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お知らせ

【報告】The Irago Conference 2016

2016年11月11日

平成28年11月1日、2日の丸二日間にわたり、電気通信大学と豊橋技術科学大学との共催によりIRAGO (Interdisciplinary Research And Global Outlook) 2016カンファレンスが電気通信大学講堂で開催されました。このカンファレンスは、広範な科学分野の専門家の相互理解の下で異分野融合のプラットフォームを構築することを目的として、2011年から毎年開催されているものです。第6回目となる今回は開催場所を調布市の電気通信大学に移しての初めての開催となりました。このカンファレンスは、大学院生がこのカンファレンスへ参加することを通じて、国際的に著名な科学者・技術者、企業家やオピニオンリーダと直接対話し、21世紀の科学・技術に係わる主要な問題を肌に触れて理解することを目指しています。

今回のカンファレンスでは「科学における波」をテーマとして、最近話題の重力波から医療セラピー用音楽の波まで、さまざまな「波」を取り上げ、招待講演19件、一般口頭発表3件の他、大学院生による口頭発表(大学院生セッション)14件に加えてポスター発表90件の論文発表がおこなわれました。近くは香港、遠くは南アフリカからの招待参加者を含め、二日間にわたって延べ約200名弱による討議が活発におこなわれました。

11月1日のBreakでの参加者集合写真

大学院生セッションでは聴講者によるBest Presentation Awardの投票があり、11月1日発表者の中から豊橋技術科学大学大学院工学系研究科の学生が受賞し、11月2日の発表者からは電気通信大学大学院情報理工学研究科の学生が受賞しました。90件のポスターについても参加者投票が行われ、電気通信大学大学院情報理工学研究科の学生にBest Poster Awardが贈られました。

ポスターセッションでの若手研究者・院生の議論

カンファレンスの進行内容は今年もインターネットで生中継・配信された他、休憩時間中には電気通信大学の学生がメンバーとなっているチーム批魅鼓による和太鼓の演奏が行われ、カンファレンス参加者はリラックスしながら心地よいリズムを刻む音響に浸っていました。また,バンケットではこの和太鼓に琴とバイオリン・ピアノが参加した和洋楽器のコラボも実現しました。

チーム批魅鼓による和太鼓演奏

なお、本カンファレンスの発表論文の一部は、査読付きのオープンアクセス論文としてアメリカ物理学協会 (AIP: American Institute of Physics) から出版される予定です。来年2017年も電気通信大学でThe Irago Conference 2017を開催する予定です。広範な分野の研究者及び学生のご参加を期待します。

カンファレンスの詳細については下記リンクをご覧ください。