お知らせ

2020年03月23日

本学UEC-CSIRTが主催する学生情報セキュリティ検査コンテスト「UEC Bug Bounty 2019」(UEC-BB 2019)の表彰式を3月18日に開催しました。
Bug Bounty (バグバウンティ)とは、情報システム等の脆弱性発見を報奨する取り組みで、現在あらゆる産業・分野で高度セキュリティ人材が不足しており、世界的IT企業の多くでは限られたリソースで自社製品の安全性を確保するために、この報奨制度を採用していいます。

UEC-BB 2019では、14チーム33名の学域(学部)・大学院の学生により学内339サイトの検査が行われ、未発見の脆弱性が多数報告されました。表彰式では電気通信大学情報システムセキュリティ責任者の中野和司理事（研究・国際戦略担当）による挨拶に続き、UEC-CSIRT責任者である土屋英亮教授から最優秀賞、優秀賞、特別賞のチームが発表され、各チームの報告書についての講評が行われました。受賞チームには、賞状ならびに副賞が授与され、最優秀チームに選ばれたのは学域2年生2名のチームでした。2名のうち1名は情報セキュリティの初学者でしたが、チームでの活躍により優れた成果を出しました。また、特別賞に選ばれたチームは、300以上ものサイトを手作業で検査し、深刻な脆弱性を発見しました。

本取り組みは、学内情報システムのセキュリティ向上に貢献するだけでなく、学生に情報セキュリティを学ぶ良い機会を提供するもので、関係者および参加学生からも次回開催を望む声が大きく寄せられました。