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オープンキャンパス・進学説明会:入試案内

平成24年度第1回オープンキャンパス 公開研究室一覧 情報理工学部 先進理工学科

開催時間

11時30分から16時00分(随時入場可)

公開研究室一覧

分野・研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
電子工学コース

【情報通信】

『低電力集積エレクトロニクスによる環境改善と安心安全社会の実現』
本研究室は創研2年目の若い研究室ですが、皆生き生きと研究に取り組んでいます。低電力LSI技術や低電力システム技術等の低電力集積エレクトロニクスとこれを活用し、バッテリレスセンサネットシステム等の新しいアプリケーションを開拓し、環境改善や安心安全な社会を実現する研究をしています。
  • ・コンセント型小型電力センサノードによる家庭内電力消費の見える化
  • ・マイクロ音叉(MEMS共振器)
  • ・極低電力LSI設計技術
(西2号館3階329号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『安心・安全・安価な材料を用いた環境に貢献する科学技術』
  • 1. 安価な方法による機能性炭素膜(DLC)作製
  • 2. 可視光/酸化物半導体を用いた環境浄化
  • 3. レーザーを用いた微粒子、薄膜作製
(西2号館4階411号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『計算機シミュレーションで探るナノスケールの世界』
最先端のシミュレーション技術を駆使して、ナノスペースで繰り広げられる原子・電子の振る舞いを追いかけています。特に、低炭素社会に向けて「固体の炭素」を逆に積極的に利用した物質設計、スピンを利用したスピントロニクス用デバイス開発に興味を持っています。
(西2号館3階308、309号室)

【情報通信】

『半導体の製作および評価』
これまでに応用されていない材料の開発、LED発光効率の向上や、欠陥密度の解析など、基礎から応用に至るまで、守備範囲の広い研究をしています。以上のことを、これまでの研究成果と自らの研究テーマを交え説明します。
(東31号館1階ロビー)

【ナノテクノロジー・材料】

『量子を操作する電子素子』
ミクロの世界は「量子力学」に支配されています。量子力学特有の現象を「量子効果」と呼びます。本研究室では、量子効果を利用した電子素子による「電子」や「磁束量子」の操り方とその応用について、パネルを使って紹介します。
また、「磁束量子」を操るときに使われる超伝導体の特殊な性質を見ていただくため、『浮き磁石』の実演を行います。
(西8号館7階718号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『半導体ナノ構造の太陽電池への応用』
ナノメートルサイズの半導体微結晶中に電子を閉じ込めると、原子のような性質を示します。この微結晶は量子ドットと呼ばれ、超低消費電力の半導体レーザー、半導体集積回路、さらには量子暗号通信用の基本素子として応用が期待されています。最近では、量子ドットを太陽電池へ導入することにより、従来よりも高い電力変換効率が得られることも理論的に予測され、世界中で活発な研究開発が進められています。本研究室では、この魅力的な半導体量子ドットの作製、評価、そして太陽電池への応用について紹介します。
(西8号館5階502号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『シリコンフォトニクスとダイヤモンド
‐IV族元素を中心とした材料・デバイス開発‐』
大型計算機から携帯電話にいたるまで、電子機器の発展は半導体LSI技術に支えられてきました。シリコンLSIは開発が進み、21世紀に入りデバイスサイズの縮小化は量子限界に、そしてクロック周波数は金属配線の伝送帯域の限界をむかえます。一方、環境問題からハイブリットカーや電気自動車に必要なハイパワーデバイスの開発が盛んに行われています。これらのLSIやパワーデバイスはIV族元素半導体で支えられています。本研究室では、IV族元素半導体であるSiの新しいパラダイムであるシリコンフォトニクスや、究極の半導体といわれるダイヤモンドの合成に取り組んでいます。当日は本研究室の取り組みをポスターで紹介します。
(西2号館2階217号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『新規高効率ナノ蛍光材料の開拓 』
ナノサイズの新規半導体蛍光材料を開拓する研究を紹介します。チオシリケートとよばれる各種シリコン硫化物や、極小サイズのシリコン、酸化亜鉛、酸化錫などの半導体を創製しています。低消費電力の光電子素子や表示機器につながる、高輝度高効率でかつ波長制御可能な各種蛍光体をめざして研究しています。
(東6号館4階403号室)

【情報通信】

『アナログ回路及びデジタル回路のIC チップ設計』
IC設計室、学生室の紹介をします。集積回路についての説明をします。
西8-213号室にて、アナログ回路、デジタル回路のICチップ設計の流れの実演と研究室の紹介を行います。集積回路に興味がある、新しい回路、面白い回路を設計してみたいといったことに興味がある人は是非見学に来てください。
(西8号館2階213号室、217号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『ナノ構造物で固体の中の電子を操る』
私達は、日々身の回りで固体(結晶)の中の電子を様々に操りながら生活しています。たとえば、照明機器から携帯電話、パソコンに至るまで、そこではいろいろな固体の中の電子の性質を素朴に利用したり、とびきりの工夫を凝らして利用したり、いろいろな操り方をしているのです。
本研究室では、ナノメートル領域の構造を作製し、さらに不思議な電子の性質を利用した新しい物作りを目指しています。実験室は、電子を操るナノ構造物の作製現場であり絶対零度近くの極低温での計測現場です。その実験機器を公開します。
(東6号館4階417号室)
光エレクトロニクスコース

【フロンティア】

『毎秒100ギガビット以上の高速かつ省エネルギーな光エレクトロニクスデバイス』
本研究室では、小型な光半導体材料内部で発生する超高速光現象を応用して、毎秒100ギガビット以上の光信号を直接制御する『高速・省エネルギーなデバイス研究』を積み重ねています。国内・国外機関と連携・交流しつつ、従来方式の限界を超える全光方式実用化を目指し、少しずつ成果を積み上げて国内外へ発表しています。公開日当日は、高速光信号の発生・制御・波形計測を実演・紹介する他、超高速な光制御方法や応答特性の研究事例をご紹介します。どうぞよろしく!
(西2号館3階301、302号室、西7号館5階513号室)

【環境】

『現代の非線形光学』
2010年はレーザー誕生から50周年、2011年は非線形光学誕生から50周年を迎える記念すべき年でした。レーザー技術、および、それと互いに相補的な関係にある「光科学」は、この間、目覚しい発展を遂げました。50年を経た現在もその勢いは衰えていません。得られた知見は、現代のナノテクノロジー・材料、ライフサイエンス等の様々な重点科学技術分野におけるイノベーション創出に不可欠なものとなっています。
我々のグループは、この50年間の発展を土台として、現代的なセンスで「非線形光学」の新しい可能性を探求しています。研究室を全て公開します。是非、御訪問ください。
(東6号館6階613号室、622号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『ナノコンポジットマテリアルとそのフォトニクスへの応用』
本研究室では光により多次元フォトニック結晶構造を形成できる光重合性ナノコンポジットマテリアル(NPC)の開発とそのフォトニクスへの応用の研究を行っています。今回の公開では、ナノ微粒子や半導体量子ドットをナノ材料として用いたNPCによるホログラフィックデジタルデータ記録、非線形光学、液晶分散ポリマーによる光スイッチングのデモンストレーションを行います。また、量子力学の基礎やライフサイエンス・医療分野への応用が期待されるNPCによる中性子ビームのホログラフィックな制御についても説明します。
(西2号館3階313、326号室、4階401号室)

【フロンティア】

『超短パルスレーザーが拓く新しい科学』
超短パルスレーザーを用いて、巨大惑星内部や太陽表面状態を模擬した極限状態を作り、その物性を評価する研究を行っています。当日は、本研究室のレーザー施設を見学できる予定です。
(西7号館1階101号室)

【情報通信】

『レーザーと光の新機能・極限技術』
”光と新素材の織りなすレーザー新技術の創生” を合言葉に、レーザー工学、非線形光学、量子光学、バイオ・ナノフォトニクスなど、レーザーの基礎と応用に関する研究を進めています。レーザー制御や精密光計測の技術を基に新たな研究分野の開拓をめざしています.以下の実験概要を公開します。
  • ・ 短波長(200nm以下)コヒーレント光源開発
  • ・ 半導体レーザーの周波数安定化
  • ・ 非古典光の生成と応用
  • ・ タンパク質用いた視覚機能光センサー
  • ・ ラマン分光による高度好塩菌の膜タンパク質解析
(西2号館4階408号室)

【フロンティア】

『レーザー研究最前線』
レーザーは光科学の根幹を担うキーデバイスです。私たちは、次世代レーザーを目指し、新手法・高出力化・高機能化・新材料に取り組んでいます。フォトニックバンドギャップ、マルチコアなどの先端微細構造ファイバー導波路により高度に電界制御されたレーザーや、セラミック技術により可能になった新材料・新機能性デバイスによる高出力・超短パルスレーザーなど、私たちが研究・開発している世界最前線の新しいレーザーの数々について、パネルと実験室ツアーで紹介します。
(西7号館6階613号室)

【情報通信】

『超高出力レーザーを用いた光波の制御』
本研究室では、光数サイクルの超短パルスレーザー、TW級の超高出力レーザー電場を用いて、物質を変調したり、光電場そのものを制御したりしています。
(西7号館2階213号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『半導体ナノ材料を用いた次世代太陽電池に関する基礎研究』
本研究室では、「半導体ナノ材料の光エネルギー変換基礎過程と光機能性発現との相関」を中心的テーマとして、次世代太陽電池に関する基礎研究を行っている。現在は、特に以下の課題を重点的に研究しています。
  • (1)半導体量子ドットと色素を用いた安価・高効率次世代太陽電池の作製と各種特性評価およびメカニズムの解明
  • (2)高速レーザー分光法を用いて、半導体量子ドットと色素の光励起電子の緩和ダイナミクスの評価
当日は、具体的な研究内容と高速レーザー分光装置を含む主な設備を紹介します。
(東6号館5階506号室)

【情報通信】

『光情報処理と先端光計測』
光は電磁波の一種であり、振幅(電場や磁場の値の振れ幅)、位相(振動の山や谷のタイミング)、偏光状態(電場や磁場の振動方向の偏り)によって特徴付けられます。この3つを正確に測ったり自由に制御することで、光の特色を生かした新しい機能や技術を生み出すことを目指しています。今回は、リアルタイムのホログラムを用いたらせん状の波面をもつ特殊な光ビームの発生や、縞画像処理によるリアルタイムの3次元物体形状計測を中心に紹介します。
(東6号館6階617号室)

【情報通信】

『光でつくる新しい計測技術と情報処理
― ナノ計測から高速マルチメディア検索 ―』
本研究室は、光技術を基に、画像処理技術、情報・IT技術などを融合した新しい計測システムと情報処理システムの研究開発を行っています。たとえば、光の干渉作用を利用して、透明な細胞などをナノオーダで計測するシステムを構築しています。従来の位相差顕微鏡等では見えない、細胞の劣化情報や癌化した細胞の情報等を高精度に可視化することが可能です。また、光相関機能とホログラム光メモリを利用して、超高速なマルチメディア検索システムを構築しています。世界唯一のディスク型のホログラフィック光検索装置を保持しており、これらはインターネット上の動画、音楽などを高速検索し、著作権管理等に利用された実績を持っています。
(東9号館3階303号室)
応用物理工学コース

【ナノテクノロジー・材料】

『赤外線集中加熱炉で宝石をつくる』
赤外線集中加熱炉による酸化物の単結晶作製を紹介します。
(東6号館3階313号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『光散乱で探る物質中の分子の運動と相転移』
物質の相転移現象は、それを構成する分子の運動状態と密接な関係があります。レーザー光を物質に入射するとRaman散乱をはじめとする様々な種類の散乱光が生じ、これらの散乱光から分子の運動状態や分域などの情報を知ることができます。
私達はこの光散乱分光を用いて様々な物質の相転移現象のメカニズムを探っています。公開ではRaman散乱の実演実験を行います。
(東6号館4階437号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『ナノスケールでの物理<摩擦と超流動>』
原子サイズに近いナノスケールでは、我々が普段生活しているマクロな世界では見られないような新しい性質が現れます。このような新しい性質を見いだすことは、現在の知識の延長線上では想像できない発展の可能性を持っています。研究室公開では、ナノ動摩擦顕微鏡や超流動を測定するための冷凍機など、実験装置を公開するとともに,低温で物質の性質がどのように変化するかを見ていただくために液体窒素を使ったデモ実験を行います。
(東1号館1階106号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『レーザー光による極低温原子の生成とその操作』
原子のレーザー冷却の実験を公開します。
光周波数コム(モードロックレーザー)の実演をします。
(西7号館5階513号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『超精密原子・分子・光科学』
マイクロケルビン(10-6K)の極低温での原子の振る舞いやアト秒(10-18sec)という超短時間での量子現象や、高強度レーザー場中でのイオン化といった極限的な状況下での現象についての理論研究を行っています。
超伝導や超流動などの物性現象は極低温原子・分子のBECの過程にも現れます。BEC理論計算や、アト秒の時間分解能を持つ超高速レーザー顕微鏡の基礎となる理論について紹介します。量子力学に興味のある方、 数値計算シミュレーションを利用した理論研究に興味のある方、歓迎いたします!!
(東6号館5階529号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『統計物理学と数値シミュレーション』
本研究室の研究内容の展示、説明を行います。
  • ・モンテカルロシミュレーションと非平衡緩和法
  • ・ランダム系の臨界普遍性の非平衡緩和解析、スピングラス転移の非平衡緩和解析
  • ・Kosterlitz-Thouless転移の非平衡緩和解析
  • ・自作PCクラスター(4x6=24コア)の展示、デモンストレーション
(東6号館5階534、535、539号室)

【フロンティア】

『ナノスケール系・メタマテリアルの光物性』
光の速度や偏光などの自由度を制御する目的で、フォトニック結晶やメタマテリアルと呼ばれる、特異な光学的性質を示す様々な人工的な物質が作成されています。当研究室ではこれらの物質内で起る電磁場の散乱現象を理論的・数値的な解析によって調べ、新しい可能性を探っています。これらの研究の状況を紹介します。
(東6号館5階513号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『原子気体のボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)を用いた実験的研究』
本研究室では、レーザーなどを用いて絶対零度まで冷却した極低温中性原子を生成し、それらの量子的な振る舞いを利用して種々の物理現象を観測する実験を立ち上げています。具体的には、
  • ・連続発振原子波レーザーの開発
  • ・2成分BECの回転位相整合性のブロッキングとダイナミクス
  • ・任意形状の量子渦生成
などのテーマの実現を目指しています。
(東6号館6階619号室)

【フロンティア】

『原子のさざ波』
原子というと非常に小さな「粒々」を想像するかと思いますが、原子集団を超低温に冷却すると、目で見えるような範囲に広がった「波」としてふるまうという非常に奇妙な現象が起こります。本研究室はこのような物理系の理論的研究を行っています。
(東6号館4階423号室)

【情報通信】

『絡み合った光子の不思議』
光は波としての性質と粒子としての性質をあわせ持ちます。レーザー技術の発展に伴い、光の波としての性質は制御技術が確立され、様々な分野で利用されていますが、粒子としての性質はまだ十分に制御できていません。しかし、光の粒子(光子)が自在に操れるようになると、光の新たな利用方法が見えてきます。当日は光の粒子(光子)の特徴的な性質である「絡み合った光子」の不思議について紹介します。
(東6号館4階416号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『電気を流すダイヤモンドの作成』
高価な宝石として有名なダイヤモンドは光学特性以外にも、その硬さや熱伝導率の高さ、電気的絶縁性の高さから工業的にも魅力的な物質として研究されています。ダイヤモンドはシリコンと同様に、ホウ素などの不純物を僅かに添加すると、その電気的性質が半導体的特性に変化します。近年、不純物濃度を非常に高くして 金属のように電気抵抗を低くしたダイヤモンドが、低温で超伝導状態になる事がわかりました。これはダイヤモンドが物性物理学の面からも魅力的な物質である ことを示しています。
当日は、良質な人工ダイヤモンド作成装置の一つであるマイクロ波プラズマ化学気相成長装置(MPCVD)の紹介を行います(東1号館201号室)。また、電子顕微鏡の公開(体験)も同日開催する予定です(D棟1階105号室)。
中村 仁 研究室
(東1号館201号室、D棟1階105号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『核融合、天文、ナノテクなど様々な分野で活躍!多価イオンとは』
本研究室で研究しているのは「多価イオン」です。聞き慣れない言葉だと思いますが、核融合、天文、ナノテク、基礎物理、加速器工学、次世代光源、などなど、様々な分野で活躍しています。本研究室ではTokyo-EBITと呼ばれる世界有数の多価イオン生成装置を使って、他では出来ない「多価イオン」の先端研究を行っています。天井を突き抜けてそびえ立つ大きな実験装置をぜひ見に来て下さい!
(西7号館3階305号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『極低温中性原子とイオンで探究する超流動の物理』
高温では気体の原子は粒子として飛び回っていますが、低温では原子たちはただ止まっているだけなのでしょうか?そして究極の低温状態である絶対零度ではどうでしょうか?実は極低温の世界では原子は粒子としてだけではなく波としての性質も示すようになり、その性質(量子統計性)を考慮しないと説明できない不思議な現象が起こります。その中でボースアインシュタイン凝縮、超流動という現象に注目して研究を進めていきます。特に私たちの研究室ではレーザー冷却法によってほぼ絶対零度にまで冷却された原子集団の示すボース凝縮体の性質を、捕獲されたイオンを用いて調べる手法の開発を行っています。
(西7号館3階313号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『新しい超伝導物質の開発』
超伝導物質は、ある温度で電気抵抗がゼロになるという非常に不思議で、魅力的な材料です。現在では、その特性を生かしリニアモーターカーや医療用MRIなどに応用されており、超伝導を示す温度(超伝導転移温度)が高ければ高いほど応用に有利とされています。
本研究室では、より高い温度で超伝導を示す新超伝導物質の開発を行っています。演示実験による超伝導現象や新物質開発に使用する実験機器を紹介します。
村中 隆弘 研究室
(東6号館5階537号室)
生体機能システムコース

【ナノテクノロジー・材料】

『有機化合物を主体にして磁石を作っています』
ご覧いただくのは化学系実験室の合成室ですが、他の部屋をのぞき込めば測定装置もご覧いただけます。エレクトロニクス志向・デバイス志向の材料科学を研究しています。
有機化合物は電気を流しません。磁石になりません。なぜでしょうか?どうすればそういう常識はずれな物質を作れるでしょうか?分子/固体設計次第でそれは可能なことなのです。有機化合物の設計性自由度は無機材料の比ではありません。しかし、簡単に作れません。そこがまた面白いのです。
(東6号館8階813号室)

【ライフサイエンス】

『シミュレーションで読み解く生物の複雑性』
生物は多くの階層構造を持つ複雑なシステムです。私たちの研究室では、階層間の関係に注目したいくつかの研究を行っています。1つは、脳の情報処理の研究で、認識や記憶がどのような神経メカニズムで生じるのかについて数理モデルとコンピュータシミュレーションを用いて研究しています。また、細胞や個体の集団に見られる自己組織的なふるまいについてそのメカニズムを研究しています。研究室公開では、ニューラルネットワーク、生物集団の自己組織化の面白さについて、コンピュータを使って説明します。
(東6号館7階723号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『ケイ素を含む高分子ポリシランとオリゴシラン』
有機ケイ素化合物はケイ素原子を含む人工的な物質で様々な工業的用途で用いられています。代表的なものはシリコーンで、これはケイ素と酸素の結合を主骨格としていて、潤滑剤、ゴム、樹脂などに広く使われています。これに対して、ケイ素同士の結合や、ケイ素と炭素との結合を主鎖に持つ高分子化合物ポリシランやオリゴシランが新しい機能性材料として研究されています。これらは導電性、感光性、発光性など、電子的、化学的に特異な性質を持っているため、各種電子デバイス材料としての用途が考えられている化合物です。ポリシランやオリゴシランの合成や性質についての研究結果を紹介します。
加固 昌寛 研究室
(東1号館2階212、214号室)

【ライフサイエンス】

『バイオイメージングによる筋細胞機能の探求』
動物の歩行や走りなどの運動は骨格筋の動きによって表現されます。本研究室は、筋細胞のダイナミックな動きと巧みなコントロールのメカニズムを探求しています。先進のバイオイメージングを応用し、生きたままの状態で筋細胞内の様々なイオンや物質の動態を調べています。当日は、バイオイメージングの機材や顕微鏡写真を展示して、筋疲労や筋損傷などを視覚化した画像を紹介します。
(東1号館3階302号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『超音波によるナノ粒子合成・ソノルミネッセンス』
液体に超音波を照射することにより水をラジカルに分解することができます。今回は生じたラジカルを用いて金イオンを還元し、金ナノ粒子を合成する実験を体験してもらいます。
水に超音波を照射することにより青白く発光します。これをソノルミネッセンスと呼びます。今回は水やその他の液体のソノルミネッセンスを視覚的に体験してもらいます。
(東6号館7階713号室)

【ライフサイエンス】

『生物に学ぶ光の化学と光機能物質の開発』
私たちはホタルやウミホタル、オワンクラゲなどの生物発光や植物の光合成に学ぶ光化学研究を行っています。公開では研究室の紹介の形で私たちの取り組みを説明します。具体的に、光機能物質の代表である蛍光色素の実例をお見せしながら、光化学の基礎も解説します。
(東6号館8階837号室)

【ライフサイエンス】

『味覚・嗅覚の神経科学』
我々ヒトを含む動物の行動に、味覚と嗅覚は重要な働きをしており、味覚嗅覚は生物としての根源に関わる神経の働きです。私達はかつて、脊椎動物嗅覚受容神経における、匂いから電気信号への「情報変換機構」の解明に貢献することができましたが、現在は無脊椎動物をも実験対象とし、味覚嗅覚に関連する末梢から中枢神経までの様々なレベルの研究を展開しています。味覚嗅覚の研究によって、神経一般の動作機構の解明へとつながるのではないかとも考えています。手法的には電気生理学やバイオイメージングなどで生体の反応を扱う一方、分子生物学などでそれらの生体反応を担っている分子を取り扱っています。公開ではその研究の一端をお見せします。
(東6号館6階635、640号室)

【ライフサイエンス】

『生きた細胞を『観る』『探る』『使う』』
すべての生物のからだは、細胞と呼ばれる単位からできています。本研究室では、生きた細胞の中の分子の様子を「観る」ことを基本にして、細胞のなかに いろいろな手法で「探り」をいれながら、細胞が働く仕組みについて解き明かすべく研究を行っています。また、生きた細胞を小さな実験装置としてさまざまな用途に「使う」ことができないか、と考えています。
(東6号館7階727、729号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『コロイド微粒子の分散体、集積体の機能化』
ビーカーに材料を入れて、それを振って混ぜるだけで、生命に匹敵する複雑な構造と機能を持つ物質ができあがります。化学者にとって、それは一つの夢なのです。最近は「自己組織化」という性質により、種々の分子からなる秩序だった構造物が次々と作られています。次は、部品が組み合わさった高次構造によって生み出される機能を実現したいと考えています。自己修復、自己複製といった機能を持つ分子、構造物を作りたい、と夢を拡げています。このような研究にご興味があれば、お話を聞いていただけると幸いです。
(東1号館1階114号室)

【ライフサイエンス】

『情報理工学的創薬』
創薬-特に癌の超早期発見や治療-を目指し、PET診断や分子標的医療に応用可能な独自手法を開発しています。有機化学や分子進化工学をベースにして基礎開発した、NEXT-A反応(化学酵素学的反応)や10BASEd-T法(T7ファージウィルスのエンジニアリングと遺伝/表現情報の読み出し)などをご紹介する予定です。創薬を指向した新規蛍光分子のデザインについても触れたいと思います。
(東6号館8階809、819号室)

【ライフサイエンス】

『富士山と自律神経と活性酸素』
低圧・低酸素という環境条件が、酸化ストレスと自律神経機能に及ぼす影響を、富士山での実地踏査の結果をふまえて解説します。
低酸素環境で酸化ストレスは高まることは知られていますが、高所登山では、紫外線や温度差も酸化ストレスが高まる要因になります。実際のところ、どの程度身体に悪いのでしょうか?
長澤 純一 研究室
(東6号館9階909号室)

【ナノテクノロジー・材料】

『X線で分子を見る』
分子はあまりにも小さくて、直接見ることはできませんが、X線回折の手法により「見る」ことができるようになります。当研究室では主に有機化合物の構造と性質の関係や、さらに分子と分子の間にはたらく相互作用を、X線回折を使って調べています。
(東6号館9階939号室)

【ものづくり技術】

『分子線実験による量子ナノ構造の光・電子物性の研究』
真空中に分子をビームとして噴出すると、原子や分子が少数集まった「クラスター」というナノ構造を生成することができます。ナノテクノロジーにおける分子素子の研究開発などでは、原子や分子の相互作用と量子準位の理解が決定的に重要です。私たちは、ナノ構造であるクラスターを高真空中で質量選別し、超高感度電子分光と光解離画像観測を適用して研究しています。これらの手法により表面電子分布を実測する方法と、反応素過程の立体動力学を解明する方法を紹介します。
(東1号館1階113号室、110号室)

【ライフサイエンス】

『プリン代謝系はどのようにしてできたのだろうか?』
本研究室ではプリン代謝、とくに生合成に関与する酵素の構造と働きについての研究を通して、生体システムの成り立ちを理解しようとしています。
研究室公開では、プリン代謝と酵素の立体構造解析解析などについて説明する予定です。
(東6号館7階706、707、717号室)
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