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研究活動:研究・産学連携

データ関連人材育成拠点 研究室紹介

現実世界により近い複雑なゲームAIを開発する

名前 保木邦仁(ほきくにひと)准教授
所属 大学院情報理工学研究科
情報・ネットワーク工学専攻
OPAL-RING https://www.uec.ac.jp/research/information
/opal-ring/0005860.html

研究概要

有名な将棋ソフト「Bonanza(ボナンザ)」の開発者。知的な判断や能力を競うゲームを題材にして、賢い人工知能(AI)を開発する。ゲームAIの性能は今や、AIの能力を社会に示す上で重要な指標になっている。近年は将棋や囲碁から、トランプゲームの「大貧民」やマージャンなど、より複雑なゲームへと対象を広げている。

研究テーマ

ボナンザの開発

2005年に開発したボナンザは、2006年のコンピューター将棋選手権で初出場ながら優勝を果たす。2007年にはプロ棋士と対戦し惜しくも破れたが、2010年の対戦では女流王将に勝利。将棋の局面の優劣を数値に変換する「評価関数」をコンピューターに自動で学習させる手法を初めて導入し、将棋ソフトの概念を塗り替えた。

人間を支援するゲームAI

米グーグル傘下の英グーグル・ディープマインドが2015年に開発した囲碁AI「アルファ碁」と、続く「アルファ碁ゼロ」の登場は、ゲームAIに新たな世界を開いた。ディープラーニング(深層学習)によって強くなったこのAIを使い、人間の棋力を推定する囲碁AIを開発した。上級、中級、初級の三つのクラスに能力分けしておけば、同等のレベルの人と対局させられるようになる。

より複雑なAIへの挑戦

将棋や囲碁は2人で対局するが、現実世界ではそうしたケースは少ない。現在は3人以上でプレーし、不確実性のある「大貧民」や、マージャンのAIをディープラーニングを使って開発中。リアルタイムにプレーできるストラテジーゲームAIの開発も進める。自動車や金融など産業界とも共同で研究する。

経歴

化学で博士号を取得後、カナダのトロント大学での博士研究員時代にコンピューターチェスに関する論文を偶然見つけ、そこからゲームAIの研究にのめり込む。

研究・産学連携