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大学院オープンラボ・入学説明会:入試案内

研究室公開一覧

平成24年度大学院オープンラボでは、次の研究室が研究内容を公開します。

開催時間

13時30分から16時30分(随時入場可)

公開研究室一覧

情報理工学研究科 総合情報学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
    プレゼンテーション
受験生対象 企業対象
メディア情報学コース
『マルチメディア情報学』
本研究室で研究開発をしてきたマルチメディアの各種技術に関してスライドを使用して説明します。
なお、未踏プロジェクトの参加型実証実験も行います。
(西9号館7階(713あるいは711号室の予定))    
『メディアコンテンツの分析・デザイン』
動画とCGを中心にしたメディアコンテンツの分析・デザイン・制作をおこなっています。兼子の本来の専門はメディア理論・イメージ理論ですが、研究室では理論を応用して実際のコンテンツやサービスをつくることをしています。たとえば動画配信と漫画を組み合わせて何かあたらしいことができないか、SecondLifeのようなWEB3D空間を使って教育をおこなうことができないか、動画を意味的に検索するシステムをつくることができないか、などが課題です。当日は研究例のデモンストレーションをおこないます。
(西6号館4階402号室)    
『複雑系の謎に迫る - マルチエージェントと社会シミュレーションへの誘い』
コンピュータの中で複数の賢いプログラムがやりとりすると、何か起こりそうな気がしませんか? 本研究室では、このような相互作用から生まれる不思議な創発現象(例えば、3人寄れば文殊の知恵など)の謎を解き明かすとともに、その知見を応用しています。当日は、宇宙輸送機(HTV)のカーゴレイアウト最適化、複数ロボットの宇宙太陽発電衛星の組み立て、コンシュエルジュサービス介護支援、交渉力を鍛えるエージェントなどを紹介します。また、本研究室で取り組んでいる「金星に打ち上げた人工衛星」や「宇宙用ローバ」のデモンストレーションも行います。
(西6号館3階307、309号室)
『学習とパターン認識』
種々の学習機械による画像パターン認識について、その研究事例を紹介します。
(東3号館8階821号室)    
『自然界のメカニズムをお手本として未来のコンピュータを創る!』
未来のコンピュータに関する研究をご紹介します。「脳を創る!」プロジェクト関連では、小脳のメカニズムを応用したロボット制御の研究などをご紹介します。「量子コンピュータ」プロジェクト関連では、量子計算の効率的シミュレーション法について、また、「ゲーム情報学プロジェクト」関連では、コンピュータ大貧民の最強プログラムについて、パネルやデモンストレーションを交えてご紹介します。さらに、「高性能計算プロジェクト」では、最近注目を集めている GPGPU(汎用画像処理ユニット)を用いた超高速並列計算についてもご紹介します。
(東3号館8階フロア)    
『知性を増幅するためのWebテクノロジー』
柏原研究室では、Intelligence Augmentation(人間知性の増幅)をスローガンに掲げ、Webテクノロジーを核として知性を増幅するためのソフトウェアテクノロジーの研究開発を進めています。特に、(i) Learning Creation: 新しい学習環境の創造、(ii)eLab:研究活動支援環境の構築、(iii)ExpA:体験・経験から得られる知識の増幅支援、の3テーマを取り上げています。当日は、実際に開発したシステムのデモをお見せします。
(西2号館1階121号室)    
『触覚を中心としたヒューマンインタフェース』
本研究室では触覚を中心としたコミュニケーション・エンタテインメント・ナビゲーションインタフェースを研究しています。今回の研究室公開では「情動増幅」「ハンガー反射」「電気触覚」等の体験型デモンストレーションを通して、ヒトの認知・運動機能を利用したインタラクティブシステムの研究を紹介します。詳しい研究内容はwebページを参照ください。
(西3号館4階402号室)    
『言語、認知、計量』
言語を主な対象として、人間の心について計量的な手法を用いて研究しています。コーパスを用いた自然言語処理的な研究、パーソナリティと言語の関連を調べる研究等を公開します。
久野 雅樹 研究室
(東1号館5階509、510号室)
   
『情報メディアで作る未来のアート』
新素材、センサテクノロジーなどを応用した新しい芸術の表現技法を開拓し、さまざまな場所で展示・公開する実践的なメディアアート研究を行っています。現在のテーマは、複合現実感におけるインタラクションデザインと美、磁性流体等の素材と電子技術を組み込んだデバイスアート、デジタルなボール遊びを実現するダイナミックプレイフィールドの開発です。
児玉 幸子 研究室
(西6号館4階405号室)
   
『人の認知特性を利用した言語イメージ判定システムとテキストに適した色彩を提案するシステム』
本研究室では、人がもつ様々な認知能力に着目しながら、言語メディアや広告メディアなど、多様なメディアの分析やシステムの開発を行っています。今回は、擬音語や擬態語などの言語が喚起するイメージを定量的に提示するシステムと、入力テキストに適した色彩を提案するシステムのデモを行います。ぜひ実際に、最近気になる擬音語や擬態語などを入力してみてください。
(西6号館5階505号室)
『脳に学んだ画像処理システムや医療画像などの画像処理に関するシステム
  • ・Bayes 推定を用いた医用画像再構成に関する研究
  • ・医用画像の識別に関する研究
  • ・視覚モデルに基づいた画像処理に関する研究
    • ・視覚モデルのニューラルネットワーク
    • ・視覚モデルによるパターン分類に関する研究
(西31号館1階109号室)    
『視覚情報処理(Visual Computing)』
人間がいとも簡単に行っている視覚情報処理をコンピュータで実現するための技術とその結果を利用した画像/生成技術に関する研究を行っています。コンピュータに対する、直観的、かつ、違和感の無いインタフェースを実現するために、視覚情報に基づいた人間とコンピュータの対話モデルについて検討を行っています。具体的には、画像処理の分野では、基板検査補助、医療画像の領域分割手法の検討、視覚情報を用いたインタフェースの分野では、エクササイズ支援、プレゼンテーション支援システムの検討、情報可視化の分野では、ドライバの補助を目的に、夜間や雨天時に見えにくくなった道路の区画線の可視化手法等について研究を行っています。
(西6号館2階207号室)
『映像投影技術による身近なバーチャルリアリティ』
室内空間という我々の身近な環境を利用して映像投影を行うことで、現実世界と仮想世界の不思議な融合体験を実演します。
(西9号館6階601、606、608号室)
『画像・映像認識とWebマルチメディアマイニング』
本研究室では、デジタルカメラで撮影した画像や、テレビ放送やビデオカメラで撮影した映像から、人間にとって有用な情報を計算機を用いて自動的に抽出する研究を行っています。大量のデジタル画像や映像の記録が容易にできる今日、計算機が画像・映像の意味内容を理解し、人間に代わって多くの画像・映像情報を「見る」ことが重要な技術となっています。
(西9号館7階704号室)    
『高信頼ソフトウェアの自動合成』
本研究室では、形式手法と呼ばれる数学に基づくソフトウェア開発手法に関して研究しています。一般に形式手法では、デバッグの代わりに定理証明によりプログラムの正しさを保証します。我々は形式手法をさらに発展させ、過去のソフトウェアの微細化で得た部品を結合することで、新規の要求を完全に満たすアルゴリズムを自動的に合成する開発手法の構築を目指しています。
当日は定理証明器のデモンストレーションを交えながら、形式手法とソフトウェア合成に関して説明します。
(東3号館8階817号室)    
『進化計算と多目的最適化』
情報をまるで生物のように扱い、進化させる進化計算という新しい計算法があります。進化計算は、生物進化(自然淘汰・交叉・突然変異)の過程を模倣し、工学的にモデル化して構築されたコンピュータアルゴリズムです。この方法は、最適化・確率的探索・学習アルゴリズムとして広く利用され、産業界でも新しい設計手法として積極的に適用されています。本研究室ではとくに複数の目的関数を同時に最適化する多目的最適化問題に有効な進化計算法を研究しています。例えば、自動車の設計では走行性能と価格を同時に改善すべきですが、これらの間にはトレードオフの関係があり、走行性能の高い自動車は高価格に、低価格な自動車は走行性能を落とさざるを得ません。このように一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ない背反の関係にある目的を同時に最適化するのが多目的最適化です。
本研究室では、進化計算の仕組みを紹介し、多目的最適化問題を進化計算で解くデモをお見せします。
(西6号館2階205、206号室)    
『スマートフォンで月に行こう! ~画像と電波と拡張現実~』
昨今、AppleのIPhoneやGoogleのAndroidに代表されるスマートフォンが普及しつつありますが、これらは一昔前の高性能コンピュータと同程度の性能を持っています。そこで、私はこれらのスマートフォンの能力を最大限に使ったシステムを作りたいと思っています。具体的には、スマートフォンで画像と電波を同時に処理し、高精度に位置を求めるユビキタスシステムや、スマートフォンで制御される2台の月探査ロボットを使った協調動作の研究、そして現実とコンピュータグラフィックスとを融合させる拡張現実の研究を行っています。
(西6号館3階305号室)  
経営情報学コース
『人間を知る -モデル化による人間の理解-』
パネル紹介
人間にとって最も興味深い対象のひとつは人間自身です。そして、科学が進歩するほど、人間自身に対する新たな研究分野が発展しています。本研究室では、人間を主な研究対象として、種々の工学的観点から人間をモデル化し、人間自身に対する理解を深めることを目標にしています。
(西5号館4階403号室)    
『次世代信頼性・安全性システム』
    インターネット・GPSより送信される全世界にて稼働中の製品Aの状態監視データに基づく信頼性・安全性向上に関する研究
  • (1) 状態総合監視システム
  • (2) 品質信頼性統合データベース(DB)
    (状態総合監視DB、故障メカニズムDB、顧客情報DB)
  • (3) 信頼性メカニズムシミュレータ
    (設計最適化・故障予測シミュレーション)
  • (4) 顧客別リスクコミュニケーションシステム
    (余命診断、最適点検・交換時点の決定と通報)
(西5号館6階602号室)    
『サービス・サイエンス -品質向上手法を製品だけでなくサービスや教育にも!!-』
製品の品質の管理・改善には、長年の品質管理分野の研究の蓄積があります。しかし現在、世界経済において70%以上という大きな割合を占めるようになったサービス分野の質に、単純に拡張することはできません。なぜなら、製品とサービスや教育の品質向上の大きな違いは、提供者側と受け手側の異質性にあるからです。例えば、教育の場合、学生さんには個人特性や学習意欲、志向性、あるいは受講前能力に”個人差”があり、教師から同一の授業を受けても、理解度も満足度もかなりバラツクのです。授業の理解度や成長を個人差情報を考慮して解析することで、次の一歩が見えてきます。病院サービスやカフェへの要望も、住んでいる地域や、家族構成によって大分異なります。どの地域に、どのような顧客タイプがどのくらいいるかを分析することによって、質を高める項目の優先度、質向上への示唆を示すことができます。本研究室では、品質向上支援システムの開発を目指し、研究を行っています。
椿 美智子 研究室
(西5号館7階713号室)
   
『全面情報化における再帰的デザイン』
IT(情報技術)の進化は個人や中小企業をエンパワーし、その再帰力によって生活世界やシステムに新たな文脈を作りこむことを可能にします。匿名性の新たなポテンシャルや、電子書籍の最前線、情報化のパラドックス、中小企業エコシステムの構築などに関しての理論的・実証的最先端研究を説明します。
(西6号館5階501号室)
『生産システムにおける最適な施設立地を考える』
近年、情報技術の発展にともなって、各企業における生産システムの大規模・複雑化が急速に進み、その結果、資源・活動・製品(サービス)を効率良く計画・運用することが非常に重要になってきました。本研究室では、生産システムにおいて、これらの諸問題を解決するための意思決定手法の研究、および意思決定を支援するシステムの開発を行っています。
当日は、工場や倉庫などの施設の立地に焦点を当て、望ましい立地を最適化手法により決定する問題を紹介します。
(西5号館8階802号室)  
『数理ファイナンス、数理経済学、金融工学、金融経済学』
最近の卒業論文・修士論文の内容を紹介します。
宮﨑 浩一 研究室
(西5号館5階513号室)
 
『ことばを科学する -ウェブ工学と認知科学-』
インターネットにおいて、情報を伝達する主な媒体は「ことば」です。ウェブ(WWW)から必要な情報を探し出したり(情報検索・抽出、ウェブマイニング)、WWW上にある大量の情報を整理して提示したり(情報分類・要約・組織化)するのを計算機で実現するためには、ことばの工学的処理が必要になります。また、そのためには、われわれ人間が脳や心の中でどのようにことばを理解しているのか(言語理解・認知)を科学的・実験的手法を用いて知る必要があります。本研究室では、以上のようなことばの工学的処理と科学的解明を二本柱として、ことばに関するさまざまな研究を行っています。当日は、ウェブマイニングや言語情報処理に関して本研究室で開発しているシステムのデモンストレーションを通じて、研究内容に直にふれてみてください。
(西5号館7階702号室)    
『人間情報学 ~人間特性の解明と応用~』
人間にとって「やさしい」、「快適な」、「便利な」モノ(機械)や生活・生産・社会システムの実現には、人間特性(生体機能)への配慮が必要不可欠な条件となります。本研究室では感覚(五官)、認知(脳)、行動(神経・筋)といった人間の様々な特性を計測、分析、評価することにより、そのメカニズムを科学的に解明することを研究の目的としています。そして、快適な職場や住まい、高齢者や障害者にやさしい環境、使いやすい情報機器、ストレス防止といった医用、福祉、生活、生産への応用を目指しています。
(西5号館4階407号室)    
『環境イノベーションのための経営情報システム』
本研究室では経営情報学すなわち、企業における経営資源であるヒト・モノ・カネと、これら経営資源それぞれに関わる情報についてのあるべき姿を探求しています。この経営情報学は、企業経営のみならず、地球環境問題をはじめとする社会のあらゆる問題への活用が期待されています。
当日はこれまで取り組んできた企業におけるモノや情報の処理・流れに関する可視化と効率化、特に循環型サプライ・チェーンとERPによる企業システムに関する研究活動について紹介します。
山田 哲男 研究室
(西5号館5階513号室)
『幾何学』
数学教員である山田の主な任務は、 基礎数学の授業を担当することですが、もしも学部の卒業研究や大学院での研究を純粋数学で、との希望と覚悟を持った学生が現れた場合には、山田が指導することもできる制度になっています。ただし、早め(4年生になる前の春頃まで)に相談に来てください。
当日は3、4次元の多様体(曲面の一般化)の構成・分類等について説明します。ポアンカレ予想が解決されて一躍有名になった分野です。
(東1号館5階507号室)    
『ソフトウェア工学:「よい」ソフトウェアを作る研究』
本研究室では、ソフトウェアを中心にしながら、ハードウェアといった人工物と、それに関わる人間とが複雑に絡み合ったシステムを対象とした研究を行います。特に、ソフトウェアシステムをより「よい」ものにするために、実践的でありながら広く応用可能なソフトウェア工学の方法論の構築を目指しています。具体的には、ソフトウェアの評価や設計、ミッションクリティカルシステムの開発、プロジェクトマネジメント、組込みシステム(家電製品や自動車などに組み込まれたソフトウェアシステム)などを研究対象としています。
(西5号館6階613号室)    
『標本調査と統計技法』
統計技法は、標本調査や抜き取り検査など、確率的にリスクを保証するために必要な技術です。本研究室では、標本調査のための様々な手法を研究しています。
また、確率統計の考え方をしっかりと身につけた人材を社会に輩出することも目標としています。
(西5号館6階602号室    
セキュリティ情報学コース
『離散アルゴリズム』
理論的に、また応用面に置いても重要な離散問題はグラフを用いて定式化されることが多いです。グラフ上の離散最適化アルゴリズムおよび離散アルゴリズムの計算幾何への応用について、本研究室で実装した実例を用いて解説します。また本研究室で作成したグラフ論研究およびグラフ上のアルゴリズム開発のための支援ツールのデモンストレーションも行います。
(西31号館2階212号室)    
『実世界情報処理のための情報通信基盤の研究』
インターネットの伝送容量は指数関数的に伸び続けており、このまま続けば10数年で1000倍になります。主役となる端末(アプライアンス)もPCやケータイからさらにRFIDやセンサに移っていくと予想されます。急速なインターネットの発展と端末の変化はインターネットそのものを変えてしまう可能性を秘めています。本研究室では、RFIDやセンサなどのネットワーキングに適切な新しいネットワークアーキテクチャを提案し、世界中どこでも安心して実世界をセンシングし、情報処理できる情報通信インフラストラクチャを研究しています。
(西3号館3階309号室)  
『安全な暗号の実現 ―理論と実践―』
暗号技術は、いまや我々の日常生活にとって欠かせない存在となっています。したがって、暗号の安全性を評価し、向上させることは重要です。これまでは、暗号攻撃者が入手できる情報は暗号の入出力情報のみであると仮定し、暗号システムの安全性を理論的に評価してきました。しかしながら、実装された暗号システムが動作する際には、物理情報の漏洩を利用する攻撃(サイドチャネル攻撃)により、従来の理論的な評価で安全と考えられていた暗号システムが、脆弱となりうることが危惧されています。そこで、本研究室では、理論と実践の両方からこれまでの暗号理論研究をさらに深く研究し、秘密情報の一部が漏れた場合においても安全性が担保できるより安全な暗号方式とセキュリティシステムの構築に向けた研究に取り組んでいます。
太田 和夫・岩元 貢 研究室
(東3号館7階720号室)
   
『情報化社会を支える代数学と整数論』
情報化社会を支える代数学と整数論を紹介します。また本研究室で使われている計算機やソフトウェアを公開します。
(東1号館4階413号室)    
『セキュリティ:安心と安全の科学』
本研究室では、人間が太古の昔から望んできた安心と安全に関して科学的な探究を行っています。また、関連する概念である信頼、公平、プライバシー、匿名性について研究しています。そして、安心と安全、公平、プライバシー等を社会にもたらす情報ネットワークを作っています。
    当日は次のデモンストレーションと展示を行います。
  • (1) Twitterやmixiからのプライバシー漏えい検知システム
  • (2)個人情報を保護する暗号データベース
  • (3) Webのなりすましを自動検知するシステム(ゲーム機Wii上で)
  • (4) 映像の著作権を保護する電子透かし
  • (5) スマートフォン(iPhone)の利用や生放送(USTREAM)に関わるプライバシー保護
  • (6) Twitterから履歴書のウソを見抜く技術
(西6号館6階601号室)  
『離散構造の探求』
離散数学の世界をご紹介します。セキュリティ科学を含む情報科学を理論的に研究する際のベースとなる分野です。この分野出身で、情報科学の各分野で活躍している科学者・技術者が多くいます。
(西31号館2階208号室)    
『未来のOSのはなし』
皆さんはWindows、MacOS、iOS、Androidなどのオペレーティングシステム(OS)を毎日のように使っていることと思います。OSはいまや私たちの日常生活と密接に結びついています。OSが将来どう進化していくかについて紹介します。私たちの安全を守るためのOSの機能、OSをより便利に使うための機能、スパコンのためのOS、スマートフォンのためのOSなどについて、最新技術を紹介します。
(西9号館5階507号室)    
『より安全な暗号実装の実現 ―実践的アプローチ―』
暗号技術は、いまや我々の日常生活にとって欠かせない存在となっています。これまでは、暗号攻撃者が入手できる情報は暗号の入出力情報のみであると仮定されていましたが、実際のシステムに実装された暗号処理デバイスは、演算処理に必要となる電力を消費し、電磁波を放出することが知られています。そういった物理情報を利用する攻撃(サイドチャネル攻撃)により、従来の理論的な評価で安全と考えられていた暗号システムが、脆弱となりうることが危惧されています。そこで本研究室では、太田・岩本研究室と連携して、理論と実践の両方から、よりセキュアな暗号実装技術を追究し、新たな情報セキュリティシステムの構築に向けた研究に取り組んでいます。本研究室で取り組んでいる研究を紹介し、サイドチャネル攻撃とその対策に関するデモンストレーションを実施します。
(東3号館7階720号室)  
『情報セキュリティ:使い続けられる安全の探求』
情報セキュリティの研究は、より安全な情報通信社会の実現を目標とし、多様な研究が行われています。本研究室では、多様な領域を持つ情報セキュリティ研究の中で、安全性と使いやすさの双方に配慮したセキュリティシステムの実現を目指した研究を行っています。当日は、この目標に基づき行われた新たな暗証番号認証と計算機内情報の見える化(視覚化)システムについて紹介します。
(西3号館1階101号室)    
『雑音による誤りと悪意による改ざんから情報を守る』
雑音による誤りを保護する誤り訂正・制御の研究
人的な攻撃に対する暗号・情報セキュリティの問題の研究: 電子透かし・電子指紋等の研究
当日は上記2つの融合展開等本研究室の活動について紹介します。
上記に関連した実験デモンストレーションを行います。
(東3号館9階 エレベータホール)    
『モノのインターネット(Internet of things)』
最近モノのインターネット(Internet of things)という言葉を聞くようになりました。モノのインターネットは、一般的な人間同士のコミュニケーションとは違いモノをインターネットに接続して使っていこうという考え方です。当日は、モノのインターネットを体験できるようなデモンストレーションを行います。
(西3号館3階307号室)  
『人をやさしく支援する人間機械共生のための基盤技術に関する研究』
・人を優しく支援する感性情報学の実現
・文理複合的視点による人間、生命理解
本研究室では上記を2大目標とし、大学でしかできないような学術的な研究と社会とのつながりを意識した工学的な研究とのバランスを取りながら、分野の枠組みにとらわれない学際的な研究を進めています。
【画像情報処理】
顔画像処理、生体画像からの特徴抽出、高品質な画像取得を目指した雑音除去技術などを通して、ロボットビジョンや生体認証などへの応用を目指します。
【音響信号処理】
ロボットによる会話システム、言語インタラクションなどへの応用を目指した高品質な雑音除去システムの構築や音楽的情報処理への応用について研究します。
【ロボティクス】
ヒューマノイドロボットや自律移動型ロボットなどの研究を通して人間そのものの仕組みや人の役に立つロボットのあり方について研究します。
【機械学習、最適化システム】
取得されたデータから自動的にシステムを構築するパラメータ最適化や人間の主観を取り入れた学習機構について研究します。
【感性情報学、観的コンピューティング】
機械系での主観的、心理学的な仕組みの実現を目指し、それを観察することで人間のこころや感情、錯覚等の仕組みについて研究します。
(東1号館8階814号室)    

情報理工学研究科 情報・通信工学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
プレゼンテーション
受験生対象 企業対象
情報通信システムコース
『情報通信ネットワークの限界と可能性の追究』
1948年にクラウドシャノン博士によって創始された“情報理論”は、情報通信の限界と可能性を理論的に解明する研究分野として、現在隆盛を極めるデジタル情報通信技術の根幹をなしています。”情報通信分野におけるアインシュタイン”ともいわれるシャノン博士の提唱した情報通信の理論とはどういうものかということと、情報通信ネットワークの限界と可能性の追究に関する本研究室の取り組みについて分かりやすく説明します。
大濱 靖匡 研究室
(東35号館2階211号室)
 
『MIMO端末評価用伝搬環境(OTA)構築など』
MIMO(送受信にアレーアンテナを用いる高機能情報伝送システム)の性能評価を目的とする電波伝搬環境(OTA)の構築を進めています。その基本となる環境生成部をFPGAで実現しました。また、21世紀の電波環境を未来遺産として後世に残す電磁環境アーカイブ構築の研究も進めています。AMラジオ・FMラジオ・地上アナログTV放送等が含まれる100kHz~200MHzの全スペクトル信号を丸ごと記録するトータルレコーディングを行いました。当日はこれらの研究を紹介します。
(東10号館3階301号室)    
『先端的情報・通信・ネットワークシステムの情報理論解析』
本研究室では、マルチメディアからワイヤレスネットワークに至る先端的情報・通信システムの情報理論解析を行っています。以下の3つのテーマについてパネル・デモ等により説明します。
  • 1)乱数オメガを暴け―情報爆発時代を生き抜く究極的データ圧縮とその応用(川端)
  • 2)ネットワーク情報理論(八木):情報通信ネットワークには情報理論の無限の未来がある
  • 3)先端ワイヤレスネットワークの情報通信理論(竹内):情報統計力学が世界のワイヤレス通信研究者の注目を集める
川端 勉・八木 秀樹・竹内 啓悟 研究室
(東35号館2階211号室)
 
『ワイヤレス通信用デバイス・回路の高性能化について』
テーマは、
  • より無駄無く…(超高電力効率)
  • より綺麗に…(超線形)
  • より多くの…(超広帯域)
情報&エネルギーを伝えるために…
携帯電話、無線LAN、無線電力伝送等で利用される電波の増幅回路技術や、次世代通信の電波送受信用アンテナ等に関して紹介します。
(西2号館5階529号室)    
『ワイヤレス研究の最先端』
当日は以下の5つの研究について説明します。
  • (1)高信頼ユビキタスワイヤレス送受信技術の研究-ZigBee、ITS通信技術の高度化
  • (2)マルチホップ自律分散ネットワークの研究-環境認識によるダイナミックマルチホップ通信
  • (3)無線リソースの極限活用技術の研究-OFDM信号を極限効率で増幅できるEPWM送信
  • (4)パラメータを自由に変えられる可変高周波回路の研究-コグニティブ無線用可変BPF
  • (5)光ファイバ無線(RoF)高度化の研究
(東10号館4階411号室)    
『未来のネットワーキング技術・通信技術』
本研究室では、光ネットワーク、IPネットワーク技術、および、通信システム技術の研究を行っています。さまざまな通信アプリケーションが現れて、通信量の需要の予測が困難になってきています。また、ネットワーク上に、動画配信などの大容量・高品質を求める通信アプリケーションの割合が増加してきています。そこで、いつでも、どこでも、大容量で、かつ、求められる通信品質を効率よく提供できる、通信ネットワークの実現を目指して、研究に取り組んでいます。
(東3号館7階701号室)
『未来の無線通信コグニティブ無線』
未来の無線通信として期待されるコグニティブ無線技術について、パネルによる説明と、コグニティブ無線実験テストベット装置の展示を行います。また、車両間通信にコグニティブ無線を適用する実証実験について紹介します。
(東10号館4階411号室)    
電子情報システムコース
『音響エレクトロニクス(可聴音から超音波まで)』
本研究室では、可聴音から超音波領域までの音響・超音波エレクトロニクスに関する分野、特に音によるQOL(生活の質)の向上を目指した研究を行っています。具体的には超指向性音響システムを用いた音環境改善、高分解能超音波イメージングシステム、超音波精密計測システム、自動車者走行音による路面状況予測システムの開発などです。当日は、それら研究成果の一部をデモンストレーションとともに説明します。
(西2号館5階501号室)  
『マルチメディア信号処理に関する研究』
マルチ信号処理技術は、マルチメディア時代にとって欠かせない重要な技術の一つであり、本研究室では、基礎理論に関してデジタルフィルタ、近似理論、最適化手法、マルチレート信号処理、フィルタバンク、ウェーブレット等を含むマルチスケール変換、時間周波数解析等について研究しています。また、応用に関して、ウェーブレット変換を用いた静止画像圧縮、動画像圧縮、ノイズ除去、ビデオのフリッカー低減、錯視画像解析、画像フュージョン等について研究しています。応用例の一つとして、多焦点画像合成について紹介します。
(西2号館6階613号室)
『電波で見る地球と宇宙』
本研究室では「電磁波工学が地球宇宙環境問題や自然災害軽減に活用出来ること」をテーマとして、地上観測ネットワークや人工衛星など用いた地球宇宙電磁環境に関する観測的および理論的研究を進めています。当日はヨーロッパからの最新の科学衛星データや、赤い妖精と呼ばれる雷放電に伴う発光現象、また、電磁波を用いた地震予知に用いられる観測装置等の紹介を行います。
(西2号館4階429号室)
『木星火球の観測と高速度衝突現象』
木星火球とは、木星の大気中で起こる巨大な流星現象です。その頻度は、木星以遠での小天体数に依存し、太陽系誕生のメカニズムとも関係します。2010年に続けて2例の報告があり、これまで考えられてきた以上の頻度で起きているのではないかと考えられるようになってきています。本研究室では、これを明確化させるため木星のモニター観測を行っており、当日はその観測システムを紹介します。
また、本研究室では月面への微小天体衝突を模した室内実験をJAXAの設備を使って行っており、その成果を紹介します。
柳澤 正久
(東3号館10階ロビー)
   
『電磁界シミュレーション技術の紹介』
物理現象の解明や技術開発には、電磁界(または電磁波)の様子をコンピュータで計算することが必要になります。本研究室では、いくつかの電磁界のシミュレーション技術について紹介します。
安藤 芳晃
(西2号館8階805号室)
   
『電磁環境』
電磁波を利用して、携帯電話、無線LAN、高度道路交通システムなどが続々と登場し、 わたしたちの生活はますます便利になってきた一方、電磁環境は悪化の一途を辿っています。本研究室では、環境電磁工学(EMC)に関わる物理現象を理論と実験で検証することに取り組んでいます。当日は、研究室の紹介、開発品展示および電磁界の可視化デモンストレーションを行います。
  • (新しいウィンドウが開きます)肖 鳳超
(西2号館7階701号室)
『電波で探る超高層(高度90~1000km)の乱れ構造 』
当日は以下の研究概要について紹介します。
  • 1. HFドップラ観測による電離圏擾乱と大気波動の関係の研究
  • 2. 測位衛星振幅シンチレーション多数同時観測による電離圏擾乱構造および移動特性の研究
  • 3. VHF遠距離伝搬波観測によるスポラディックEの広域構造と移動特性の研究
  • 4. 電離圏擾乱総電子数(TEC)観測におけるファラデー回転法・ 2周波位相差法・到来角法の比較研究
(西2号館5階509号室)  
『手ブレ検査装置および脈波分析システム』
企業との共同開発により製品化を行っている手ブレ検査装置および脈波分析システムについて、ポスター展示やデモンストレーションにより説明します。
(西2号館7階713号室)
『教育用6ポートコリレータ型ベクトルネットワークアナライザ』
本研究室で昨年紹介した6ポート型ベクトルネットワークアナライザは、ダイナミックレンジの向上と精度向上に着実な成果を挙げており、当日は教育支援(学生実験、企業研修等)を目的に、共同研究開発したMMIC6ポートコリレータを用いた、教育用X帯MMIC6ポートコリレータ型ベクトルネットワークアナライザの試作機を紹介し、デモンストレーション展示を行います。
(西2号館7階721号室)    
『ワイヤレス通信と高周波回路技術~マイクロ波・ミリ波受動回路の研究~』
本研究室ではワイヤレス通信に必要な高周波受動回路について研究を行っています。例えば、伝送線路、整合回路、共振器、フィルタ、バラン、分波回路、メタマテリアル回路等について設計、シミュレーション、試作実験等を本研究室独自で、また企業との連携で進めています。
和田 光司 研究室
(西2号館2階209号室)
『次世代ユーザーインターフェースの紹介』
  • 1. 脳コンピュータインターフェース(BCI):ヒトの脳波を使ってコンピュータやロボットを制御するBCIについて紹介します。特に音声信号を提示して操作する方式について研究しています。
  • 2. 脳信号処理とその応用:雑音の大きい脳波からいかに必要な情報を取り出すか。リハビリや医療に生かす試みについて紹介します。
  • 3. パターン認識、機械学習に関する研究を紹介します。
(西2号館2階209号室)    
情報数理工学コース
『シミュレーションによる次世代メモリの研究』
現在コンピュータで使われているほとんどのメモリは半導体で作られています。半導体メモリは情報の保持のために電気が必要ですので、コンピュータの使用中はメモリに常に電気を供給しなくてはならず、この消費電力が問題となっています(揮発性メモリ)。本研究室ではシミュレーションを用い、電気を供給しなくても情報を保持できる次世代の不揮発性メモリに関する研究を行っています。
(西9号館6階632号室)  
『科学技術計算のための数値解析および代用電荷法』
現在の科学技術研究・開発においては、問題とする現象等に対しある数学モデルを想定し、そこで生じる数学的問題をコンピュータによる数値計算による解く手法が重要になっています。その数値計算手法を研究するのが「数値解析」です。
当日は、数値解析とはどのような学問なのかというイントロダクションを行うと同時に,本研究室で研究している「代用電荷法」という偏微分方程式の数値解法について紹介します。
(西4号館3階302号室)  
コンピュータサイエンスコース
『Android向けのプログラム実行環境』
スマートフォンのOSであるAndroidのアプリケーション実行環境の改良を紹介します。現在のAndroidでは、「GC」と呼ばれるメモリ管理の仕事が邪魔をして、アプリケーションによってはスムーズに動作しないという問題があります。これは、Androidが採用しているGCの方式の性質により、GCの仕事の一部がアプリケーションと同時に実行できないからです。本研究室では、このような問題点のないGC方式を研究しています。当日はこの方式を搭載したAndroidを使って、デモンストレーションを交えながら、アプリケーションがスムーズに動作する実行環境を紹介するほか、本研究室で行っている他の研究も紹介します。
(西9号館5階519号室)    
『化学反応回路に関する研究』
DNAやRNAなどの生体高分子は,ワトソン・クリックの相補性に基づいて相手を選んで会合するという選択的会合性をもちます。この特徴を利用して、分子反応を利用して論理回路を構築することを探求している研究分野について解説します。
(西9号館7階733号室)  
『社会を元気にするセンサーネットとデータマイニング』
センサーネットとマイニング技術の統合による、日常生活に密着したITC技術とその応用を説明します。
  • l 電力波形マイニング
  • l 家庭用消費電力可視化システム
  • l RFID による高齢者見守りシステム
(西9号館8階806号室)    
『コンピュータと使いやすさ(ヒューマンインタフェース)』
本研究室ではインタフェース(コンピュータとのやりとり)をいかに工夫すれば使いやすいシステムができるか、また、できあがったシステムの使いやすさをどうやって評価するかについて研究しています。具体的には、新開発した携帯型装置を用いた新しい入力方式、講義を支援するためのe-ラーニングシステム、コミュニケーションを豊かにするWEBシステム等について紹介します。
(西9号館4階434号室)    
『GPGPU技術の広がりとFPGAの応用』
GPU(グラフィックスカード)を画像処理以外の分野にも応用しようとする試み(GPGPU)が近年注目を浴びています。最初はコンピュータシミュレーションの分野から使われ始めましたが、最近では教育など他の分野でも使われ始めています。また、FPGA (Field Programmable Gate Array)を用いたハードウェアも開発中です。デモンストレーションを交えながらこれらの技術を紹介します。
(西9号館7階719号室)
『人を楽しませるゲーム認知科学』
本研究室では、将棋、囲碁などの思考ゲーム、あるいはデジタルゲームを題材に、人間の熟達者の思考を認知科学的手法で研究しています。人間の思考過程を認知科学的手法で調べ、その知見を活かして、強いAIを作るだけではなく、人間らしい思考を模倣したり、対戦して楽しいシステムを作ったりすることを目的にしています。当日は、ここ数年行なってきた「熟達者の思考や行動を模倣するAI」「思考ゲームにおける合議アルゴリズム」「焦りが思考過程に与える影響」などの研究を紹介します。
(西9号館7階716号室、8階833号室)
『変数係数線形微分方程式系の解の漸近挙動について』
単独の定数係数線形常微分方程式の一般解は指数関数の1次結合で表されます。連立の定数係数線形常微分方程式の一般解(ベクトル値関数)も同様であり、そのノルムはという漸近形をしています。ここで、a は係数行列の固有値の実部の最大値、b はその固有値の重複度と初期データで定まります。これらの既知の事実が変数係数の場合にどのように一般化されるかについて解説します。
(東1号館5階501号室)    

情報理工学研究科 知能機械工学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
プレゼンテーション
受験生対象 企業対象
先端ロボティクスコース
『マイクロロボットとその応用』
マイクロロボットファクトリーの構築と実用化を目指して微動機構、マイクロマニピュレータおよびセンサーの開発やそれらの駆動方法や精密誘導方法などについて研究しています。最近は海外の研究室との交流も積極的に行い、マイクロメカトロ技術を体験し、また他国の人たちとコミニュケーションできるように環境を整備しています。
(東4号館3階331号室)    
『人間的な振舞をする知能ロボット及び顔画像情報処理』
知能ロボットに人間と同じ様な振舞を自律的に行わせるためには、どうすればいいでしょうか?本研究室では、目(画像・距離情報)と耳(音情報)でもって周りの人間や環境の状況を把握し、その結果に応じて人間的な振舞をしたり、人間とコミュニケーションを行うことができる知能ロボットの実現を目指した研究成果を紹介します。また、カメラで取込んだ顔写真から顔の特徴や印象を数値的に解析し、表現力豊かな似顔絵をコンピュータに自動的に描かせる技術を、実演を含めて紹介します。顔画像データベースの中から、顔の特徴や印象が似た顔を効率良く探してくることもできます。更に、高速・高精度な3次元視覚機能、自由視点映像生成技術についても紹介します。
(西8号館5階517号室)
『いろいろな近接・触覚センサとロボット制御への展開』
高速ロボットハンドに取付けた触覚・すべり覚を用いた把持操作、非接触で近傍物体を検出する近接覚センサとそれを装備したロボットハンド、自律移動車による衝突回避と物体追従などについて実機の展示を行います。
(東9号館2階201号室)
『飛ぶロボット&生物型ロボットから脳波で操るロボットまで』
田中一男・田中基康研究室は Unique & Challenge in Robotics and Control をコンセプトに、飛ぶロボット&生物型ロボットから脳波で操るロボットまで、また、非線形&知的制御理論から産業応用までを幅広く展開しています。 当日、可能な限りデモ、あるいは、実験映像、シミュレーションなどをご覧いただけます。
(東4号館4階431号室)  
『人の運動と感覚の機能を補助する融合マシン技術に関する研究』
運動感覚機能の補助と代替のための人と機械の融合技術の開拓をメインテーマとして研究活動を行っています。特にその根幹を成す技術である個性適応技術(人や自然環境など多様な時変性を有する対象に対し、機械学習の理論を用い、状態変化に適切に対応する制御規則を後天的に獲得する適応学習能力を実現する)の確立を目指します。デモでは、個性適応技術を応用した筋電義手や手指リハビリテーションのためのパワーアシスト装置、運動感覚機能再建のための表面電気刺激を用いたバイオフィードバック技術などの本技術の一端をご紹介します。
(東9号館2階203号室)
『生体計測とバルーン魚ロボット』
ロボットと生体情報が私たちの研究分野です。ロボットを開発し、脳波や筋電を解析します。バルーン魚ロボットや生体計測技術でヒトの暮らしを快適にすることが目標です。
(西8号館8階807号室)
『精巧なロボットシステムの構築を目指して』
~高性能高機能メカトロ要素の開発から精密計測・精密制御システム、サービス・作業支援・エンターテイメントロボットまで~
169:ロータリエンコーダ知能化システム、関節で知覚するロボットフィンガ、太鼓打撃ロボット、楽器演奏ロボット(リコーダMUBOT)、三次元環境・物体認識システムほか
144:三次元測定機(ZEISS PRISMO Navigator 5 S-ACC mass)、三次元レーザ干渉計(LEICA LT-500)、レーザ光平面による三次元位置姿勢計測システムほか
(東4号館1階169号室(プレゼンテーション)、東6号館1階144号室)
『人間の状態・意図推定と作業支援』
私たちの研究室では、人間、特に製造業の組立作業者や、オフィスでのデスクワーカーなどを、情報面・物理面の両方から支援するシステムを研究しています。システムが適切なタイミングで適切な内容の支援を行うためには、作業者の意図や状態を理解することが必要となります。このオープンキャンパスでは、人間の状態・意図を推定するための方法や、ロボットによる物理的な作業支援についてお見せします。
(東5号館5階522号室)
『知能ロボティクスと認知発達ロボティクス』
私達の研究室では、真に人の役に立つ家庭用ロボットの実現を目指して研究を進めています。また、本当の意味で知能をもち、私たちとコミュニケーションできるロボットの実現を目指しています。こうしたロボットを開発するためには、ロボットの工学的な研究だけでなく、人間の認知発達の仕組みを研究し、それをロボットで実現する試みも重要であると考えています。今回の研究室公開では、こうした研究の一部を、開発中のヒューマノイドロボット『DiGORO』のデモビデオなどを通して紹介します。
(西8号館8階809号室)
『人間や生物に学ぶ高度で自然なロボットの研究開発』
長年にわたって進化してきた人間や生物の機構と運動制御技能をヒントに、人間や生物らしいコンパクトな構造と自然な動きを実現できる高度なロボットの研究開発に取り組んでいます。また産業界のニーズに応じて、実用で先進なメカトロシステムの開発も行っています。研究テーマの紹介パネル、研究紹介ビデオまたはロボットの実機を用いて、ゴルフスイングロボット、水中ロボット、羽ばたきロボット、移動マニピュレータ、メカトロシステムなどを紹介します。
(東4号館5階503号室)    
機械システムコース
『“もの作り”に欠かせない設計とは!?』
良い設計は優れた“もの作り”に欠かせません。私たちの研究室では「設計をするときに大切なこと」「設計をしたあとに大切なこと」「設計をするために大切なこと」を考え、新しい扉を開く研究を行っています。その成果の一部として、セットベース設計など3次元CADを用いた設計支援システム、光ファイバAEセンサ、設計・製図教育支援システムなどをお見せします。
(東4号館4階420号室)    
『ナノ材料力学シミュレーション』
カーボンナノチューブ、グラフェン、ナノワイヤ、ナノ粒子のようなナノ材料は次世代エレクトロニクス材料として注目を集めています。本研究室では、分子動力学法や第一原理計算によってナノ材料の力学的・電子的特性を調べており、グラフェンの変形と電子的特性、カーボンナノチューブの強度、フラーレンとグラフェンによるナノベアリングの動特性、ナノワイヤの変形、ナノ粒子の合体などのシミュレーション結果を示します。
(東4号館7階715号室)  
『航空・宇宙工学の流体力学的課題解決に向けて』
HII-Aロケットや次世代超音速輸送機など輸送機器開発には取り組むべき課題があります。それらの課題の解決に向けて、現象の本質を明らかにするために、スーパーコンピュータによる大規模流体シミュレーションや、風洞実験を行います。高速複雑流れ現象(例えば、乱流境界層)を示し、航空・宇宙工学における流体力学的課題を紹介します。時速500km/h以上の次世代高速鉄道輸送システムや新幹線の高速化に伴う空気力学的音響場についてお話します。
(東4号館1階133号室)  
『渦の神秘を探る:Into the mysterious world of vortices 』
宮嵜研は「流体力学」、とくに“ 渦” のメカニズムとその影響を研究しています。渦は、オゾンホール、海流、台風、竜巻、飛行機、自動車、さらにはジャイロボールまで、あらゆる自然現象に関わる根本的な力学現象です。このような流体運動に伴う物質・エネルギーの輸送現象を理論・数値計算によって研究することを主なテーマとしています。スポーツから地球環境まで「渦」ぬきには語れません。理化学研究所・宇宙航空研究開発機構・国立スポーツ科学センターなど多くの外部研究機関と共同で、幅広い流体現象のメカニズムの解明とその応用を目指しています。
(東4号館7階717号室)  
『新しい知的な加工法と加工機の創造と実践』
工業技術立国を支え更なる前進をするためには、独創的で新たな加工法が必要となってきます。そこで、新しい加工法を考案・開発するとともにコンピュータの援用による加工を行っております。世界で我が研究室でしか見られない、いつくかの加工機の加工原理の説明とともに、成形品を手にとって見ることができます。
村田 眞・久保木 孝 研究室
(東4号館2階269号室)
『熱と流れ~百聞は一見にしかず!』
大川研では、エネルギー・環境関連機器の信頼性向上と高性能化、巨視的な熱流動状態を支配する現象素過程の解明に取り組んでいます。熱や流れを「見る」ことは、現象を理解するのに大きな助けになります。高速度カメラを使った現象観察、コンピューターシミュレーションによる熱流動場の可視化を体験します。
(東4号館3階313号室)
『ロボット知能化のための戦術と戦略』
人間とロボットとが複雑に入り混じっているような人間—機械混合システムを、小気味良く動かしたい。そのためには機械に「賢さ」が必要になります。
ここで言う「賢さ」とは、たとえば、機械が自分の仲間と共通の目標に向かって努力したり、仲間の負荷を減らすために、あるいは将来の自分の負荷を減らすために、今ちょっと余計に努力してみたりするようなことを想定しています。
そんな、機械には難しい、でも人間ならごく当たり前にやってしまっているようなことを、どのように実現していくかが私たちの課題です。
(東3号館4階エレベータホール)
『10ミリから10マイクロまでの強度と疲労』
マイクロマシンの実現は、マイクロサージェリー、医療・福祉ロボットなどの医療、あるいは狭小・閉鎖空間への応用にとどまらず、すべての産業分野への波及効果が期待されています。当研究室では、マイクロマシンに使用されるような微小材料(マイクロマテリアル)の強度や疲労の研究を行っています。当日は、直径200マイクロの線材、または板厚10マイクロの板材の疲労試験の実演を行います。
松村 隆 研究室
(東4号館1階123号室)
『ものづくりを、人のそばに』
コンピュータと各種ロボット(工作機械、計測器、多関節ロボット)を活用した生産加工システムの自動化・効率化・高精度化・知能化に関する研究を精力的に行っています。
○現在の主な研究テーマ
  • (1)多軸制御加工のためのソフトウェア基盤技術の開発
  • (2)生産作業自動化のための産業用ロボットの知能化
  • (3)触覚デバイスを利用した加工インタフェイスの開発
  • (4)パーソナル・ファブリケーションを志向した加工システム
(東4号館5階513号室)
電子制御システムコース
『安全・安心を担う計測技術の研究・開発』
稲葉研究室では、電磁波を用いた計測方式、信号処理アルゴリズムについて研究しています。特に、レーダ変復調方式、アンテナ信号処理技術、ネットワークセンサなどを主な研究テーマとしています。研究の応用先は道路交通の安全・安心のためのITS(Intelligent Transport Systems)技術の一環である車載レーダや鉄道交通の安全を守る鉄道安全監視システム、自動ドア用マイクロ波検知器など多岐に渡ります。オープンラボ当日は、当研究室が行っている研究内容や、シミュレーションについてパネル展示を行うとともに、実験装置の展示および実験デモを行います。
(西8号館6階611、613、615号室)
『身体運動を科学する - ヒューマンパフォーマンスの改善を目指して -』
人間の日常生活やスポーツ活動における身体の動きをバイオメカニクス的手法を用いて研究することが主なテーマです。主に画像による動作解析法を用いて人間の様々な動きの力学的解析を行っており、立つ、座る、歩く、走る、跳ぶ、投げるなどの誰もが行なう日常生活での人間の基礎的動作やスポーツにおける動作を研究対象としています。アプローチとしては、(1)力学モデルの構築と解析 (2)実験データの統計的解析を主体としており、人間の身体運動に潜む様々な謎を科学的に解明し、生体の生力学的特性への理解を深め、運動処方やスポーツのコーチングに活かせる知見を発信することを目的としています。 オープンキャンパス当日はモーションキャプチャシステムやアナログセンサを用いた身体運動解析のデモを行います。
(西11号館1階105号室)
『電波の目の実演』
電波でモノの像を撮れるカメラのようなレーダ(電波の眼)があります。電波の波長は光のそれに比べて10 万倍以上も長く、霧や雲、生体組織やコンクリート壁などを透過して画像を撮ることができます。その一方でその画像は日常我々が見る絵とは大きく違っています。電波暗室と呼ばれる滅多にお目にかかれない不思議な部屋でこの電波の眼の実演を行ないます。本公開内容では、船舶などの金属物体を観測し、電波の眼の透視能力と金属物体を電波で観測するとどのように見えるのかを体験します。
(西2号館地下1階実験室)  
『感覚器疾患に対する新たな診断・治療技術の開発』
高齢化社会に向けて、健康の維持・増進は重要事項であり、特にコミュニケーション能力の維持はQOLの向上には不可欠です。当研究室では、音波・振動計測、数値解析や画像処理などにより、感覚器、特に聴覚器を対象とした治療に役立つ計測技術やデバイスの開発を行っています。具体例として、聴覚器病変診断・機能回復装置の開発、聴覚器官のシミュレーションによる難聴発生メカニズムの解明や最適治療法の開発、埋め込み型骨導補聴器の開発などを行っており、医工連携により、患者・障がい者・高齢者の自立支援を促すことを目標にしています。当日は、現在開発中の埋め込み型骨導補聴器などについて解説いたします。
(東4号館1階129号室)
『マイコンを活かす』
マイコンの力が時代を変えています。マイコンあるところシステム技術あり。その中で、最新の自動車や家電に使われている電子制御技術、電子計測技術、ネットワーク技術を紹介します。具体的には、Lexus GS430 用の電動スタビライザーに用いられた二自由度制御、カローラのエアバッグに使われたwavelet 解析、ネットワーク家電を動かす仕組みである自律分散システムを解説します。
(西5号館2階205号室)    
『ロボットデモを通した研究紹介と信号処理の産業応用について』
  • 1. サッカーロボットデモ(東9号館 207室)
    Robocupサッカーはロボットを人間が操作するのではなく、ロボット自身が行動を考えて試合を行うサッカー競技です。ロボットの仕組みをデモを交えて説明します。
  • 2.車両ロボットデモ(東9号館 406室)
    車両型ロボットの遠隔操作、障害物に対する自律回避を行うデモと実際に用いている制御方法の解説を行います。
  • 3.2-リンクマニピュレータデモ、アクロボックスデモ(西2号館 322室)
    関節を二つ持つアーム型のロボット・マニピュレータのデモを公開します。障害物から回避させつつマニピュレータの手先を目的位置へ自動で移動させる制御のデモとその解説を行います。
    アクロボックスとは中に駆動円盤が入った四角型のロボットです。内部の円盤をうまく制御することでアクロボックスを角で倒立させるデモ(撮影動画)とその解説を行います。
  • 4.信号処理を用いた産業応用(西2号館 322室前)
    時間‐周波数解析の一つであるウェーブレット変換を用いることにより故障診断、異常検知などが可能となります。
    ウェーブレット変換について実際の産業応用例を交えて説明します。
(1. 東9号館2階207号室
2. 東9号館4階406号室
3. 西2号館3階322号室)
   
『逆問題のためのセンサ・アルゴリズム』
一般に観測データを生み出している原因を推定する問題を逆問題といい、非侵襲計測、非破壊検査からヒューマンインタフェースまで多くの応用があります。本公開では以下のテーマに関するセンサ・アルゴリズムを紹介します。
  • 1) 脳磁場計測に基づく脳内活動源推定
  • 2) 電気インピーダンストモグラフィによる腐食傷推定
  • 3) 漏洩磁束法による配管探傷
  • 4) RFIDタグの位置推定
  • 5) 磁気双極子マーカの位置推定
(東4号館7階706号室)
『スイッチング電源の簡単な制御器による高度ディジタル制御』
当研究室では、スイッチング電源の簡単な高度ディジタル制御器の実用化研究を行っています。この高度ディジタル制御器はDSPおよびSHマイコンに実装され、スイッチング電源を広帯域化、高ロバスト化および小形化するともに電圧制御、電流制御、PFC制御を1個のプロセッサに統合します。これらの実験システムによる実験内容を紹介します。
(西2号館2階227、229号室)    
『光を用いた生体内微視的イメージング』
光を用いた医療工学における新しい技術の開発研究を実験とコンピュータシミュレーションの両面から行っています。
(東4号館8階825号室)    
『脳情報復号化技術と感覚知覚世界の可視化』
ヒトがものを見たり、聞いたり、触ったりして得た感覚情報は、脳に伝わり、情報処理が行われます。この時に発生する脳活動を脳の外から安全な状態で非侵襲的に計測し、その計測された信号をコンピュータで解析することにより、そのヒトが何を見ていたか、聞いていたか、触っていたかを読み取ることができます。このような技術のことを脳情報復号化といいます。 当研究室は、脳情報復号化技術を用いて、ヒトの脳の情報処理メカニズムの解明を行い、また解読した情報をロボットやコンピュータに送ることで、体の不自由な方々のサポートに役立てることを目指しています。
(東3号館6階618、620号室)

情報理工学研究科 先進理工学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
プレゼンテーション
受験生対象 企業対象
電子工学コース
『低電力集積エレクトロニクスによる環境改善、安心安全社会の実現』
  • ・小型電力測定ノードの実演
  • ・超低電圧デバイス技術組合(LEAP)との共同研究成果展示
  • ・MEMS共振器の展示
(西2号館3階329号室)  
『安心・安全・安価な材料を用いた環境に貢献する科学技術』
  • 1. 安価な方法による機能性炭素膜(DLC)作製
  • 2. 可視光/酸化物半導体を用いた環境浄化
  • 3. レーザーを用いた微粒子、薄膜作製
(西2号館4階411号室)
『計算機シミュレーションで探るナノスケールの世界:原子レベル物質設計とデバイスシミュレーション』
最先端のシミュレーション技術を駆使して、ナノスペースで繰り広げられる原子・電子の振る舞いを追いかけています。特に、低炭素社会に向けて、逆に「固体の炭素」を積極的に利用した物質設計、スピンを利用したスピントロニクスに興味を持っています。
(西2号館3階308、309号室)    
『半導体の製作及び評価』
これまでに応用されていない材料の開発、LED発光効率の向上や、欠陥密度の解析など、基礎から応用に至るまで、守備範囲の広い研究をしています。以上のことを、これまでの研究成果と自らの研究テーマを交え説明します。
(西3号館5階509号室)
『量子を操作する電子素子』
ミクロの世界は「量子力学」に支配されています。量子力学特有の現象を「量子効果」と呼びます。本研究室では,量子効果を利用した電子素子による「電子」や「磁束量子」の操り方とその応用について、パネルを使って紹介します。キーワードは、「電子」「超伝導」「トンネル効果」です。
(西8号館7階705室)    
『半導体量子ナノ構造の展開』
量子効果を示すナノメートルサイズの半導体微結晶(量子ドット)を用いることにより、超低消費電力の高性能な光通信用半導体レーザーや一個の電子で動作させる単電子トランジスタ、単一の光子を発生させることで高いセキュリティーをもつ量子暗号通信用デバイス、さらには高い電力変換効率をもつ太陽電池など、様々な次世代デバイスへの応用が期待されている。本研究室では、その魅力的な半導体量子ドットの作製、評価、デバイス応用について紹介します。
(西8号館5階502号室)  
『新規高効率ナノ蛍光材料の開拓』
ナノサイズの新規半導体蛍光材料を開拓する研究を紹介します。チオシリケートとよばれる各種シリコン硫化物や、極小サイズのシリコン、酸化亜鉛、酸化錫などの半導体を創製しています。低消費電力の光電子素子や表示機器につながる、高輝度高効率でかつ波長制御可能な各種蛍光体をめざして研究しています。
(東6号館4階403号室)    
光エレクトロニクスコース
『毎秒200ギガビット級の高速・省エネルギーな光エレクトロデバイス』
超小型な光半導体内部で発生する超高速現象を応用し、毎秒200ギガビット以上の光信号で光信号を信号処理する、世界最高速で省エネルギーなデバイス研究です。次世代の光方式のネットワーク機器やコンピュータに少しずつ近づいていく、基礎デバイス研究です。国内国外と産学官交流しながら成果を積み重ねています。当日は実際に実験装置を動かし、高速光信号波形の発生・制御・信号処理を実演、解説します。高速光信号発生、ロジックゲート動作、光半導体の応答特性評価研究等を紹介します。
(西2号館3階301、302号室)  
『現代の非線形光学研究』
2010年はレーザー誕生から50周年、2011年は非線形光学誕生から50周年を迎える記念すべき年でした。レーザー技術、及び、それと互いに相補的な関係にある「光科学」は、この間、目覚しい発展を遂げました。50年を経た現在もその勢いは衰えていません。得られた知見は、現代のナノテクノロジー・材料、ライフサイエンス等の様々な重点科学技術分野におけるイノベーション創出に不可欠なものとなっています。
本研究室では、この50年間の発展を土台として、現代的なセンスで「非線形光学」の新しい可能性を探求しています。
(東6号館6階613号室)
『ナノコンポジットマテリアルとそのフォトニクスへの応用』
本研究室では光により多次元フォトニック結晶構造を形成できる光重合性ナノコンポジットマテリアルの開発とそのフォトニクスへの応用の研究を行っています。当日は、ナノ微粒子やナノ結晶を光重合性ポリマーへ分散したナノ微粒子-ポリマーコンポジットを用いたホログラフィックデジタルデータ記録や液晶分散ポリマーによる光スイッチングのデモンストレーションを行います。また、非線形光学への応用や量子力学の基礎やライフサイエンス・医療分野への応用が期待される中性子ビームのホログラフィックな制御についても説明します。
(西2号館3階313、326号室、4階401号室)  
『高出力レーザーを用いた高エネルギー密度科学研究』
超短パルスレーザー、X線自由電子レーザー、高平均出力レーザーを用いた高エネルギー密度状態(圧力にして100万気圧程度以上)を生成させ、その特性から新しい物質状態、それを応用した科学を研究しています。その中には、新しいX線光学素子、実験室で天体現象を模擬する実験研究などが含まれています。また、その研究に用いるレーザーシステムそのものも開発しています。
(西7号館1階101号室)
『光と新素材の織りなすレーザー新技術の創生』
光と新素材の織りなす新技術をテーマとし、レーザーと光の制御・計測技術をもとに新たな分野開拓をめざしています。レーザー工学、非線形光学、量子光学、バイオ・ナノフォトニクスなどのレーザーの基礎と応用に関する研究の実験室公開を行います。
(西2号館4階402号室)    
『先端レーザー研究の最前線』
光科学は、物質科学、ナノテクノロジー、計測技術、生命科学、情報通信など、非常に幅広い分野が融合した、現在最も盛んな科学のひとつです。本研究室はそのキーデバイスであるレーザーそのものについて研究しています。フォトニックバンドギャップ、マルチコアなどの先端微細構造ファイバー導波路により高度に電界制御されたレーザーや、セラミック技術により可能になった新材料・新機能性デバイスによる高出力・超短パルスレーザーなど、本研究室が研究・開発している世界最前線の新しいレーザーの数々について、パネルと実験室ツアーで紹介します。
(西7号館6階613号室)
『超高出力レーザーを用いた光波の制御』
本研究室では、光数サイクルの超短パルスレーザー、TW級の超高出力レーザー電場を用いて、物質を変調したり、光電場そのものを制御したりしています。
(西7号館2階213号室)    
『超高安定化レーザーとその応用』
衛星搭載用周波数安定化レーザー、超狭線幅レーザー、ファイバーモードロックレーザーなど、レーザーの周波数安定化システムを中心に各種レーザーの紹介を行います。
(西7号館6階613号室)
『半導体ナノ材料を用いた次世代太陽電池に関する基礎研究』
本研究室では、「半導体ナノ材料の光エネルギー変換基礎過程と光機能性発現との相関」を中心的テーマとして、次世代太陽電池に関する基礎研究を行っています。現在は、特に以下の課題を重点的に研究しています。
沈 青 研究室
(東6号館5階506号室)
   
『光波制御と先端光計測』
光波を自由に制御して光の特色を生かした新しい機能や技術を生み出すことを目指しています。当日は、リアルタイムのホログラムを用いたらせん状の波面をもつ特殊な光ビームの発生や、縞画像処理によるリアルタイムの3次元物体形状計測を中心に紹介します。
受験生対象のプレゼンテーションを16時20分から行います。
宮本 洋子 研究室
(東6号館6階617号室)
 
『光でつくる新しい計測技術と情報処理―ナノ計測から高速マルチメディア検索―』
本研究室は、光技術を基に、画像処理技術、情報・IT技術などを融合した新しい計測システムと情報処理システムの研究開発を行っています。たとえば、光の干渉作用を利用して、透明な細胞などをナノオーダで計測するシステムを構築しています。従来の位相差顕微鏡等では見えない、細胞の劣化情報や癌化した細胞の情報等を高精度に可視化することが可能です。また、光相関機能とホログラム光メモリを利用して、超高速なマルチメディア検索システムを構築しています。世界唯一のディスク型のホログラフィック光検索装置を保持しており、これらはインターネット上の動画、音楽などを高速検索し、著作権管理等に利用された実績を持っています。
(東9号館3階302号室)  
応用物理工学コース
『赤外線集中加熱炉で単結晶をつくる』
赤外線集中加熱炉による酸化物の単結晶作製を紹介します。
(東6号館3階313号室)
『光散乱で探る物質中の分子の運動と相転移』
物質の相転移現象は、それを構成する分子の運動状態と密接な関係があります。レーザー光を物質に入射するとRaman散乱をはじめとする様々な種類の散乱光が生じ、これらの散乱光から分子の運動状態や分域などの情報を知ることができます。
本研究室はこの光散乱分光を用いて様々な物質の相転移現象のメカニズムを探っています。当日はRaman散乱の実演実験を行います。
阿部 浩二・中野 諭人 研究室
(東6号館4階437号室)
 
『レーザー光による原子の操作』
最近の研究内容の紹介および原子のレーザー冷却実験を実演します。
中川 賢一 研究室
(西7号館5階513号室)
   
『原子・分子・光の物理』
    原子・分子と光の相互作用によって生じる物理現象について理論的研究を行っています。原子、分子、電子などの微視的世界は量子力学に支配されていて古典力学では説明の出来ない現象がたくさんあります。数値計算することで微視的世界に潜む不思議で優美な現象を研究しています。当日は次の2つのことについて紹介します。
  • (1)極低温での三体の粒子がゆるく結合するほど多くの結合の状態が生まれる仕組み
  • (2)高強度レーザーによる原子のイオン化や散乱過程のダイナミクス
(東6号館5階529号室)  
『非平衡緩和法による臨界現象の数値解析』
    当日は次の研究内容の展示、説明を行います。
  • ・ランダム系の臨界普遍性の非平衡緩和解析
  • ・スピングラス転移の非平衡緩和解析
  • ・Kosterlitz-Thouless転移の非平衡緩和解析
  • ・自作PCクラスター(4x6=24 コア)の展示、デモンストレーション
尾関 之康 研究室
(東6号館534、535、539号室)
   
『極超短パルスレーザーを使った超高速分光』
    本研究室では最先端の極超短光パルスレーザーを使って、次のような分子分光研究に取り組んでいます。
  • ・生体関連分子における超高速光化学反応
  • ・超高速分子振動ダイナミクス
  • ・フェムト秒多色レーザーの発生
  • ・極超短深紫外光パルスの発生
  • ・細胞の多色同時イメージング
  • 最先端の「光」の技術を使った極超短光パルスレーザーと高感度検出システムを公開します。
(西3号館2階205号室)
『フォトニック結晶、メタマテリアルの光学応答の理論的研究』
フォトニック結晶、メタマテリアルは微細加工技術によって作られる自然界には無い、新奇な光学的性質を持った人工物質です。これらの性質を数値的、理論的に調べる研究の内容を紹介します。
(東6号館5階513号室)    
『原子気体のボース・アインシュタイン凝縮体(BEC)を用いた実験的研究』
本研究室では、レーザーなどを用いて中性原子を絶対零度まで冷却した極低温気体を生成し、それらの量子的な振る舞いを利用して種々の物理現象を観測する実験を立ち上げていいます。具体的には、連続発振原子波レーザーの開発、2成分BECの回転位相整合性のブロッキングとダイナミクス、任意形状の量子渦生成などのテーマの実現を目指しています。
(東6号館6階619号室)    
『量子流体のダイナミクス』
原子集団などを超低温に冷却すると、量子力学的な波動としての性質が顕著に現れ、「量子流体」としてふるまいます。通常の気体や液体が示す流体現象が驚くほど多彩で複雑であるのと同様に、量子流体もまた様々な量子力学特有のダイナミクスを示します。本研究室はこのような物理系について理論的に研究を行っています。
(東6号館4階422、423、428号室)    
『核融合、天文、ナノテクなど様々な分野で活躍!多価イオンとは』
本研究室で研究しているのは「多価イオン」です。聞き慣れない言葉だと思いますが、核融合、天文、ナノテク、基礎物理、加速器工学、次世代光源等、様々な分野で活躍しています。Tokyo-EBITと呼ばれる世界有数の多価イオン生成装置を使って、他ではできない「多価イオン」の先端研究を行っています。天井を突き抜けてそびえ立つ大きな実験装置をぜひ見に来てください。
(西7号館3階305号室)  
『ナノ光ファイバーによる量子フォトニクス科学技術』
    当日は以下の研究内容を紹介します。
  • ・ナノ光ファイバー技術の概要と展望
  • ・ナノ光ファイバー作製法
  • ・量子フォトニクス技術:単一光子発生
  • ・ナノ光ファイバーブラッグ反射鏡作成技術
  • ・ナノ光ファイバー共振器技術
  • ・ポリマーナノ光ファイバー技術
(西11号館3階308号室)    
『超伝導材料開発』
超伝導材料は、その特性を生かしリニアモーターカーや医療用MRIなどに応用されており、超伝導を示す温度(超伝導転移温度)が高ければ高いほど応用に有利とされています。そのため、本研究室では、より高い温度で超伝導を示す新超伝導材料の開発を行っています。超伝導の紹介(歴史や現象など)や新材料開発プロセスの紹介として試料合成に使用する機器の紹介を行います。
村中 隆弘 研究室
(東6号館5階537号室)
   
『絡み合った光子の不思議』
光は波としての性質と粒子としての性質をあわせ持ちます。レーザー技術の発展に伴い、光の波としての性質は制御技術が確立され、様々な分野で利用されていますが、粒子としての性質はまだ十分に制御できていません。しかし、光の粒子(光子)が自在に操れるようになると、光の新たな利用方法が見えてきます。公開では光の粒子(光子)の特徴的な性質である「絡み合った光子」の不思議について紹介します。
(東6号館4階416号室)  
『極低温中性原子とイオンを用いて探究する超流動の物理』
高温では気体の原子は粒子として飛び回っていますが、低温では原子たちはただ止まっているだけなのでしょうか?そして究極の低温状態である絶対零度ではどうでしょうか?実は極低温の世界では原子は粒子としてだけではなく波としての性質も示すようになり、その性質(量子統計性)を考慮しないと説明できない不思議な現象が起こります。その中でボースアインシュタイン凝縮、超流動という現象に注目して研究を進めています。特に本研究室ではレーザー冷却法によってほぼ絶対零度にまで冷却された原子集団の示すボース凝縮体の性質を、捕獲されたイオンを用いて調べる手法の開発を行っています。
(西7号館3階313号室)    
生体機能システムコース
『分子性磁性材料とスピン科学の研究』
ご覧いただくのは化学系実験室の合成室ですが、他の部屋をのぞき込めば測定装置も見えます。本研究室ではエレクトロニクス志向・デバイス志向の材料科学を研究しています。
有機化合物は通常電気を流しません。磁石にはなりません。しかし適切な分子/固体設計次第で、それは可能になります。有機化合物の設計性自由度は無機材料の比ではありません。有機材料の柔軟性を活かして、動く、働く磁石を目指しています。
(東6号館8階813号室)
『シミュレーションで読み解く生物の複雑性』
生物は多くの階層構造を持つ複雑なシステムです。本研究室では、階層間の関係に注目したいくつかの研究を行っています。1つは、脳の情報処理の研究で、認識や記憶がどのような神経メカニズムで生じるのかについて数理モデルとコンピュータシミュレーションを用いて研究しています。また、細胞や個体の集団に見られる自己組織的なふるまいについてそのメカニズムを研究しています。当日は、ニューラルネットワーク、生物集団の自己組織化の面白さについて、コンピュータを使って説明します。
(東6号館7階723号室)  
『ケイ素を含む高分子ポリシランとオリゴシラン』
有機ケイ素化合物はケイ素原子を含む人工的な物質で様々な工業的用途で用いられています。代表的なものはシリコーンで、これはケイ素と酸素の結合を主骨格としていて、潤滑剤、ゴム、樹脂などに広く使われています。これに対して、ケイ素同士の結合や、ケイ素と炭素との結合を主鎖に持つ高分子化合物ポリシランやオリゴシランが新しい機能性材料として研究されています。これらは導電性、感光性、発光性など、電子的、化学的に特異な性質を持っているため、各種電子デバイス材料としての用途が考えられている化合物です。ポリシランやオリゴシランの合成や性質についての研究結果を紹介します。
加固 昌寛 研究室
(東1号館2階212、214号室)
 
『生物発光に学ぶ基礎化学と光機能物質の開発』
ホタルやウミホタルの生物発光に学ぶ化学研究について、説明します。併せて、光機能物質の代表、蛍光色素の実例をお見せしながら、光化学の基礎を解説します。
(東6号館8階837号室)    
『甘いのは苦手ですか?』
私達が食べたり飲んだりしようと思うものは、風味がよくておいしい、というのが普通ですが、苦かったり、腐ったような匂いをしているのにおいしい、というものもあります。味や匂いは、味覚神経や嗅覚神経の興奮に応じて、脳内に作り出されるものですが、そこでは何が起きているのでしょう?本研究室では、電気生理学やバイオイメージングなどの生理学的手法と、分子生物学的手法とを駆使して様々な味覚と嗅覚の研究を行い、脳・神経機構にアプローチしようとしています。バイオセンサーの開発にも関わっています。
(東6号館6階635、640号室)  
『生きた細胞を『観る』『探る』『使う』』
すべての生物のからだは、細胞と呼ばれる単位からできています。本研究室では、生きた細胞の中の分子の様子を「観る」ことを基本にして、細胞のなかに いろいろな手法で「探り」をいれながら、細胞が働く仕組みについて解き明かすべく研究を行っています。また、生きた細胞を小さな実験装置としてさまざまな用途に「使う」ことができないか、と考えています。
(東6号館7階727、729号室)    
『自己組織化の化学』
分子、コロイド微粒子の自己組織化について研究しています。玉虫、蝶の羽などが鮮やかな発色を持つのは、形、大きさ、機能のそろった部品が、ひとりでに大きな構造を作り出すことで生じます。このようなひとりでに大きな構造を作り出すことを制御して、階層的自己組織化を作り出すことを目標としています。
(東1号館1階114号室    
『蛋白質の位置特異的標識法―人工抗体医薬やPET診断法への応用』
ペプチドや蛋白質のN末端だけに様々な人工分子を迅速かつ定量的に導入する酵素化学的手法(NEXT-A反応)を世界ではじめて開発しました。この反応を応用してPETプローブのペプチドや蛋白質への迅速導入や、部分環状構造を持つ人工抗体の作製を行います。後者では、標的ガン細胞に結合する機能性環状ペプチドのセレクションを行っています。新規蛍光性アミノ酸の有機合成についても説明します。
(東6号館8階819号室)
『X線で分子を見る』
分子はあまりにも小さくて、直接見ることはできませんが、X線回折の手法により「見る」ことができるようになります。本研究室では主に有機化合物の構造と性質の関係や、さらに分子と分子の間にはたらく相互作用を、X線回折を使って調べています。
(東6号館9階939号室)
『分子ビームによるナノ科学 -真空中で分子を操る-』
真空中に分子をビームとして噴出すると、大気圧中や液体中では合成できないナノ構造や孤立した生体分子を生成することができます。これらは究極的なナノ材料の作成や生命の微視的理解につながります。
当日は、分子ビームを生成するための真空槽、分子線レーザー分光を行うためのレーザー、分子を基板に蒸着するための装置を今後の展望を交え紹介します。
また、分子の構造や反応についてのコンピュータを使った理論計算についても紹介します。
(東1号館1階113号室)
『プリン代謝系はどのようにしてできたのだろうか?』
本研究室ではプリン代謝に関与する酵素の構造と働きについての研究を通して、生体システムの成り立ちを理解しようと努めています。当日は、プリン代謝と酵素の立体構造解析などについて説明します。
(東6号館7階706、707、717号室)  

情報システム学研究科 情報メディアシステム学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
    プレゼンテーション
学生 企業
人間情報学講座
『人間の知覚・運動システムの解明を目指して』
本研究室は、人間の特性や仕組みについて研究する研究室です。具体的には、
  • ・人間の感覚系および運動系の働きとそのメカニズムの解明
  • ・これらの機能を実現する情報処理アルゴリズムの構築
を中心に研究を行なっています。
当日は、研究内容の紹介やデモンストレーションによる錯覚等の体験を通して、本研究室の研究に触れていただきたいと思います。
(西10号館4階フロア )  
情報メディア学講座
『知性のメディア、感性のメディア』
本研究室は人間の知的・感性的・創造的活動を支援しています。具体的には「マウス」「キーボード」「モニタ」という従来のハードウエアの概念を飛び越え、「音」「手書き文字」「印刷文字」「ジェスチャ」「表情」「顔色」「機嫌」「視線」などに反応するアルゴリズムを追究し、より忠実に人間の知性や感性を投影するユーザインターフェースの開発に取り組んでいます。
(西10号館3階339号室)
対話型システム学講座
『次世代のヒューマンインタフェースとその応用』
当日は以下の研究を紹介します。
  • ・テーブルトップ型コンピュータのための各種インタフェース
  • ・PacPac:高速ジェスチャ認識を利用したゲーム
  • ・ClaytricSurface:テーブルトップのための"やわらかいインタフェース"
  • ・人の視覚特性を利用した無電源歩行誘導
  • ・STRAVIGATION:「触覚提示」を身近にするスマートホンアプリケーション
  • ・SITA:深度情報を利用した口腔部運動認識
(東2号館3階317号室)    
知能システム学講座
『紐結びロボット、エアホッケーロボット、自律移動ロボットなど』
  • ・紐結びロボット
    単腕ロボットアームによる紐結びのデモ
  • ・エアホッケーロボット
    パックの認識とロボットアームでのヒッティングのデモ
  • ・自律移動ロボット
    東2周辺の自律移動のデモ
その他、研究内容のパネル展示とその説明を行います。
(東2号館6階601号室)
生体情報システム学講座
『シミュレーションで読み解く生物の複雑性』
生物は多くの階層構造を持つ複雑なシステムです。本研究室では、階層間の関係に注目したいくつかの研究を行っています。1つは、脳の情報処理の研究で、認識や記憶がどのような神経メカニズムで生じるのかについて数理モデルとコンピュータシミュレーションを用いて研究しています。また、細胞や個体の集団に見られる自己組織的なふるまいについてそのメカニズムを研究しています。当日は、ニューラルネットワーク、生物集団の自己組織化の面白さについて、コンピュータを使って説明します。
(東6号館7階723号室)  

情報システム学研究科 社会知能情報学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
    プレゼンテーション
学生 企業
システム設計基礎学講座
『研究室紹介』
本研究室での日常内容や最近の研究事例を紹介します。
(1)13時30分から13時50分、(2)14時00分から14時20分の時間帯に紹介しますので、開始時間に合わせお越しください。
(西10号館7階728号室)  
知識創産システム学講座
『社会を幸せにする人工知能技術』
当日は次の研究内容を紹介します。
  • 1. データから因果モデルを自動的に発見し、それを用いて推論を行うベイジアン・ネットワーク・システム
  • 2. 等質の異なる項目のテストを自動的に構成するシステムと国家試験への適用例
  • 3. 学習者の学習履歴を逐次見ながら人工知能が様々なアドバイスを行うeラーニングシステム
  • 4. 大規模のweb情報推薦システム、大学入試センター試験、データ解析システムの開発
(西10号館4階428号室)  
社会情報システム学講座
『ソーシャルメディア研究最前線』
ソーシャル・メディアの発展が目覚ましい昨今、twitterやSNS、ブログなどの、消費者発信型メディアが注目を集めています。本研究室は、これらのソーシャル・メディアで流通される情報が、どの程度社会に影響を及ぼすのか、どの程度社会を表現しているのかを明らかにする研究に取り組んでいます。
具体的には、社会のモデルや人間行動のモデルを構築し、対象となる現象がどのようなメカニズムで発生し、どのように変化するのかを解明します。「エージェント・シミュレーション」や「データマイニング」など最先端の技術はもとより、人文社会科学で培われた高度な知識や知恵も総動員して、複雑に絡み合う人間関係や社会現象の仕組みを解明しています。当日はこれまでの研究成果について説明します。
太田 敏澄・関 良明・鬼塚 真 研究室
(東2号館4階412号室)
   
『都市・地域計画、環境計画、GIS(地理情報システム)』
本研究室では、次の研究を行っています。
GISを利用した研究
  • 1.GISによる土地利用解析を基盤とした研究
    • [1]オープンスペースや公共空間の充足度及び配置計画の評価
    • [2]土地利用計画の評価
  • 2.GISとICTを利用した情報提供・共有化手法についての研究
    • [1]Web-GISを用いた地域の活性化に関する研究
    • [2]災害時における情報提供・共有に関する研究
  • 3.環境意識・環境配慮行動に関する研究
    • [1]環境問題に対してGISで解析を行う研究
    • [2]企業の環境活動に関する研究
(東2号館4階414号室 )
経営情報システム学講座
『安全は人が自ずから獲得するもの!』
当日は次のことについて紹介します。
  • 1.リスクマネジメント研究の成果パネル展示
    • ・安全運転を促す情報提供や高齢者教習のあり方
    • ・医療安全対策の落とし穴(ダブルチェックの効果実験)
    • ・避難をうながす災害情報のあり方
    • ・生物行動を応用した群知能型センサシステム制御
  • 2.実験設備公開
    • ・定置型Driving Simulator
(東2号館5階512号室)
政策情報学講座
『全面情報化における再帰的デザイン』
IT(情報技術)の進化は個人や中小企業をエンパワーし、その再帰力によって生活世界やシステムに新たな文脈を作りこむことを可能にします。匿名性の新たなポテンシャルや、電子書籍の最前線、情報化のパラドックス、中小企業エコシステムの構築などに関しての理論的・実証的最先端研究を紹介します。
(西6号館5階501号室)

情報システム学研究科 情報ネットワークシステム学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
    プレゼンテーション
学生 企業
ネットワーク基礎学講座
『情報・数学・物理が織りなす世界~情報通信の理論的探究』
本研究室では情報理論を主たるバックグランドとして、量子情報、情報幾何、通信、暗号、乱数、数理物理などの諸分野への応用・拡張・深化を目指して日々研究を行っています。
研究テーマ:情報理論(データ圧縮、通信など)、量子情報理論、統計的推測・学習、情報幾何、情報スペクトル、乱数生成、数理物理、暗号、ネットワークコーディング、秘密分散
研究室公開では研究内容の紹介と進学相談を行います。進学相談では大学院でのゼミや研究の様子を紹介します。
(西10号館8階835号室 )  
ネットワークアーキテクチャ学講座
『新しいネットワークアーキテクチャ』
インターネットの普及に伴い、ネットワークが身近なものとなりました。しかし、ユーザのニーズの変化、ネットワークの設計限界により、新しいネットワークアーキテクチャが必要となってきています。最新のネットワークアーキテクチャに関する研究として、本講座で取り組んでいる研究を紹介します。
(西10号館7階フロア)  
ネットワークコンピューティング学講座
『先進コンピューティング研究の展示・デモンストレーション』
当日は次の各テーマの研究展示を行います。
  • ・GPUコンピューティング
  • ・FPGAアクセラレータ
  • ・次世代NoCルーティングアルゴリズム
  • ・アジャイルなマッシュアップフレームワーク
  • ・マイクロプロセッサアーキテクチャ
  • ・携帯デバイスによるヘルス・メンタルサポート
  • ・小型デバイス連携によるロボット、先進UI
(西10号館6階635号室)    
応用ネットワークセキュリティ学講座
『MPEG動画像データ、生体情報データ、ネットワークデータなどの情報データ解析』
・ビデオ解析関連
本研究室では、MPEG2/4の動きベクトル情報や16x8マクロブロックの特徴等を用いて、見たいシーンの検索やリモート監視などへの応用を行っています。主に歩容認証やスポーツ番組のハイライトシーン抽出検索について紹介します。
・情報理論関連
情報理論を用いて、データ圧縮や異常検出、符号化の提案など多岐にわたる研究を行っています。反辞書と制約符号、およびWireless Body Area Networkの最適符号化について紹介します。
(東2号館6階614号室 )
『マルチメディア信号処理、ネットワーキングの研究開発』
高品質映像・音響・音声信号などの多種多様なメディア情報を対象として、ネットワークを通じて有機的に結合し処理することで達成される高機能かつ優しい次世代社会サービスの実現を目的として、要素技術及びシステム技術に関する研究開発を行っています。具体的には、メディア理解のためのモデル化技術、認識技術、分離・合成技術、メディア伝送のための圧縮符号化・符号変換技術を研究しています。また、メディアのネットワーク伝送・制御技術や、リッチなユーザインタフェース技術についても研究しています。アルゴリズム研究からプロトタイプ実装、商用システムの開発を行いながら、産学連携プロジェクトや国際学会活動、展示会出展等を積極的に推進しています。当日は、これら研究活動について紹介します。
(東2号館6階611号室 )  

情報システム学研究科 情報システム基盤学専攻

研究テーマ・内容 研究室名
(会場)
    プレゼンテーション
学生 企業
情報システム基礎学講座
『マルチメディアデータの自動内容理解』
本研究室では適応情報システムの研究に力を入れています。適応情報システムとは、人間による管理不要な、環境に適応して自己形成する能力を備えた情報システムのことです。当日は、本研究室で開発した人手に頼らずにマルチメディアデータの内容を自動的に理解する技術を、パネルを用いて説明します。
(西10号館8階827号室)
基盤ソフトウェア学講座
『基盤ソフトウェア学講座紹介』
本研究室では、システムソフトウェア(オペレーティングシステム、組込みシステム)、言語処理系(プログラミング言語、ごみ集め)などの分野を中心に研究活動を行っています。
当日は、研究内容についてのパネル展示と講座紹介を行います。
(西10号館6階628号室 )  
データベース学講座
『巨大データ時代のデータベース研究の紹介』
新しい多様なデータが大量に存在する今、それら巨大データの効率的管理・検索や高価値情報空間の生成という問題が注目されています。当日は本研究室の研究成果として、Web空間データの多角的分析処理を行う新しいデータベース理論体系や巨大グラフで表現されたデータベースの検索問題、新しい巨大データ問題などの研究を解説します。
(西10号館5階528号室)
『大規模データ活用技術とライフログマイニングの紹介』
本研究室では現実世界の膨大なデータを管理し、データの高価値化を実現する技術を研究しています。大規模データ活用技術として、膨大なデータから今までは見つけることができなかった価値ある情報を抽出するデータマイニング技術と、人に装着したセンサデバイスで長期間継続して取得した生活に関するデータから生活行動特性を抽出するライフログマイニングを紹介します。
(西10号館5階543号室)
高性能コンピューティング学講座
『高性能コンピューティングについて』
当日は次の研究内容等を説明します。
  • 1. 高性能コンピューティング分野に関連して
    • •並列処理
    • •GPUコンピューティング
    • •グリッドコンピューティング
    • •省電力プロセッサ
    等のトピックのプレゼンテーション/解説
  • 2. 研究室環境の紹介
(西10号館5階535号室)  

プレゼンテーションに関する詳細情報について

入試案内
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