遠藤駿さん(情報学専攻博士前期1年)が信頼性保全性シンポジウムで奨励報文賞を受賞
2019年07月23日
遠藤駿さん(情報学専攻博士前期1年)、横澤成望さん(総合情報学科卒業)、川上紗野花さん(総合情報学科卒業)、國井喬介さん(情報学専攻博士前期2年)、横川慎二教授(i-パワードエネルギー・システム研究センター)の研究グループが、7月18日、19日に日本教育会館で開催された信頼性保全性シンポジウム(R&MS 2018)で奨励報文賞を受賞しました。
R&MSでは、製品やシステムの先進的な信頼性・保全性・安全性に関して、産官学からの研究発表が行われています。本賞はR&MS2018で発表された報文37件のうち、一般投票では選出されにくい専門分野や理論的な研究の中から、今後の信頼性・保全性の研究への貢献や発展が期待されるものとして選出されます。
本発表は、複雑なシステムの劣化度の予測において、複数のオンラインモニタリングデータをグラフ化した画像データを用い、システム劣化の特徴量の抽出に畳み込みニューラルネットワークを応用したものです。従来の重回帰分析などの手法に比べて良好な正答率が得られることを示すとともに、劣化を抑制する運用条件の考察も可能としています。故障診断・故障解析分野でのAI・深層学習の適用を試みた報告であり、発表者の継続的研究と今後のさらなる貢献に期待するものとして選考されました。
- 表彰状
【題目】
畳み込みニューラルネットワークを用いたシステムの特性劣化の特徴量抽出と運用条件検討への応用
【著者】
遠藤駿、横澤成望、川上紗野花、國井喬介、横川慎二
- 表彰盾
- (新しいウィンドウが開きます)第48回 信頼性・保全性シンポジウム