このページの先頭です

メニューを飛ばして本文を読む

ここから本文です

サイト内の現在位置

ベンチャー支援活動:研究・産学連携

UECものづくりコンテスト 2018
入賞者紹介(6)

2018年09月10日

受賞者プロフィール

氏名 山根 大輝(やまね だいき)
所属 1 電気通信大学
情報理工学域Ⅰ類(情報系)2年
所属 2 ベンチャー工房
インタラクティブメディアラボ(IML)、
演劇同好会、調友東(卓球クラブ)
生年 1998年4月、島根県松江市生まれ
高校 島根県立松江北高等学校
部活 卓球部

山根 大輝さん

UEC進学の理由

高校の卓球部の副顧問で担任でもあった先生が親身になって話を聞いてくれた。その先生の親戚にUEC出身者がいることもあり、良い大学だと勧めてくれた。親も交通の便が東京-松江ならば、他の地域より良いと認めてくれた。部活の仲間と受験勉強に励み、それぞれ行きたい大学に進んだ。

受賞作品

名称

超広角同軸プロカム技術を用いた新しい天井照明装置

受賞

株式会社B-STORM賞(賞金10万円)
株式会社ダイコー電機賞(大型プロジェクター贈呈)

概要

デジタル技術を導入した新しいタイプの室内用照明器具。室内を明るくする点は既存の照明装置と同じ。加えて装置に内蔵したプロジェクタとカメラが室内のモノや人の言動に対応する。例えば、探し物を口にすると、それがある場所に光が当たる、テーブルの上のモノに光を当てて演出する、などAR的な新しい使い方ができる。ヘッドマウントディスプレイを装着しなくても、現実の日常空間にデジタル情報を表示できる。

用途

ワンルームマンションなどで光の演出効果も楽しめる照明。

動機

室内照明にデジタル技術を加えて新しいことをやってみよう、という試み。プロジェクタとカメラに使うレンズを一本に集約する、という技術的な課題に挑戦した。普通はそれぞれがレンズを持っている。これでは光を当てるためのレンズと対象物を捉えるためのレンズの位置が違うため、光の軸がズレてしまう。この問題を解消するため、ハーフミラーを使って光の軸を一つにまとめた。

ポイント

室内照明の新しい可能性を示した点。

インタビュー

出展の感想

卓球では全国大会に出たことがあるけれど、今回のようなコンテストは初めての経験だった。最初は緊張して説明もうまくできなかった。しかし、コアタイムになった頃には要領が分かって来場者に説明するのが楽しくなった。もっと話を聞いて欲しい!という気持ちになった。そんな楽しい経験ができた上に受賞までできた。いい思い出になった。

次年度参加者へのメッセージ

アイディアが大事だ。日頃から、こういうところにこういうものがあると便利じゃないか、とか考える癖をつけると発想が広がる。アンテナを張って積極的に参加すると良い。すごく楽しい。

成果発表会までの開発目標

ハーフミラーを使ってプロジェクタとカメラを同軸に調整するのが難しい。そこをクリアして天井照明が室内空間を演出する、という新しい経験をお伝えする。

在学中の活動方針

大学院進学に備えて勉強している。さらにIMLでは学部生の時から学会発表の機会があるので、プロジェクト活動で知識と実績をつける。大学の勉強を大事にしながら、ハードやプログラミングのスキルを上げて学部を出たい。

お問い合わせ

UECものづくりコンテスト事務局
メールアドレス:venture@sangaku.uec.ac.jp(産学官連携センター)

研究・産学連携
研究
産学官連携