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研究活動:研究・産学連携

データ関連人材育成拠点 研究室紹介

サービス・サイエンスの概念を取り入れたビッグデータ分析

名前 椿 美智子(つばきみちこ)教授
所属 大学院情報理工学研究科
情報学専攻
OPAL-RING https://www.uec.ac.jp/research/information/opal-ring/0000390.html
研究室ホームページ https://de.uec.ac.jp/tsubaki/

研究概要

サービス・サイエンスの概念・手法を使ったビッグデータ分析を行う。特に“人”の異質性を考慮し、確率や統計的手法、人工知能(AI)技術である機械学習を用いて人の行動や心理、思考の解明を目指す。これにより、人が使いやすい製品の開発や、周囲との関係性が深まる新しい価値の共創を伴ったサービスの向上につなげる。

研究テーマ

マーケティング

顧客や従業員(企業)を研究対象とし、大規模な購買データから幸福感や価値観などに基づくお勧めの商品を提案したり、個人に合ったサービスを提案したりすることで顧客と従業員の間に新たな価値の共創を試みる。また、オンラインレビューのデータから顧客の購買に関する価値観を抽出し、満足度を分析・予測することで購買行動を促進させる。顧客ニーズに合ったアプローチが可能な企業と顧客とのマッチングも手がける。

教育

学習者の個人差を考慮し、能力や勉強方法のモデリングを通じて有効な学習方法を提案したり、教師に適切な教育法を提示したりする。例えば、聞く、話す、読む、書くの「英語4技能」について学習プロセスのログデータを分析し、教育における方略の専門知から学習者の傾向を抽出して最適な学習方法を提案するほか、批判的思考能力モデルも研究している。

地域活性

地域の住民や地域行政を対象に、住民の幸福感や定住意識を分析して住み続けたいと思うまちづくりへの貢献を模索する。一例として、調布市における定住意識や消費行動を分析したり、ベイジアンネットワークを用いて国内における幸福度や元気度の地域差を明らかにしたりしている。

サービス・サイエンスにおける価値共創概念
調布市における定住意識や消費行動の分析研究

経歴

工学を軸に経営や教育、まちづくりなどを幅広く研究。サービス分野の人材育成や高大接続、社会での活躍に関するトランジションを考慮した研究を進めるほか、「リケジョ」の活躍も後押しする。

研究・産学連携
研究
産学官連携