“withコロナ”を歩む学生を支援する募金
2020年11月04日
“withコロナ”を歩む学生を支援する募金
― 学生への心強い エール をお願いします ―
国立大学電気通信大学長 田野 俊一
今般のコロナ禍によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、罹患された方々、コロナ禍の悪影響を被られた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
本学は、今年度期初より、学生の登学禁止措置をとり、全授業を教育研究水準の低下を起こさぬよう留意しつつリモートで実施しました。また、教職員の勤務を在宅、シフト制に体制変更し、勤務環境を整えるなどしました。そして、お陰様で、後期授業開始の10月1日に、学生の登学禁止を解除し、リモートに加え、対面での授業を再開することができました。1年生もようやくキャンパスに足を踏み入れることが叶い、少しずつですが、本学は活気を取り戻しつつあります。
この様に上半期、様々な大学経営の変更、教育研究環境の変更、新たな学生支援策などを実施してきました。そして、この渦中の5月29日に開始した「コロナ禍から学生を守り救い支援する募金」には、10月末現在で428人のご篤志者から、定期継続寄附や随時寄附で1,300万円を越えるご寄附を賜りました。心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
この募金のおかげで、学生に「UEC緊急生活支援貸与金(無利子、免除制度あり)」を提供できました。学生宿舎の入居学生の感染症抑止対策としての消毒剤などの衛生用品を措置できました。また、国際交流事業での海外留学が中止されることで帰国を余儀なくされた学生に支援金を提供するなど様々な支援事業を実施できました。詳しいご報告はこちらに掲載しておりますので、どうぞご覧ください。
このようにして、これまでの急場は、幸いなことになんとかしのげました。
今、全国、とりわけ都市圏以外では、コロナの感染拡大状況が落ち着いたようにお感じになっているかもしれません。しかし、東京ではコロナ感染の拡大は収っておらず、十分な対策、配慮が必要な状況です。本学も感染状況を確認しつつ、段階的に学園活動の正常化を進めております。この「withコロナ」は、それが普通の環境と考えられることによって、コロナ禍の学生への影響はこれまでとは比較にならぬくらいに見えにくくなると言われています。
本学は、学生がその中で放置されぬよう、一人で困らぬよう、一人の学生も路頭に迷わせることの無いよう、この環境が続いても、本学の全学生が安心して修学できるよう、今後も様々な支援体制を強化する所存です。そのために、電気通信大学基金は、給付金や事業への支援など様々な施策に今後も積極的に拠出する所存です。
皆様におかれましては、これまでにも増して、学生が“withコロナ”を歩むための、「募金」という心強い エールをお贈りいただけますよう、本学一同の心より皆様にお願い申し上げます。
※「払込取扱票」によるご寄附をご希望の方はこちらをご覧ください。
- お問い合わせ先
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電気通信大学 総務企画課基金・卒業生係
電話:042-443-5132
E-Mail:kikin@office.uec.ac.jp