平成26年度オープンラボ 模擬講義
時間 | 14時30分から15時20分 |
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会場 | 東6号館 3階 337教室
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講師 | SANDHU Adarsh(先進理工学専攻 電子工学コース 教授) |
内容 |
現在、癌や糖尿病などの疾患にかかる前に予防をする予防医療や、患者1人ひとりに適切な治療を施すオーダーメード医療などが注目されており、近い将来、医療分野に大きなパラダイムシフトが訪れると予測されます。その際、生体分子間相互作用を検出するシステム(バイオセンサー)が医療診断において極めて重要な役割を果たします。患者の尿や血液などの検体試料から特定の生体分子(DNA、酵素、タンパク質など)を検出することで疾患の原因を特定することができれば、予防治療による発症の未然防止、患者に対する適切な治療が可能となります。そのようなセンサーのなかで、外部磁気を検出する磁気センサーがバイオセンシングに有効なものとして注目されています。 模擬講義では、半導体加工技術によって作成される小型・集積型ホール磁気センサーとナノ磁性粒子を組み合わせることで実現を目指している、高速で高感度の集積化バイオセンサーの開発についてお話しします。 |