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学長室から:大学案内

第24号 大和撫子は強かった

2011年07月19日

なでしこ日本の快挙は、日本中を喜びで包みました。普段、サッカーにはほとんど興味を見せない人でも祝福してくれています。試合が一進一退の接戦で、素晴らしいシュートで得点し、全力で疾走する選手たちの姿など、終わった時の気分が爽やかでした。多分、負けた方も、いやな気分がしない好試合だったので、世界中から祝福の声があがっているのでしょう。

今まで一度も勝ったことのないチームに、最も緊張する試合で勝ってしまったのですから、それこそ想定外のことが起こってしまったという感じです。科学的に予想するなら、これまでの実績、データが基になりますから、どうみても日本が勝つ確率は極めて小さいという結論になってしまいます。

なぜ、あのようなことが起こるのか?これが、勝負ごとの醍醐味といえるのかもしれません。終わって、後から振り返れば、いろいろと勝因を分析することも可能でしょう。しかし、試合の展開は客観的なデータ(情報)以外のさまざまな要因が複雑に影響していると思われます。特に、選手たちの気持ちの持ちよう(心)は、チームの総合力に大きく影響しているのだと思います。その中には、3.11に対する思いも影響しているように思います。

どのような組織でも、目に見える客観的データがよければ、いい成果が出せるわけではないことは経験済みです。その組織の構成員の心の中の問題、たとえばやる気、チームワーク、忠誠心、倫理観等々、構成員一人一人とチーム全体の気持ち(心)がどのように相互に影響して醸成されていくのか、その本質は構成員間のコミュニケーションの質によるのだと思います。

現在の日本政治がゴチャゴチャで機能不全に陥っている姿は、コミュニケーションが成り立っていない典型例を見せつけられているような気がします。

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