福島県立双葉高等学校へ辞書・参考書等を提供
2011年04月28日
本学では、4月26日(火曜日)にこの度の東日本大震災での被災及び福島第一原子力発電所の放射能漏れの被害に直面している福島県立双葉高等学校の生徒への学習支援の一環として、辞書及び学習参考書等の提供を行いました。
福島県双葉郡双葉町に位置する同校は、福島第一原子力発電所を中心とする半径20km以内の地域にあり、学校そのものが現在避難指示地域内にあるため、県内の福島南、あさか開成、葵、磐城、相馬高等学校の5つの高等学校でサテライト授業が実施される状況下にあります。
本学の位置する東京都調布市にある味の素スタジアムでは、いわき市や双葉町等から避難してきた同校をはじめとする小中高校生に対し、調布市被災者支援ボランティアセンターの呼びかけにより学習支援が4月中旬の受け入れ期間終了まで行われ、その支援活動を、同大学を中心とした約20名の学生が担っていました。
本学では、さらなる学習支援の一助として、同大学学生支援センターが被災児童・生徒への辞書・参考書等の提供を学内の教職員、学生、関係者に呼びかけを行い、集まった英和などの辞書約150冊、学習参考書約90冊を、今回第1陣として、5月9日の同校のサテライト授業開始に向けて発送しましたが、今後集まったものについても引き続き被災地へ届ける予定としています。
- 今回学内より寄贈された約240冊の辞書・参考書等
- 発送作業を行う電気通信大学の学生たち
- 今回の提供を呼びかけた阿部浩二学生支援センター長(左)と佐々木啓子教授(右)