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お知らせ

【報告】第6回国際PBL

2015年02月16日

2014年12月14日から19日まで6日間に亘って、ICT国際プロジェクト教育科目である国際プロジェクトベースラーニング(PBL)のワークショップが本学で開催されました。
この国際PBLは、今後のグローバルな社会でリーダシップを取れる、国際性と実践力に優れた高度人材の育成を目標に、大学院生を受講対象とし、PBL(Project Based Learning) 形式で、学生主体の国際連携教育を行うものです。昨年度に続き今年度も、本学と中国・北京郵電大学(BUPT)、韓国・漢陽大学校(HYU)の日中韓3大学が参加し、共同授業に続き、国際PBLの3専門コース(ワイヤレスネットワーク、ディジタル信号処理、ロボティクス)に分かれ、各コース毎に複数の3大学混成グループを構成し、PBLの成果物の性能を競い合いました。

国際PBLは最初に集中授業と課題設定を行う合同ワークショップ、3大学の学生がコース別に複数のグループに分かれ、それぞれの大学に帰って、遠隔教育システムVSS(Virtual Seminar System)等を介して行う国際連携の教育、最後に再度の集中授業と、課題に対して学生が連携しながら解決し、グループ間の競争条件下で達成した成果物を持ち寄り、性能評価と優秀グループの表彰を行う合同ワークショップから成っています。今年度の最初の合同ワークショップは8月24日から28日までBUPTで開催されました。

今回の総括ワークショップでは、BUPTから学生14名、教員5名、HYUから学生4名、教員2名を招聘し、本学からも受講生16名、教員4名、ティーチングアシスタント(TA)4名が参加し、大学院レベルのPBL授業に取り組みました。開会式に続き合同授業が行われ、各コースの教員からPBL成果物の評価方法の説明があり、コース毎に別室へ分散集合、各教室で3大学の受講生を混合構成した複数のグループで協議の後、学習内容を総合化した機器について、アイデアや性能の最終評価が行われ、優秀なアイデアを提案した、或いは成果物性能の最も優れたグループが選抜されました。またコース毎に全グループがPBLの成果を総括したプレゼンテーションを行いました。厳しいスケジュールでしたが、それぞれチームワークでなんとか課題を解決することができました。最後に全員集合し、各コースで成績優秀により選抜されたグループが代表し、成果発表が行われました。引き続き表彰式と併せ学生交流を図る懇親会が開催され、成績優秀グループへ表彰状が授与されました。

最終日には、中国・韓国からの招聘者をTAが案内し、本学のUECコミュニケーションミュージアムを見学、引き続き、お台場にある日本科学未来館を訪問し、ロボティクスなど最新の科学技術を楽しく学び、内容の濃い6日間となりました。

BUPT、HYUからの招聘教員の幹部表敬
2014年度国際PBLの開会式
国際PBLワークショップへの参加者
PBL成果物の性能実験風景
優秀グループの表彰
お台場の未来科学館を訪問