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学長室から:大学案内

第29号 コミュニケーションが価値を生む

2012年02月13日

伝説の人スティーブ・ジョブズは、マッキントッシュやiPhone を世に出して一世を風靡しました。彼が、このような独創的で画期的な新商品を生み出せたのはなぜか?真相はともかく、彼の考えはどうあれ、失礼ながら私が勝手に仮説を立てました。

商品企画の基本をどこに置いたのかが要だったと思います。それは「コミュニケーション」にあったと思います。まず、開発すべき商品とそれを使う人とのコミュニケーションをどう考えるか?そこに、マッキントッシュの場合もiPhone の場合もイノベーションがあったのです。昔流?に言えば、マン・マシンインタフェースとも言えますが、「コミュニケーション」には、「マン・マシンインタフェース」より広い概念を含むのです。

ところで、日本のものづくりは世界的に極めて高い水準にあることはよく知られています。iPhone にも多くの日本製の部品や材料が搭載されています。もし、日本の優れたモノづくり技術がなければ、iPhone もジェット旅客機も実現しなかったかもしれません。それにしては、日本のものづくり産業は元気がないように見えます。それは、やはり一般ユーザーが使う新しい商品が日本から生まれて来ないから、のような気がします。

iPhone のように、多くの人が欲しくなるような商品はどうしたら生まれるのか?

私たち電気通信大学はそれに挑戦しようとしています。「コミュニケーション」の視点を取り入れた科学技術「総合コミュ二ケーション科学」の創設です。日本人の感性、日本の文化をバックボーンにした「コミュニケーション」こそ、これから目指すべき「モノの豊かさから心の豊かさ」への社会のパラダイムシフトを先導する新しい科学技術の基軸に据えるべきだと考えています。

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