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オープンキャンパス・進学説明会:入試案内

平成23年度第2回オープンキャンパス 公開研究室一覧 情報理工学部 先進理工学科

平成23年度第2回オープンキャンパスの公開研究室は以下のとおりです。

公開研究室一覧

研究テーマ・内容・日時 研究室名
(会場)
電子工学コース
『集積エレクトロニクスと低電力LSI技術による環境改善、安心安全の実現』
  • ・研究室コンセプトの紹介
  • ・電力センサの紹介
  • ・無線センサネット動作のデモンストレーション
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西2号館3階329号室)
『安心・安全・安価な材料を用いた環境に貢献する科学技術』
  • 1.安価な方法による機能性炭素膜(DLC)作製
  • 2.可視光/酸化物半導体を用いた環境浄化
  • 3.レーザーを用いた微粒子、薄膜作製
11月18日(金曜日) 13時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西2号館4階411号室)
『半導体の製作及び評価』
本研究室ではこれまでに応用されていない材料の開発や、エネルギー変換素子、超高速スイッチング素子などの分野で、基礎から応用に至るまで、守備範囲の広い研究をしています。現在は、半導体材料と、その周辺にあるプロセス技術を中心に研究を進めています。以上のことを学部4年生たちが紹介し、実験室等を公開します。実験が得意、好きだという方をお待ちしています。
11月18日(金曜日) 11時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 11時00分から17時00分
(西3号館5階509号室)
『量子を操作する電子素子』
電線を1mAの電流が流れているとき、1秒間に六千兆(6x1015)個の「電子」が電線の中を動いています。電子素子の省エネ化には、電流量を減らす、すなわち、動いている電子の数を減らすことが大切です。究極的な姿は、電子を1個ずつ動かす電子素子です。これは「単一電子デバイス」と呼ばれ、ナノテクノロジーによって実現可能です。
また、磁石からは磁力線が出ていますが、超伝導の技術を使うと、磁力線を1本ずつ動かすことができます。これは「単一磁束量子デバイス」と呼ばれます。
本研究室では、電子や磁束量子といった「量子」を操る電子素子について紹介します。あわせて、超伝導体の特殊な性質を見ていただくため、『浮き磁石』のデモンストレーションを行います。
11月18日(金曜日) 13時00分から16時30分
11月19日(土曜日) 13時00分から16時30分
(西8号館7階718号室)
『太陽電池の基礎と今後の展開(量子ナノ構造の応用)』
太陽電池の基本原理について”やさしく”説明します。太陽電池の研究開発の現状や今後の展開についても概説し、山口研究室で取り組んでいる量子ナノ構造を用いた高効率太陽電池の研究開発についても分りやすく説明します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西8号館7階708号室)
『放射光X線分光法(XAFS法等)を用いた次世代燃料電池触媒の開発と触媒反応開発に関する研究』
2020-2030年の燃料電池自動車の本格的商用化に向けて、耐久性・信頼性の向上に加え、低コスト化など、燃料電池技術開発は我が国が解決すべき喫緊の社会的最重要課題の一つと位置づけられています。本研究室ではNEDOプロジェクト“時空間分解X線吸収微細構造(XAFS)等による電極触媒構造反応解析”を集中的に遂行しています。 (1) 現在SPring-8放射光施設に建設中の世界最先端の電通大ビームラインの写真・図等、(2) 電気化学的測定系、(3) 燃料電池発電装置と発電実験を公開します。
11月19日(土曜日) 13時00分から16時00分
(東6号館3階307、317号室、東9号館3階301号室、4階409号室)
『シリコンフォトニクスとダイヤモンド
- IV族元素を中心とした材料・デバイス開発 -』
大型計算機から携帯電話にいたるまで、電子機器の発展は半導体LSI技術に支えられてきました。シリコンLSIは開発が進み、21世紀に入りデバイスサイズの縮小化は量子限界に、そしてクロック周波数は金属配線の伝送帯域の限界をむかえます。一方、環境問題からハイブリットカーや電気自動車に必要なハイパワーデバイスの開発が盛んに行われています。これらのLSIやパワーデバイスはIV族元素半導体で支えられています。本研究室では、IV族元素半導体であるSiの新しいパラダイムであるシリコンフォトニクスや、究極の半導体といわれるダイヤモンドの合成に取り組んでいます。公開では本研究室の取り組みをポスターで紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西2号館2階217号室)
『新規ナノ光材料の開拓』
ナノサイズの新規半導体蛍光材料を開拓する研究を紹介します。チオシリケートとよばれる各種シリコン硫化物や、極小サイズのシリコン、酸化亜鉛、酸化錫などの半導体を創製しています。低消費電力の光電子素子や表示機器につながる、高輝度高効率でかつ波長制御可能な各種蛍光体をめざして研究しています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館4階403号室)
『計算機シミュレーションで探るナノスケールの世界』
最先端のシミュレーション技術を駆使して、ナノスペースで繰り広げられる原子・電子の振る舞いを追いかけています。特に、低炭素社会に向けて、逆に「固体の炭素」を積極的に利用した物質設計、スピンを利用したスピントロニクスに興味を持っています。
11月18日(金曜日) 13時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西2号館3階308、309号室)
光エレクトロニクスコース
『先端レーザー研究の最前線』
光科学は、物質科学、ナノテクノロジー、計測技術、生命科学、情報通信など、非常に幅広い分野が融合した、現在最も盛んな科学のひとつです。私たちはそのキーデバイスであるレーザーそのものについて研究している、日本で数少ない研究室です。フォトニックバンドギャップ、マルチコアなどの先端微細構造ファイバー導波路により高度に電界制御されたレーザーや、セラミック技術により可能になった新材料・新機能性デバイスによる高出力・超短パルスレーザーなど、私たちが研究・開発している世界最前線の新しいレーザーの数々について、パネルと実験室ツアーで紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西7号館6階613号室)
『現代の非線形光学研究』
2010年はレーザー誕生から50周年、2011年は非線形光学誕生から50周年を迎える記念すべき年です。レーザー技術、及び、それと互いに相補的な関係にある「光科学」は、この間、目覚しい発展を遂げました。50年を経た現在もその勢いは衰えていません。得られた知見は、現代のナノテクノロジー・材料、ライフサイエンス等の様々な重点科学技術分野におけるイノベーション創出に不可欠なものとなっています。
本研究室では、この50年間の発展を土台として、現代的なセンスで「非線形光学」の新しい可能性を探求しています。当日は研究室を全て公開します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館6階613号室、最初に622号室をお訪ね下さい)
『光波制御と先端光計測』
本研究室では光波を自由に制御して光の特色を生かした新しい機能や技術を生み出すことを目指しています。今回は、リアルタイムのホログラムを用いたらせん状の波面をもつ特殊な光ビームの発生や、縞画像処理によるリアルタイムの3次元物体形状計測を中心に紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西1号館1階117号室)
『ナノコンポジットマテリアルとそのフォトニクスへの応用』
本研究室では光により多次元フォトニック結晶構造を形成できる光重合性ナノコンポジットマテリアルの開発とそのフォトニクスへの応用の研究を行っています。今回の公開では、ナノ微粒子やナノ結晶を光重合性ポリマーへ分散したナノ微粒子—ポリマーコンポジットを用いたホログラフィックデジタルデータ記録や液晶分散ポリマーによる光スイッチングのデモンストレーションを行います。また、非線形光学への応用や量子力学の基礎やライフサイエンス・医療分野への応用が期待される中性子ビームのホログラフィックな制御についても説明します。
11月18日(金曜日) 13時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西2号館3階313、326号室、4階401号室)
『半導体ナノ材料を用いた次世代太陽電池に関する基礎研究』
本研究室では、「半導体ナノ材料の光エネルギー変換基礎過程と光機能性発現との相関」を中心的テーマとして、次世代太陽電池に関する基礎研究を行っている。現在は、特に以下の課題を重点的に研究しています。
  • (1) 半導体量子ドット・金属ナノ粒子を用いた増感型次世代太陽電池の作製と各種特性評価およびメカニズムの解明
  • (2) 高速レーザー分光法を用いて、半導体量子ドットと金属ナノ粒子の光励起電子・フォノンのダイナミクスの評価
当日は、具体的な研究内容と高速レーザー分光装置を含む主な設備を紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
豊田 太郎・沈 青 研究室
(東6号館5階506号室)
『レーザーと光の新機能・極限技術』
本研究室では、"光と新素材の織りなすレーザー新技術の創生" を合言葉に、レーザー工学、非線形光学、量子光学、バイオ・ナノフォトニクスなど、レーザーの基礎と応用に関する研究を進めています。レーザー制御や精密光計測の技術を基に新たな研究分野の開拓をめざしています。以下の実験概要を公開します。
  • ・ 短波長(VUV)コヒーレント光源開発、超短パルス計測
  • ・ 低雑音高品位レーザーの開発
  • ・ 量子相関光子ビームの生成
  • ・ バイオ材料を用いた視覚機能光センサーの開発
  • ・ ラマン分光による高度好塩菌の膜タンパク質解析
11月18日(金曜日) 13時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 13時00分から16時00分
(西2号館4階402、406、408号室)
『超高出力レーザーを用いた光波の制御と計測 』
非線形光学を応用して、わずか数サイクルの光を発生させ、合成させ、それを正確に計測する超高速光技術を紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西7号館2階213号室)
『光でつくる新しい計測技術と情報処理
― ナノ計測から高速マルチメディア検索 ― 』
本研究室では、光技術を基に、画像処理技術、情報・IT技術などを融合した新しい計測システムと情報処理システムの研究開発を行っています。たとえば、光の干渉作用を利用して、透明な細胞などをナノオーダで計測するシステムを構築しています。従来の位相差顕微鏡等では見えない、細胞の劣化情報や癌化した細胞の情報等を高精度に可視化することが可能です。また、光相関機能とホログラム光メモリを利用して、超高速なマルチメディア検索システムを構築しています。世界唯一のディスク型のホログラフィック光検索装置を保持しており、これらはインターネット上の動画、音楽などを高速検索し、著作権管理等に利用された実績を持っています。
11月18日(金曜日) 13時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
11月20日(日曜日) 13時00分から17時00分
(東9号館3階303号室)
応用物理工学コース
『光で探る物質中の原子・分子の運動 』
物質の相転移現象は、その物質を構成する原子・分子の運動と密接な関係があります。
レーザー光を物質に入射するとラマン散乱、ブリルアン散乱という光の散乱が生じ、散乱された光を調べると原子・分子などの運動を知ることができます。
本研究室ではラマン・ブリルアン散乱分光を用いて、未知の相転移現象と原子・分子の運動の関係を探っています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
阿部 浩二・中野 諭人 研究室
(東6号館4階437号室)
『低温の世界へようこそ 』
鈴木・谷口研究室では、液体ヘリウムを利用して超低温の環境を用意して、超流動やナノ摩擦の実験的研究を行っています。オープンキャンパスでは、実験装置の公開と液体チッソを使ったデモ実験を行います。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東1号館1階106号室)
『レーザー光による原子の操作 』
最近の研究内容の紹介および原子のレーザー冷却実験を実演します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
中川 賢一 研究室
(西7号館5階513号室)
『ナノ光ファイバーによる量子フォトニクス科学技術』
ナノ光ファイバー技術の概要と展望
ナノ光ファイバー作製法
量子フォトニクス技術:単一光子発生
ナノ光ファイバーブラッグ反射鏡作成技術
ナノ光ファイバー共振器技術
ポリマーナノ光ファイバー技術
(西11号館3階308号室)
『超精密原子・分子・光科学』
本研究室ではナノ(10-9K)~マイクロケルビン(10-6K)の極低温やアト秒(10-18sec)レーザー場中といった極限的な状況下での光と物質の振る舞いについての理論研究。量子力学の基礎から量子干渉計や生体分子イメージングに関する理論研究を行っています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館5階525号室)
『非平衡緩和法による臨界現象の数値解析』
研究内容の展示、説明
ランダム系の臨界普遍性の非平衡緩和解析、
スピングラス転移の非平衡緩和解析
Kosterlitz-Thouless転移の非平衡緩和解析

自作PCクラスター(4x6=24 コア)の展示、デモンストレーション
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館5階534、535、539号室)
『最先端の極超短パルスレーザーを体験しよう』
当日は超短パルスレーザーを使った虹色の多色光パルスを発生させます。高強度のレーザーが織り成す非線形光学の不思議な世界を体験してみましょう。また以下の本研究室の最先端の研究設備が見学できます。
  • ・ 極超短深紫外パルスの発生装置
  • ・ 多チャンネルロックインアンプ検出器
  • ・ レーザー顕微イメージングシステム
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西3号館2階205、209号室)
『物質との相互作用による光(電磁波)の操作に関する研究』
誘導ラマン散乱を用いた超短光パルスの生成、鏡映対称性を持たないフォトニック結晶薄膜(メタマテリアル)を用いた偏光の制御に関する理論的な研究について紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館5階513号室)
『原子のさざ波』
原子というと非常に小さな「粒々」を想像するかと思いますが、原子集団を超低温に冷却すると、目で見えるような範囲に広がった「波」としてふるまうという非常に奇妙な現象が起こります。本研究室ではこのような物理系の理論的研究を行なっています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館4階422、423、428号室)
『電気を流すダイヤモンドの作成』
高価な宝石として有名なダイヤモンドは光学特性以外にも、その硬さや熱伝導率の高さ、電気的絶縁性の高さから工業的にも魅力的な物質として研究されています。シリコンと同様にホウ素などの不純物を僅かに添加すると、その電気的性質が半導体的特性に変化します。近年ロシアのグループにより、更に不純物濃度を高くし、金属のように電気抵抗の低いダイヤモンドが、低温にすると超伝導状態となる事がわかりました。当日は、良質な人工ダイヤモンド作成装置の一つであるマイクロ波プラズマ化学気相成長装置(MPCVD)の紹介を行います。
並行して、D棟1階で電子顕微鏡の公開も行っています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
中村 仁 研究室
(東1号館2階201号室)
『核融合、天文、ナノテクなど様々な分野で活躍!多価イオンとは』
中村(信)研で研究しているのは「多価イオン」です。聞き慣れない言葉だと思いますが、核融合、天文、ナノテク、基礎物理、加速器工学、次世代光源、などなど、様々な分野で活躍しています。中村研ではTokyo-EBITと呼ばれる世界有数の多価イオン生成装置を使って、他では出来ない「多価イオン」の先端研究を行っています。天井を突き抜けてそびえ立つ大きな実験装置を紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(西7号館3階305号室)
『原子気体のボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)を用いた実験的研究』
本研究室では、レーザーなどを用いて絶対零度まで冷却した極低温中性原子を生成し、それらの量子的な振る舞いを利用して種々の物理現象を観測する実験を立ち上げています。具体的には、
  • ・ 連続発振原子波レーザーの開発
  • ・ 2成分BECの回転位相整合性のブロッキングとダイナミクス
  • ・ 任意形状の量子渦生成
などのテーマの実現を目指しています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館4階413号室)
『絡み合った光子の不思議』
光は波としての性質と粒子としての性質をあわせ持ちます。レーザー技術の発展に伴い、光の波としての性質は制御技術が確立され、様々な分野で利用されていますが、粒子としての性質はまだ十分に制御できていません。しかし、光の粒子(光子)が自在に操れるようになると、光の新たな利用方法が見えてきます。公開では光の粒子(光子)の特徴的な性質である「絡み合った光子」の不思議について紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
清水 亮介 研究室
(東6号館4階416号室)
『極低温中性原子とイオンを用いて探究する超流動の物理』
高温では気体の原子は粒子として飛び回っていますが、低温では原子たちはただ止まっているだけなのでしょうか?そして究極の低温状態である絶対零度ではどうでしょうか?実は極低温の世界では原子は粒子としてだけではなく波としての性質も示すようになり、その性質(量子統計性)を考慮しないと説明できない不思議な現象が起こります。その中でボースアインシュタイン凝縮、超流動という現象に注目して研究を進めていきます。特に本研究室ではレーザー冷却法によってほぼ絶対零度にまで冷却された原子集団の示すボース凝縮体の性質を、捕獲されたイオンを用いて調べる手法の開発を行っています。
11月19日(土曜日) 13時00分から16時30分
(西7号館3階313号室)
生体機能システムコース
『有機化合物を主体にして磁石を作っています』
公開しているのは化学系実験室の合成室ですが、他の部屋をのぞき込めば測定装置も見えると思います。エレクトロニクス志向・デバイス志向の材料科学をやっています。
有機化合物は電気を流しません。磁石になりません。なぜでしょうか?どうすればそういう常識はずれな物質を作れるでしょうか?分子/固体設計次第でそれは可能なことなのです。有機化合物の設計性自由度は無機材料の比ではありません。しかし、簡単に作れません。そこがまた面白いのです。
11月18日(金曜日) 13時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館8階813号室)
『シミュレーションで読み解く生物の複雑性』
生物は多くの階層構造を持つ複雑なシステムです。本研究室では、階層間の関係に注目したいくつかの研究を行っています。1つは、脳の情報処理の研究で、認識や記憶がどのような神経メカニズムで生じるのかについて数理モデルとコンピュータシミュレーションを用いて研究しています。また、細胞や個体の集団に見られる自己組織的なふるまいについてそのメカニズムを研究しています。研究室公開では、ニューラルネットワーク、生物集団の自己組織化の面白さについて、コンピュータを使って説明します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館7階723号室)
『ケイ素を含む高分子ポリシランとオリゴシラン』
有機ケイ素化合物はケイ素原子を含む人工的な物質で様々な工業的用途で用いられています。代表的なものはシリコーンで、これはケイ素と酸素の結合を主骨格としていて、潤滑剤、ゴム、樹脂などに広く使われています。これに対して、ケイ素同士の結合や、ケイ素と炭素との結合を主鎖に持つ高分子化合物ポリシランやオリゴシランが新しい機能性材料として研究されています。これらは導電性、感光性、発光性など、電子的、化学的に特異な性質を持っているため、各種電子デバイス材料としての用途が考えられている化合物です。ポリシランやオリゴシランの合成や性質についての研究結果を紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
加固 昌寛 研究室
(東1号館2階212、214号室)
『生き物の機能に学ぶもの作り、見えないことが見られるように』
生物発光はタンパク質の環境下で起きている化学発光(有機化合物が酸素で酸化される時に光が出る反応)です。従って発光するには酸化される有機物が必ずあるはずです。ホタルをはじめとして発光生物には様々なものが知られていますが、どのような有機化合物が酸化されて光を作り出しているのか知られているのは極わずかです。
本研究室では発光機構が未解明な発光生物の「生物発光の分子基盤と発光機構の解明」を目指し、有機化学的アプローチと分子生物学的手法を融合させて研究を進めています。
さらに既知の発光性分子の構造をヒントにして「発光性ナノテク分子材料」「発光性遺伝子発現・シグナル伝達バイオセンサー」などの開発研究にも取り組んでいます。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館8階837号室)
『味覚・嗅覚の神経科学』
我々ヒトを含む動物の行動に、味覚と嗅覚は重要な働きをしており、味覚嗅覚は生物としての根源に関わる神経の働きです。私達はかつて、脊椎動物嗅覚受容神経における、匂いから電気信号への「情報変換機構」の解明に貢献することができましたが、現在は無脊椎動物をも実験対象とし、味覚嗅覚に関連する末梢から中枢神経までの様々なレベルの研究を展開しています。手法的には電気生理学やバイオイメージングなどで生体の反応を扱う一方、分子生物学などでそれらの生体反応を担っている分子を取り扱おうとしています。公開ではその研究の一端を紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館6階635、640号室)
『バイオイメージングと筋細胞』
本研究室では、主として外界刺激(ストレス)に対する生体応答・情報処理の生理学的・生体工学的解析を行っています。特に、バイオイメージングなどの先進技法を積極的に取り入れ、筋機能システムについての研究をしています。
公開日には、バイオイメージングの機材や顕微鏡写真を展示して、筋疲労や筋損傷などを視覚化した画像を見ていただきます。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東1号館3階302号室)
『生きた細胞を『観る』『探る』『使う』』
すべての生物のからだは、細胞と呼ばれる単位からできています。本研究室では、生きた細胞の中の分子の様子を「観る」ことを基本にして、細胞のなかに いろいろな手法で「探り」をいれながら、細胞が働く仕組みについて解き明かすべく研究を行っています。また、生きた細胞を小さな実験装置としてさまざまな用途に「使う」ことができないか、と考えています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館7階727、729号室)
『「コロイド微粒子の分散体、集積体の機能化」研究紹介』
ビーカーに材料を入れて、それを振って混ぜるだけで、生命に匹敵する複雑な構造と機能を持つ物質ができあがる。化学者にとって、それは一つの夢です。最近は「自己組織化」という性質により、種々の分子からなる秩序だった構造物が次々と作られています。次は、部品が組み合わさった高次構造によって生み出される機能を実現したいと考えています。自己修復、自己複製といった機能を持つ分子、構造物を作りたい、と夢を拡げています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東1号館1階115号室)
『低酸素と酸化ストレス』
低酸素環境下における身体運動がもたらす酸化ストレスについて、説明します。

低圧・低酸素という環境条件が、酸化ストレスに及ぼす影響を、富士山での実地踏査などの結果をふまえて解説します。低酸素環境で酸化ストレスは高まることは知られていますが、登山などでは、紫外線や温度差の影響も加わり、酸化ストレスが高まる要因に加わることになります。実際のところどの程度身体に悪いのでしょうか?
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館9階909号室)
『生物発光に学ぶ基礎化学と光機能物質開発』
ウミホタルやホタルなどの生物発光の仕組みについての基礎化学とこれに基づく光機能材料開発について簡単な実例をまじえて紹介します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館8階837号室)
『X線で分子を見る』
分子はあまりにも小さくて、直接見ることはできませんが、X線回折の手法により「見る」ことができるようになります。本研究室では主に有機化合物の構造と性質の関係や、さらに分子と分子の間にはたらく相互作用を、X線回折を使って調べています。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館9階939号室)
『分子ビームによるナノ科学 -真空中で分子を操る-』
真空中に分子をビームとして噴出すると、大気圧中や液体中では合成できないナノ構造や孤立した生体分子を生成することができます。これらは究極的なナノ材料の作成や生命の微視的理解につながります。
当日は、分子ビームを生成するための真空槽、分子線レーザー分光を行うためのレーザー、分子を基板に蒸着するための装置を学生と一緒に展望を交えて紹介します。
また、分子の構造や反応についてのコンピュータを使った理論計算についても紹介します。
11月18日(金曜日) 13時00分から17時00分
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
11月20日(日曜日) 13時00分から17時00分
(東1号館1階113号室)
『プリン代謝系はどのようにしてできたのだろうか?』
本研究室ではプリン代謝に関与する酵素の構造と働きについての研究を通して、 生体システムの成り立ちを理解しようと努めています。当日は、 プリン代謝と酵素の立体構造解析などについて説明します。
11月19日(土曜日) 13時00分から17時00分
(東6号館7階706、707、717号室)
入試案内
学域(学部)
大学院
その他の入学制度
合格発表等