【メディアリリース】100%バレー分極状態を初めて実現ーバレートロニクスへの新たなアプローチー

2017年05月24日

本学情報理工学域Ⅲ類（理工系）物理工学プログラムの伏屋雄紀准教授およびパリ高等物理化学学校のKamran Behnia教授らの国際共同研究グループ（※）は、強磁場（約50テスラ）において、ビスマスの電気伝導度が従来予測を裏切り、急激に上昇することを発見しました。詳細な理論解析を行うことで、この上昇の起源は完全バレー分極にあることを突き止め、磁場を用いて初めて100%バレー分極状態に達成したことを証明しました。

（※）国際共同研究グループ
電気通信大学大学院情報理工学研究科伏屋雄紀准教授
パリ高等物理化学学校（ESPCI ParisTech）Kamran Behnia 教授、Benoît Faququé 研究員
華中科技大学 Zengwei Zhu 教授、Jinhua Wang 研究員、Huakun Zuo 研究員
ロスアラモス国立研究所 Ross D. McDonald 研究員