情報・通信工学専攻
専門コース
情報通信システムコース
情報通信システムの各階層における主要な技術を修得するコースです。例えば物理層では、ワイヤレス通信や光通信などが、通信理論に基づいて伝送・デバイス・回路技術により実現されます。また中位層では、誤り訂正符号やネットワーク技術が、さらに上位層では、データ圧縮や暗号が用いられます。さらにそれらの統合理論として情報理論があります。本コースでは，電気・電子、システムの基礎的素養を基に、こうした諸技術を系統的に身につけ創造的研究に繋げます。加えて，学内外，国内外での研究発表を通じて広い視野とコミュニケーション能力を養い、将来指導的立場に立ち得る技術者を育成します。
電子情報システムコース
高度コミュニケーション社会を支える音響システム・画像・知能処理・電磁波伝送解析・宇宙電波観測などの様々な電子情報システムに対する専門知識と実践力を養うコースです。これら電子情報システムにおける先端技術の学習を通して、次世代の情報・通信技術を先導し、国際的に活躍できる高度専門技術者を育成します。カリキュラムは、数理的基礎の上に多彩な先端技術を深く学修し、関連技術についての幅広い知識も体得できるよう構成されています。これに、専門横断的な実験演習と研究成果発表会を加え、実践力やプレゼンテーション能力も鍛えます。
情報数理工学コース
理工学に立ち現れるさまざまな問題を解決するためには、数理的な知識を基にし、高度な計算技法を伴うシミュレーション科学や最適化の手法を身につけ、数理モデルの構築からシミュレーション結果の多角的な解析までを行うことが必要です。本コースでは、このような技術体系を実地に使いこなせる能力をもった技術者・研究者の養成を目指しています。現象に関する基礎理論・モデル構築技法・高速高精度計算技術の習得とともに、高度な数理解析技法と計算の品質保証や計算量解析の手法も身につくようにカリキュラム設計がなされています。
コンピュータサイエンスコース
コンピュータの革新的な応用の可能性を探り、人間とコンピュータの新しいインタラクションを創出して次世代情報化社会を切り拓く人材を養成する教育を行います。コンピュータとネットワークの新しいアーキテクチャや、ソフトウェアの斬新な解析・設計・制御手法などを開拓できる次世代の情報処理技術者・研究者を育成します。このような技能を身につけるために、まず学部において、情報処理学会が策定した知識体系（J07-CS）に基づくカリキュラムで確かな基礎を学んだ後、大学院において、先進的な技術・理論を幅広く取得できる工夫がなされています。
