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ベンチャー支援活動:研究・産学連携

UECものづくりコンテスト 2018
入賞者紹介(7)

2018年09月11日

受賞者プロフィール

氏名 吉澤 駿暉(よしざわ としあき)
所属 1 電気通信大学
情報理工学域Ⅰ類(情報系)2年
所属 2 ベンチャー工房
インタラクティブメディアラボ(IML)
生年 1998年8月、東京都練馬区生まれ
高校 東京都立大泉高等学校・附属中学校
部活 中高通してサッカー部

吉澤 駿暉さん

UEC進学の理由

ゲームのAIに興味があった。国立大で情報系を研究できるので選んだ。

受賞作品

名称

音声を大事に聴くための線香花火型音声再生デバイス

受賞

株式会社CRE-CO賞(賞金10万円)
モバイルクリエイト株式会社賞(賞金5万円)

概要

短い音声メッセージを大切な人に送り、送られた人はそれを大切に扱い、集中して聞くという動作を線香花火型のデバイスで象徴している。線香花火が持つ、はなかさ・風流さの性質を、デバイスに託した。デバイスには、小型のスピーカーとLEDがついていて、花火の光とメッセージの再生ができる。

用途

旅立つ友人への寄せ書きのように、一人の相手に大事なメッセージを伝えるときに利用。

動機

現代は、コミュニケーション技術が発達し、方法が多様化して便利になっている。言葉が簡単に伝えられてしまう手軽さゆえに、思いが伝わらないことがある。だからデジタルデバイスなのに取り扱い制限を加えることで、言葉を大切に伝えよう、というメッセージを形にした。

ポイント

メッセージを聞けるのは一度だけ、不注意に扱うとデータが消える、という不自由な制限を設けた。心が集中できる静かな場所で、メッセージを大切に聞いてもらうのが狙い。

インタビュー

出展の感想

プロトタイプがなくポスターだけだった。説明と質疑応答を何回も繰り返したおかげで、我々自身がこの企画の理解を深めることができた。例えば、「再生は1度だけで良いのか?」「扱い方を間違ったらデータが消える仕様で良いのか?」「使い捨てか?」「スパイ大作戦の指令のような使い方もできるのではないか」などの質問、アドバイスがたいへんありがたかった。
今回は3人チームで活動した。一人が武蔵野美術大学MAUの2歳年上の学生だった。大学の中では先輩・後輩の関係が少なかったので、チームの中で経験できてうれしかった。また発想が違うので、一方的にならずに済んだ。電通大の学生は、新規性や弱点をどう補うかに集中しがち。しかしMAU学生は、人に使ってもらうにはどうするか、という視点。今回、二つが組み合わさった。

協賛企業様へのメッセージ

表彰式の時、我々を評価してくださった企業様のコメントに「優しい」という言葉があった。我々は不自由を強いて「厳しい」と思っていたのに逆の言葉で表現してもらえたのが嬉しかった。ありがとうございます。

次年度参加者へのメッセージ

コンテストはいろんな人と発想と触れ合える機会。考え方の違う人を大切にしようと思える。そもそも一人だと面倒くさいから応募しないだろうけれど、チームを組むとやらなきゃ!と思う。チームの力は大きい。

成果発表会までの開発目標

プロトタイプを作って経験してもらえるようにする。

在学中の活動方針

2018年3月に、IMLのメンバーとして、情報処理学会インタラクション2018で発表した。初めての経験だった。英語論文を読む練習で、英語の大切さにも気づいた。大学院進学を考えているので後期が始まったら、研究室を幅広く見て回り、情報収集する。

お問い合わせ

UECものづくりコンテスト事務局
メールアドレス:venture@sangaku.uec.ac.jp(産学官連携センター)

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