現在の高度コミュニケーション社会を支える音声音響・画像・知能処理、電磁波伝送・宇宙電波観測などに用いられるさまざまな電子情報システムの構築技術の基礎となる理論と手法について学びます。本コースでは、エレクトロニクスの基礎の上にプログラミング・電子回路などの実験・演習を行うことで、電子・情報・通信システムの開発に必要な基礎的な知識を習得するとともに応用力を身につけることができます。

本コースでは、ますます複雑化する現代社会において必要とされている、現象を記述・解析・予測 する手法を学びます。ここで言う現象とは、物理現象、生命現象、経済活動、知的活動、社会システム、情報システムなど、多岐にわたるものを指しています。これらの現象に共通する数理的構造、特有の数理的構造を見抜き、モデル化し、コンピュータを用いて解析する技術を培うことに教育の主眼をおいています。基礎的な情報数理の知識の上に、最適化、シミュレーション、高性能計算、離散数理工学など、広汎な社会の要請に的確に応えられる技術を学びます。

本コースでは、氾濫する情報に惑わされることなく自由で安心できる次世代の情報化社会を作り出すことを目標に、コンピュータとネットワークのアーキテクチャや、ソフトウエアの解析・設計・制御手法などを学びます。情報処理学会が策定した知識体系（J07-CS）に基づくカリキュラムで基礎技術を身につけ、様々な実習により実践的な応用力を培い、将来人間とコンピュータの新しい関係を生み出せるような幅広い知識を学びます。