期のダイナミックな環境変化に適応し、多くの生物は体内時計を獲得しました。体内時計に支配される概ね一日(24±3時間)周期の生理現象は概日リズムと呼ばれます。概日時計は安定な約24時間周期のリズムを安定に刻む「頑強性」を示す一方、明暗周期など様々な外界シグナルに同調できるという「柔軟性」を持っています。これらの特性に加え、概日時計の周期は環境温度が変化しても大きく変化しないという独特の特性、すなわち「温度補償性」を持ちます。約24時間の周期性は、いわゆる時計遺伝子(多くは転写調節因子)による転写と翻訳の負のフィードバック制御から成り立っていると考えられています。ほぼ全ての化学反応は、温度が10度上がると反応速度は2-3倍になり、転写や翻訳などの反応も例外ではありません。概日リズムを温度補償するためには、温度変化に応じて転写・翻訳フィードバックループの振動速度を調整することが必要と思われるが、その実体は不明でです。

本講演においては、これら概日時計のいくつかの特性を支える分子メカニズムについて、私どもの研究成果を中心にご紹介します。

第100回 CNBE研究セミナー
開催日時

2023年1月18日(水曜日)14時40分~16時10分

開催方法

東3号館306教室

司会

仲村 厚志(基盤理工学専攻 助教)

講師

深田 吉孝 氏(東京大学 大学院医学系研究科、同名誉教授)

題目

約24時間周期で振動する体内時計の分子的な仕組み

費用

無料

詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。

お問い合わせ窓口

脳・医工学研究センター 大下 雅昭
電話番号:042-443-5476
メールアドレス:m.oshita@uec.ac.jp