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受賞・表彰

鈴木智也さん(量子・物質工学科4年)らのチームが途上国向けビジネスモデルコンテスト(See-D Contest 2013)で優秀賞と先輩賞を同時受賞

2013年12月24日

鈴木智也さん(量子・物質工学科4年)が代表を務める5名のチーム「Timostic」が、12月14日に開催されたSee-D Contest 2013で優秀賞と先輩賞を同時受賞しました。

世界には、水・医療・農工具など、最低限の生活必需品にアクセスできず、貧困に苦しむ人が大勢います。そういった必需品は、その土地の生活様式・ニーズに合わせて作られた製品がないために「お金があっても買えない」状態にあることもしばしばです。一方、日本には技術力のある企業が大勢ありながらも、地理的・言語的な壁から途上国に住むユーザーのニーズを把握し、製品設計に生かすことが難しいのが現状です。See-D Contestは、日本の技術力と途上国のニーズをつなげ、途上国が抱える課題を解決する製品をより多く生み出すことを目的として、立ち上げられました。

See-D Contestでは、参加者たちの途上国への渡航経験を交えたプレゼンテーションが行われ、インパクト(大きさ、発展性、効率性、マイナスインパクトの軽減、対象の妥当性、ニーズとの整合性)、自立発展性(実現可能性、収益性、持続性、コミュニティ)、イノベーション(独創性、独自性)、プロダクト(デザイン、性能、価格、耐久性、サプライチェーンなどに重きを置いた評価)の点で審査されます。
最終審査会に残った8チームの中から、優秀賞は2チームに、先輩賞は3チームに授与されました。

受賞した鈴木智也さんは、「今後は、なるべく早く現地への導入をすすめ、東ティモールのゴミ問題改善を目指し、雇用を生み出し、そして本当に必要とされている方々へ私たちの製品をお届けしたい」と考えているそうです。

【賞名】
優秀賞、先輩賞

【受賞発表タイトル】
東ティモールの未来のために、ビニール袋ゴミを資源として有効活用した製品の製造販売

【受賞チーム】
「Timostic」:鈴木智也(量子・物質工学科学科4年)、他大学所属大学院生1名(生物系)、他大学所属大学生1名(インテリアデザイン系)、会社員2名(経理系1名、研究開発系1名)

授賞式の様子
表彰状