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お知らせ

【報告】第5回国際PBL

2014年01月29日

2013年12月16日から約1週間にわたって、ICT国際プロジェクト教育科目(国際PBL)のワークショップが本学で開催されました。この国際PBLは、今後のグローバルな社会でリーダシップを取れる、国際性と実践力に優れた高度人材の育成を目標に、院生を対象としてPBL (Project Based Learning) 形式で、学生主体の国際連携教育を行うものです。今年度は韓国から漢陽大学(HYU)が参加し、本学、北京郵電大学(BUPT)との日中韓3大学による国際PBLが、3専門コース(ワイヤレスネットワーク、ディジタル信号処理、セキュリティ)で実施されました。

BUPT、HYUからの来訪教員の学長表敬

国際PBLは最初に集中授業と課題設定を行う合同ワークショップ、3大学の学生がコース別にいくつかのグループに分かれ、それぞれの大学に帰って、遠隔教育システムVSS(Virtual Seminar System)等を介して行う国際連携の教育、最後に再度の集中授業と、課題に対して学生が連携しながら解決し、グループ間の競争条件下で達成した成果物を持ち寄り、性能評価と優秀グループの表彰を行う合同ワークショップから成っています。今年度の最初の合同ワークショップは9月23日から28日までBUPTで開催されました。

今回の総括ワークショップでは、BUPTから学生12名、教員5名、HYUから学生3名、教員2名が来日、本学からも受講生16名、教員4名、TA7名が参加しました。開会式に続き合同授業が行われ、各コースの教員からPBL成果物の評価方法の説明があり、コース毎に別室へ分散集合、各教室で3大学の受講生を混合構成した複数のグループで協議の後、学習内容を総合化した機器について最終評価が行われ、優秀なアイデアの提案、成果物の性能の最も優れていたグループの判定が行われました。最後に全員集合し、全コースの各グループから成果発表が行われ、引き続き開催された懇親会で、本学福田理事から成績優秀グループへ表彰状が授与されました。その後、本学のUECコミュニケーションミュージアムやいくつかの研究開発拠点を対象としたキャンパスツアーや学生主体のスポーツイベント等が企画、開催され、参加学生の親睦が図られました。またBUPT、HYUの大学別に関東周辺等へ史跡訪問や都内散策が行われ、参加者は我が国の歴史や文化への理解を深めていました。

2013年度国際PBLの開会式
国際PBLワークショップへの参加者
優秀グループの表彰