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国立大学法人 電気通信大学

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相談窓口:教育・学生生活

アカデミックアドバイザー

数学、物理を中心に、教科に関する相談を、アカデミックアドバイザーが対応しています。
相談内容に応じて対面およびZoom等の活用により、課題解決をサポートします。まずはメールにて、状況をお知らせください。

由良 憲二(名誉教授 / 元Ⅰ類(情報系)教授)

令和3年度の新学期が始まり3か月が経ちました。皆さんには忙しい日々を過ごされていることと推察します。特に新入生の皆さんには高校までと勝手が違い、苦労なされているかもしれません。大学では、高校までの授業履修とは異なり、授業を聞いて提出課題を出せば十分というわけではなく、自ら資料や問題集を探して、演習問題を解いて、聞いた知識を活用できるようになることが大事です。実験はデータを整理するだけではなく、資料を調べて実験結果について色々と考えを巡らして、レポートとしてまとめることが重要です。その中で少しでも余裕をもって取り組めるように、教科書や実験資料を斜め読みでも良いので予習して、気になることをメモっておき、授業や実験に臨んではいかがでしょうか?

私は、昨年度まではⅠ類の教員で、学域では「オペレーションズ・リサーチ」を、大学院では「生産システム特論」の授業を担当していました。また、多くの卒研生や大学院生の研究指導を担当して参りました。学生生活において順調にいかないことが多々あることと推察します。特に学習上や研究上の問題で、もし心配事やお困りのことがありましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

渡邊 昌良(名誉教授 / 元Ⅲ類(理工系)教授)

大学生活は勉強だけではないと言われることがありますが、やはり学びが充実してこそ様々な活動も楽しめるのだと思います。大学の授業は、高校までで学ん だ基礎をもとに技術開発や研究の最前線に向かって一気に進んでいきます。ペースは高校迄に比べてとても早く、しかも内容が複雑で難しい箇所が多いです。そ の結果、もやもや感や置いてきぼり感を経験したひとは少なくないと思います。

気が付いていると思いますが、大学の学びには目的意識や主体性を持つことが大変重要なのです。でも、それがなかなか容易ではない、何かに熱中したいけど見つからない。そして、理系科目は一歩一歩の積み重ねで学ぶことが必須な学問と言われます。重要なことは日々の努力…、分かっているけどこれまたなかなか容易ではない…。数学と物理、面白そうだけど理解に苦労している…。

本学に入学した皆さんは、これまでに科学や技術で気になる分野やこれは面白いと思った経験をきっといくつか持っていると思います。やってみたい分野をすでに具体的に意識している人もいると思います。でも、もしかすると、それは学問の入口か技術の出口を外から眺めただけに過ぎないかもしれません。日々進歩する学問や技術の世界は、実はもっと奥が深く幅が広くて可能性と魅力に満ちています。そんなことを知るのも大学です。

皆さん、学修や研究で悩んだら聞かせてください。何をしたいのか、何が面白いのか、そして憧れや夢について等々。皆さんには自分がまだ気がついていない 潜在能力が沢山あります。大学生活とは、ときどきは立ち止まって考えてみる、そんな時間がとても大切です。つまずいたら一緒に考えましょう。細かなことで もOK、皆さんと話せる機会を待っています。

相談窓口

メールアドレス:academicadviser@office.uec.ac.jp