【メディアリリース】小脳における記憶の定着過程の理論を提唱 ~「一夜漬けより毎日コツコツと」の仕組み解明へ~
2015年03月03日
ポイント
- 小脳における運動記憶の定着過程を理論的に解明
- 運動学習における「一夜漬けより毎日コツコツと」の仕組みが明らかに
- より効果的な学習・記憶法の確立や知能ロボットの開発への応用が期待
本学の山﨑匡助教(情報・通信工学専攻)らの研究グループは、小脳の運動学習の理論を構築し、運動の記憶がトレーニング後に小脳内でどのように定着するのかを理論的に明らかにしました。本研究の成果は、運動記憶の形成メカニズムについて、これまで報告されてきた異なった断片的所見を統一して解釈する理論的枠組みを提供すると共に、より効果的な学習・記憶法の確立や、生物の運動学習のメカニズムに基づいて動作を自ら獲得する知能ロボットの開発への応用が期待されます。
本研究の成果は、米国科学アカデミー紀要「Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America」オンライン版(3月3日付け: 日本時間3月4日)に掲載されました。
詳細は下記PDFをご覧ください。
関連リンク
- (新しいウィンドウが開きます)山﨑 匡 研究室
- (新しいウィンドウが開きます)Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America Early Edition
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