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受賞・表彰

Le Duc Hung さん(先進理工学専攻博士後期2年)がICCE2012で最優秀論文賞を受賞

2012年08月07日

範研究室のLe Duc Hung さん(先進理工学専攻博士後期2年)が2012年8月1日から3日にかけてベトナムで開催された第4回International Conference on Communications and Electronics (ICCE2012)で最優秀論文賞を受賞しました。
ICCE2012最優秀論文賞は、ICCE2012国際会議にアクセプトされた論文の中から選択された論文に対して与えられるものです。今回、投稿されたフール論文の総数は237件に対してアクセプトされたのは98件、アクセプト率は41%でした。アクセプトされた98件は、通信ネットワークとシステム、マイクロ波工学、信号処理と応用、そして電子システムという4つのセッションに部類され、本最優秀論文賞は、電子システムセッションから与えられたものです。

表彰状

【論文名】
"A Fully-Parallel Information Detection Hardware System Employing Content Addressable Memory"

【受賞論文の研究概要】
アドレスごとに情報を書込み読み出し可能な情報検出メモリを用意し、外部から入力される2種類以上の比較データにより内部に記憶された情報の中から与えられた比較データに該当するアドレスを検出し出力する。これにより、情報検出メモリに比較データを与え、情報検出メモリから出力されたアドレスを読取ることで、目的とする情報をこの情報検出メモリから直接情報検出することが可能とし、この高速情報検出アルゴリズムに基づくハードウェアシステムの開発をFPGA(Field-Programmable Gate Array)などで実現した。
本研究の独創性(新規性)および優位性は与えられた検出情報(パターンマッチングさせたい情報)の情報自体(コンテンツ)そしてそれらの情報の相対位置関係(コンテンツ間の相対アドレス)を巧みに使い、逐次的に情報検索による情報検出(ハードウェアシステム)の従来技術の逐次的に情報検索手法を必要とせず瞬時に検出する情報のアドレスをデータベースから取り出すことである。

【著者名】
Duc-Hung Le, Masahiro Sowa, Pham Cong-Kha, Katsumi Inoue