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ベンチャー支援活動:研究・産学連携

UECものづくりコンテスト 2018
協賛企業インタビュー(2)
株式会社MNU 雪本修一氏

2018年08月30日

協賛企業インタビュー(2)

Q 今回、コンテストで作品をみた視点は?

  • A  面白い技術はないか、という視点で見ました。センサーでデータを取ってきて処理して・・・というのは一般に流行っています。そういう流行とは違ったものを期待していました。

Q 株式会社MNU賞(賞金10万円)はどこに出しましたか?

  • A  『ぴっ鳥帽:密着中の安心感を提示する帽子型デバイス』というテーマの水田柚花さん(情報理工学域Ⅰ類3年)、前田哲郎さん(同Ⅱ類2年)、福本有季子さん(同Ⅰ類3年)、平尾佳那絵さん(同Ⅲ類3年)らのグループです。

Q 評価ポイントは?

  • A  「ぴっ鳥帽」は、世の中にあってもなくてもいいようなもの。ムダだし、役にも立たない。けれどチームの女子学生たちが一生懸命説明してくれた。作ったものに愛着があるからこそ熱い説明ができる。そこに作り手の情熱を感じた。帽子を被って癒されるなんて普通は発想しないですよね。そして、あんな変わったものは作らないでしょう。でもそれを実際にやってのけた。見事な脱線です。脱線は、見識が深いからこそできること。私はこの学生たちに、頭の良さと電通大生らしさを感じました。

Q 受賞チームに期待することは?

  • A  すぐ役に立つものや売れそうなものは企業が手がけます。だから、大学や大学生は企業がやれないことをやるべきです。自由に好きなことをやれるのは大学時代です。だから、人からムダと言われても自分たちが愛着を持てることに青春をかけて欲しい。ただ、技術者として技術的なこだわりは持って欲しい。

Q 来年のコンテストに挑戦する学生へのメッセージをお願いします

  • A  自由な時間は学生時代のいましかないと思って今しかできないことは何かを考えて行動して欲しい。例えばOSを作るとかプログラミング言語を作るとか。基礎をしっかり身につけておくと将来の自分の力になります。普通の技術者は、与えられた課題を与えられた道具で作ります。電通大生にはその逆を目指して欲しい。
    成功した人を見ると運が99%で努力は1%。運は皆に平等に降り注いでいます。成功する人には運を掴む感性がある。運のいい人は運のいい人と付き合っています。人脈が大事。ただ、成功した人の話を聞くよりも、失敗した人の話を聞いて原因を知るほうが感性を磨くのに役に立つと思います。

協賛企業 プロフィール

協賛企業

社名 株式会社MNU
代表 代表取締役 雪本修一氏
本社 〒182-0026 東京都調布市小島町1-1-1
電気通信大学内 UECアライアンスセンターー314号室
事業内容 先端的なインターネット技術、ソフト・ハード技術を用いて企業の Web サイト構築や、独自アプリやソフトの開発を進める。
Webサイト  

インタビュイー

氏名    雪本修一氏(Shuichi Yukimoto)
生年 1974年8月、岡山市生まれ
大学 龍谷大学法学部
中学時代から卓球を始め、強豪校である関西高等学校に進学、卓球部に所属。インターハイで龍谷大学卓球部の監督に声をかけられたのがきっかけで龍谷大学に進学。卒業後は大阪で就職。就職先の寮仲間が熱中していたインターネットゲームを見てコンピュータに興味を持つ。自分で掲示板などのプログラムを作り始める。当時、営業の天才と呼ばれた社長が率いる不動産会社に転職。営業、マーケティングをこなしながら同社の社内システムを開発。30 歳のときライブドア不動産設立プロジェクトに同社から送り出され、東京に出たのを機に退職。しかしライブドア不動産は半年もしないうちに解散。人脈を活かしてフリーランス・エンジニアとして活躍。もっと基礎を学びたいと考え、電気通信大学修士課程に入学。1 年間は完全に仕事を離れ研究に没頭した。2011 年に電通大にインキュベーション施設が新設されたのを機に、MNU を設立、電通大ベンチャー認定を受ける。2016 年に電気通信大学プログラミング教室を開始、ボランティアとして支え続けている。

雪本 修一氏

お問い合わせ

UECものづくりコンテスト事務局
メールアドレス:venture@sangaku.uec.ac.jp(産学官連携センター)

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