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学長室から:大学案内

第27号 なぜブータンか?

2011年11月21日

最近、ブータンの国王夫妻が来日され、訪問の先々で大変な歓迎を受けておられました。ご夫妻のお人柄もさることながら、ブータンという日本ではあまり知られていない小国でありながら、国民の多くが幸福に過ごしているというお国柄に対して、われわれ日本人が畏敬の念を持ったことも大いに影響しているのだと思います。

近代社会では、国あるいは社会全体の価値観あるいは目標が、経済成長に向けられてきたと言ってもいいでしょう。その象徴として、GDP(国内総生産)などが比較され、2010年度のGDPランキングで日本は中国に抜かれて3位に転落したと意気消沈したのです。

このような世界の流れに抗して、ブータンでは、経済成長が必ずしも人々を幸福にするとは限らないという考えから、国民総幸福度(GNH: Gross National Happiness)という新しい指標を作り、それを国家目標にしていることで知られています。

本学では、2008年に「UECビジョン2018~100周年に向けた挑戦~」を策定しました。このビジョンの全体目標は下記のように謳われています。このことは、本コラム第3号「心の豊かさ」でも触れています。

人類の持続的発展のためには、20世紀型の物質文明から脱却し、全ての人々が心豊かに暮らせる社会を実現しなければなりません。
そのために、人と人、人と自然、人と社会、人と人工物の間の双方向コミュニケーションを最も大切にする社会「高度コミュニケーション社会」の実現を目指すべきです。本学は、それを支える科学技術として「総合コミュニケーション科学」を創造して、社会のイノベーションに貢献します。

本学が目指してきた将来の社会像とブータンが提唱している「国民総幸福度」の発想には相通じるものがあるようです。

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