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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【報告】第14回「サイエンスカフェChofu」を開催

2020年01月29日

本学と調布市の主催、本学同窓会「目黒会」および調布市大学プラットフォームの共催による「サイエンスカフェChofu」を開催しました。
このイベントは、科学に関する知識を深めるだけでなく、参加者が自由な発想でお互いのアイデアについて語り合う場であり、講師との距離も近く、科学をとても身近に感じることができます。

日時 令和2年1月18日(土曜日)14時00分から15時30分
場所 電気通信大学 100周年キャンパス UECアライアンスセンター1階
100周年記念ホール
参加者 一般市民の方 22名
講師 狩野 豊 教授(共通教育部/脳・医工学研究センター長)
テーマ 筋肉細胞のサイエンス
~筋肉細胞に興味が持てると、きっと運動が楽しくなる!?~

 概要

第14回目となる今回は、本学脳・医工学研究センター長の狩野豊教授を講師として「筋肉細胞のサイエンス~筋肉細胞に興味が持てると、きっと運動が楽しくなる!?~」をテーマに、合間にデモンストレーションや参加者による体験を多数織り交ぜながら講演を行いました。

初めに、筋肉細胞の特徴をふまえたエイジングの仕組みや、それを抑制するトレーニングとの関係性について説明があり、その後、移動機能の低下の度合いを簡単に測る「ロコモ度テスト」を参加者が体験しました。

次いで、脳の指令が電気信号を介して筋肉に伝わる仕組みを説明するために、筋電装置を用いた計測デモンストレーションや、参加者グループでの握力計を用いた「両側性低下」の体験、脳の指令が他人の運動神経を動かす実験映像の視聴などを行いました。体験の際には、参加者同士が会話を交わし、互いの測定結果に関心を持ち、共に驚くなどといった交流がありました。

最後に、筋肉を元気に保つ1つの実践として、ブレーキの動作をゆっくり行うことを趣旨とする「エキセントリック」の紹介があり、できる限りゆっくり椅子に座る運動を参加者が体験しました。最後に、講師から、筋肉について理解すること、興味を持つことが実践のモチベーションとして大切である旨のまとめがあり、講演を終了しました。

質疑応答では、参加者が日頃実践している運動やトレーニングに関する質問が多数あり、講師から学術的あるいは経験的な見地に基づく回答がなされると、参加者は感心や驚きの様子で聞き入っていました。

サイエンスを介した新たな交流を生みながら、本会は盛況のうちに終了しました。

講演の様子
講演の様子
「両側性低下」の体験
「両側性低下」の体験
「エキセントリック」の実践
「エキセントリック」の実践
カフェコーナー
カフェコーナー