小幡拓弥さん(情報工学専攻博士前期2年)が情報処理学会で山下記念研究賞を受賞
2011年02月21日
平成21年11月に開催された情報処理学会ゲーム情報学研究会主催のゲームプログラミングワークショップにおける研究発表が評価され、電気通信学研究科 情報工学専攻 博士前期2年小幡拓弥さんが平成22年度情報処理学会山下記念研究賞を受賞しました。
本賞は、研究会およびシンポジウム発表論文のうち、優秀なものを情報処理学会の各研究会で毎年1編ないし2編以内選定し、その発表者を表彰するものです。
本発表では、強い思考ゲームプログラムを作るための手法として、「合議アルゴリズム」を提案しその効果を確かめました。「合議アルゴリズム」はメモリを共有しない疎結合の計算機上での実装が容易であり、コンピュータ将棋を対象にした様々な実験によりその効果が実証されました。この手法は、2010年10月に開催された清水女流王将と対戦した情報処理学会の特製プログラム「あから2010」にも用いられ、勝利に貢献しました。提案手法はコンピュータ将棋だけでなく、様々な研究分野への応用が期待されています。
【受賞】
平成22年度 情報処理学会 山下記念研究賞
【受賞者】
小幡拓弥(大学院電気通信学研究科 情報工学専攻 博士前期2年)
【受賞発表論文】
「将棋における合議アルゴリズム:既存プログラムを組み合わせて強いプレイヤを作れるか? 」
【受賞日】
平成22年3月3日
- (新しいウィンドウが開きます)(社)情報処理学会 平成22年度山下記念研究賞